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SGT:第3戦セパン公式予選 ウイダーHSV-010 の小暮が今季初ポールを獲得!! (GTA)

 AUTOBACS SUPER GT第3戦「AUTOBACS SUPER GT第3戦」の予選が、6月18日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・543km)で行われた。ウイダーHSV-010 の小暮卓史がポールポジションを獲得。ウイダーHSV-010 の小暮/ロイック・デュバル組は、6月19日の決勝レースを最前列からスタートする。

 今大会の予選は、スーパーラップ方式で行われる。まず、予選1回目に各クラスの周回タイム上位10台が選抜され、予選2回目となるスーパーラップに進出。ここで1台ずつのタイムトライアルが行われ。ポールポジションから10位までが決められる。それ以下の順位は予選1回目の順位で決まる。上位選手によるこん身のドライビングがじっくり見られ、走る方も周囲を気にせず思い切り走れる予選方式だ。

 午前中に行われた予選1回目では、S Road MOLA GT-Rが1分56秒551でトップを獲得。昨年のGT500クラス王者のウイダーHSV-010 は、0.660秒差で2番手につけた。

 そして17時13分より行われたGT500クラスのスーパーラップは、予選1回目の10番手から順次スタート。最後から2番手に登場したウイダーHSV-010 の小暮卓史は、非常にスムーズで速かった。その時点で最速となる1分55秒984と、唯一の55秒台を叩き出す。これに対し、最後に走ったS Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)は56秒台に留まり、2番手で終わった。これで小暮の今季初ポールポジションが決まった。

 小暮にとっては、昨年の最終戦以来で通算12回目のポールポジション。昨年デビューしたホンダHSV-010 GTにとっては、前戦に続き今季2回目、通算6回目のポールポジションとなる。

 GT300クラスは、初音ミク・グッドスマイルBMWの谷口信輝が、2分8秒499でポールポジションを獲得した。谷口は通算3回目、BMWとしては4度目だが、今季から走行する新型のBMW Z4にとっては初のポールポジションとなった。

■ポールポジション選手コメント
No.1 ウイダーHSV-010 [GT500] 小暮卓史
「本当に嬉しいです。今季、クルマのパフォーマンスは十分にあったんですが、ここまで2戦は思うように行かず、結果が出なかった。それだけに、今回はポールポジションを絶対獲るんだと、昨年の(タイトルが懸かった)最終戦のようなプレッシャーがありました。午前の走行よりはグリップ感があり、安定指向のクルマにしていたので、安心して攻められました。ウェイトハンデも少ないですし、ポールポジションですから、明日の決勝は優勝しかないと思っています」
No.4 初音ミク グッドスマイル BMW [GT300] 谷口信輝
「僕たちのクルマは(車両の規定もあって)直線番長なので、コーナリングサーキットのセパンでは、正直向いていないと思ってました。でも、朝からトップを争えて驚いたくらいです。今回はヨーロッパからエンジンのエンジニアにも僕が無理を言って来てもらい、チームもクルマを(規定上)改造できない中、いろいろやってくれてホント感謝しています。このサーキットはタイヤに対し攻撃的(消耗しやすい)なので、決勝はタイヤをコントロールしながら、ポールポジションでストレートも速いので“通せんぼして行こうと思います(笑)」
Text: GTアソシエイション


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