SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿決勝は#1S Road MOLA GT-Rが今季初勝利を挙げる。GT300は#66アストンマーチンが独走優勝

スーパーGT第5戦「ポッカ1000km」は#1S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が最後まで手綱を緩めずに173周を走りきり、今季初勝利を挙げた。

1号車は141周目に最後のピットストップをすませると、その後もファステストラップを何度も更新する攻めの走りでクインタレッリがトップを独走、最後は2位に12.950秒の大差を付け、今季初の優勝をものにした。同時にこれはニッサンGT-RにとってもGT500クラスでの今季初勝利となった。

またその後方には#23モチュール、#12カルソニック、#24D'stationと一時はGT-Rが1-2-3-4を形成する。

しかし終盤に入って#17ケーヒンHSVが再び右リヤタイヤのバーストに見舞われて130Rで激しいクラッシュを起こし、このレース2度目のセーフティーカーが導入された。幸いドライバーの塚越広大は無事だったが、このSCランが上位陣の差を縮める結果となった。

ここで息を吹き返したのが#35KeePer KRAFT SCだった。35号車はレース再開となった直後から#12カルソニックGT-Rの背後に迫り、165周目の1コーナーでアウトから抜去って3位に浮上すると、167周目の130Rでは#23モチュールのインをついて2位に。この際に#12カルソニック、#24D'stationも#23モチュールを抜き去ってそれぞれ3位、4位でフィニッシュした。

一方GT300クラスは、それまでトップを独走していた#66アストンマーチンが終盤に入って失速、#3S Road GT-Rを駆る関口雄飛が一時は10秒差にまで迫ったが、3号車に対して黄旗追い越しによる10秒ストップのペナルティが下り、66号車が逃げ切る格好になった。3位には相次ぐペナルティに苦しんだ#88マネパ ランボルギーニGT3が入った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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