スーパーGT第1戦岡山GT250kmのノックアウト予選Q2、Q3がQ1から90分のインターバルをおいて15時より行われた。Q3まで残って、ポールポジションを獲得したのはGT500クラスがKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)、GT300クラスはJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中 哲也/平中克幸)となった。
■ノックアウト予選Q2
Q2予選は、15時よりスタート。まずはGT300クラスQ1上位16台で10分間。ここでは各車タイムアタックを開始した5分頃、青木孝行(JLOCランボルギーニRG-3)がリボルバー立ち上がりでスピン。このため赤旗が提示されアタックが中断される。青木は自力でピットに戻るもののSGTスポーティングレギュレーションにより失格となる。
再開後、松浦孝亮(ARTA Garaiya)がトップに立つが、平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)がこれを上回り、最終的には加藤寛規(エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電)が1分33秒242でこのセッションをトップで締めくくった。平中は2位、松浦は3位につけた。
GT500クラスQ2は、早々に立川祐路(ZENT CERUMO SC430)がトップに立ったが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SC430)が1分24秒737でこれを逆転してQ2をトップで終えた。立川は6位まで落ち、2位には金石年弘(KEIHIN HSV-010)が、3位にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が入った。
ENEOS SUSTINA SC430、ウイダーHSV-010はこのQ2で敗退となった。
■ノックアウト予選Q3
Q3はGT300、GT500とも8分間。まずはGT300クラスの10台から。最初のアタックで高木真一(ARTA Garaiya)がトップに立ったが、吉本大樹(triple a Vantage GT2)がすかさず逆転、そして最終的にポールを奪取したのが1分33秒264で田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)。1~3位までが0.125秒に納まる僅差の争いを制した。
GT500クラスは7台でのポール争い。こちらもトップが目まぐるしく代わった。まずは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430)がトップに立つと、塚越広大(KEIHIN HSV-010 )が逆転トップ。さらに中嶋がトップを奪い返すと、塚越も負けじと1分24秒507で中嶋を0秒7差で圧倒して逆転。このままポールポジションを決めた。2位には松田次生(カルソニックIMPUL GT-R)、3位には伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)が割って入り、中嶋は4位に落ちた。
明日22日は、8時30分より45分のフリー走行を行った後、14時より68周の決勝レースが行われる。予報は雨。予断を許さない展開になりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA