GT500クラス #6ENEOS SUSTINA SC430
- 伊藤大輔
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本当に嬉しいです。このチームに来て4年間、スポンサーのエネオスさんにも優勝をプレゼントできていなかったので、今回の勝利は格別です。できれば花輪さん(故花輪和夫氏/株式会社ルマン代表取締役)が生きていらっしゃるうちに優勝したかった。そういう意味でも格別の勝利です。
スタートで失敗して2台に前に行かれてしまい、JPが僕の居るところに切り込んできましたが、殆どダメージ無く切り抜けることが出来ました。しかしタイヤの空気圧を高めに設定したことが裏目に出て、すぐにグリップダウンしてしまい、スティントの後半は耐えるだけの走りになり、最後はどうしようもなくなってピットに入りました。
昨日の時点ではここまで苦労するとは思っていなかったので、大嶋選手が走っているのを見ている間もヒヤヒヤしていました。彼だったら絶対に抜かれないと信じていましたが、胃が痛くなりましたね。 - 大嶋和也
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本当にほっとしました。今までは僕が乗っている間に抜かれて順位を落としてしまうレースが続いていて、悔しい思いをしていたので、教勝てて本当に嬉しいです。
大輔さんが走っている時に、タイヤがもたないのが分かったので、最初からセーブする走りをしました。それでも残り3、4周は辛かったです。終盤に後ろに追いつかれて「やばい」と思ってプッシュしましたが、タイヤが残っていなくてヒヤヒヤものでした。
GT300クラス #3S Road NDDP GT-R
予選6位というのは優勝が狙える位置ではなかったんですが、決勝のペースは良いのがわかったので、今回はタイヤ2本交換作戦を考え、タイヤをもたせながらもバトルに加わることが出来たので、自分の中ではベストの走りが出来たと思います。
エンジニアが素晴らしい方で、2本交換、4本交換それぞれのシミュレーションをして下さった中で、今回は2本交換でいこうということになり、それに合わせた形で平均ラップが良くなるセッティングをしてくださったので、非常に安定した走りが出来、すごく走りやすかったです。
アウトラップの順位は分かんなかったんですけど、SLSが上位に居るだろうとは思っていたので、それだったら絶対抜かれたくないと思って走りました。耐久といえどもレースなので、やるなら抜居てやろうと思って走りました。
後ろを引き離していましたが、今回は非常に重い一勝なので、最後まで緊張しながら走りました。
Photo: Keiichiro TAKESHITA