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SGT:第1戦岡山公式練習 荒天で赤旗5回の大混乱。トップタイムは#38ZENT SC

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スーパーGTの2013シーズンがいよいよ開幕。
第1戦の舞台は岡山国際サーキット。
しかし残念ながら公式予選日は低気圧の接近によりあいにくの雨模様。予選に先立っての公式練習は午前9時より2時間で行われたものの、途中5回もの赤旗が出る大荒れの展開となった。
この状況の中、トップタイムを記録したのは序盤にスリックタイヤで1'25.758を記録した#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)。
GT300クラスも#87ラ・セーヌランボルギーニGT3(山内英輝/吉本大樹組)が序盤に総合でも7位に相当する好タイムを記録してトップとなった。

公式練習の始まった午前9時の時点では雨は小康状態になっており、各車スリックタイヤで走行を開始したものの、30分と立たないうちに雨脚は強まり、相次いでウェットタイヤを投入することに。
この影響でセッション開始当初からスピンする車両が続出、ついには開始45分でバイパーコーナーでスピンアウトした#38ZENT SCを回収するために赤旗中断となってしまった。ドライバーは平手晃平だ。

38号車はマーシャルの手を借りて自走でピットに戻り、セッションは9時50分に再開となったが、わずか6分後に今度は#19ウェッズスポーツSCが最終コーナー手前でスピン。イン側の縁石に乗り上げて身動きが取れない状態になったため、再び赤旗が提示された。

さらに午前10時には#9攻殻機動隊ポルシェが単独スピンでウォールに突っ込み、左フロントフェンダーを破損したことにより三度目の赤旗。
すぐに走行は再開されたが、こんどはモスSで#55ARTA CR-Zがスポンジバリアに突っ込み、コース上にパーツがまき散らされたために四度目の赤旗が残り30分を目前に出されることになった。
ドライバーの小林崇志は自力では下りられなかったものの、無事。
しかし車両は前も後ろも酷く破損しており、公式予選への影響が懸念される。

走行は10時43分にGT300の専有走行から再開されたが、すでに路面コンディションはタイムアップを期待できる状態ではなくなっており、8分後に再び赤旗が。
結局この赤旗を持って公式練習は終了となり、開始早々に#38号車がスリックタイヤで記録した1'25.758がこのセッションのベストタイムとなった。

第1戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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