SUPER GT

SGT:吉本大樹レースレポート2012(SGT_第6戦_FSW)

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【Hiroki Yoshimoto Race Report 2012】
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2012.9.8-9
Round_6 FUJI SPEED WAY

triple a vantage GT3、レース前半でトップに躍り出るも
まさかのエンジントラブルで、痛すぎるリタイヤ

【Result】

9.8  FP : 4 th (1'41"384)
9.8  Q1 : 3 rd (1'41"166)
9.8  Q2 : 7 th (1'41"722)
9.8  Q3 : 6 th (1'40"991)

Starting Grid : 6 th

9.9  FP : 7 th (1'42"336)
9.9  Final : DNF (0 pt)

Series Ranking (Driver's / Team's) : 3 rd (47 pt) / 5 th (57 pt)

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【公式練習・予選】 2012.9.8 (Sta)
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triple a vantage GT3、94kgのウェイトを積みながら
予選はQ3に進出~決勝6番グリッドを獲得!!

【公式練習】 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:27度/30度>終了:27度/37度
【公式予選】 天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1開始時26℃/35℃、Q2開始時28℃/40℃、Q3開始時26℃/34℃

2012 AUTOBACS SUPER GT第6戦の舞台は静岡県の富士スピードウェイ。前戦鈴鹿では最後尾スタートからの劇的優勝を果たしたA Speed & triple a vantage GT3はチャンピオンシップ争いにおいても一気にトップに浮上、悲願のシリーズチャンピオン獲得に向け大事な一戦となるレースに挑む事となった。

迎えたレースウィーク初日。雲がやや多いものの、まずまずの好天に恵まれたこの日の富士スピードウェイ。フリープラクティスセッションは午前9時40分にスタート。コンディションは終始安定したドライコンディション。するとここでtriple a vantage GT3に乗り込んだ吉本大樹がセッション開始早々に1'42"674のトップタイムをマーク。前戦鈴鹿からの勢いを感じさせる走りを披露する。ところがその後1'41"384までタイムアップしたところでエンジン周りからオイルが漏れだすトラブルが発生しピットイン。残りのセッションを走る事が出来ず、最終的には4番手でこのセッションを終了する事となった。

原因の箇所によっては予選出走を諦めなければならない可能性もあったこのトラブル。しかし何とかこのトラブルは予選前に修復が完了、triple a vantage GT3は無事公式予選に挑む事となった。その予選Q1セッションでマシンに乗り込んだのは吉本大樹。すると吉本はフリープラクティスで満足に走行できなかったハンディを感じさせない走りで3番手タイムをマーク。予選Q2に駒を進める事に成功する。すると予選Q2セッションに出走した星野選手も確実な走りで7番手タイムをマーク。さらにその後のQ3セッションでは再び吉本がマシンに乗り込みコースイン、ここでも94kgものウェイトを積みながら1分40秒台に乗せる1'40"991をマークして決勝6番手グリッドを確保。「本当は2列目までに入りたかったけど、積んでいるウェイトを考えればトップから0.5秒差というのは全然悪くない」と、翌日決勝での追い上げを期待させながらこの日のセッションを終える事となった。

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【決勝】 2012.9.9 (Sun)
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triple a vantage GT3、レース前半でトップに躍り出るも
まさかのエンジントラブルで、痛すぎるリタイヤ

【決勝】 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:29度/45度>途中:28度/42度>終盤:28度/35度

前日同様、雲はあるもののまずまずの好天に恵まれた日曜の富士スピードウェイ。決勝に向けた最終調整の貴重な時間となる決勝前フリー走行では7番手タイムをマークしたtriple a vantage GT3。

決勝ではライバル勢に対して給油で20秒程のロスが予想される事もあり、スタートを担当する吉本大樹は「出来るだけ自分のスティントでトップになって帰ってきたい」と序盤でのポジションアップを狙いグリッドへ。その後、真夏のような日差しがグリッドに照り付け、気温29℃、路面温度45℃となった午後2時にいよいよ第6戦決勝がスタート、66周に及ぶ戦いの火ぶたが切って落とされた。

するとそのスタート直後、ここにまず波乱のレース展開が待っていた。何とPPから好スタートを切ったNo.31 apr HASEPRO PRIUS GTが1コーナーでスピン~コースアウト。代わってトップに立ったのは予選2位のNo33 HANKOOK PORSCHE。6番手グリッドからスタートを切った吉本大樹は、「最初の5周位はタイヤに熱が入らず苦労した」としながらも一台づつ前の車をパスしてゆき、レース序盤の内に3番手に浮上する事に成功する。更に、「自分たちが選択した(タイヤの)コンパウンドを考えれば、各スティントの中盤~後半に強い事は解っていた」と、その後見事にNo16 MUGEN CR-Z GTとNo33 HANKOOK PORSCHEを攻略。スタート前の思惑通り自らのスティントでトップに浮上、ここからピットストップで失うと予想される最終的に必要な20秒のマージンを稼ぐ為、猛プッシュを開始する。

ここまでは順調に事が運んでいたtriple a vantage GT3。ところが吉本がピットに戻り星野選手とドライバーチェンジを行った直後に悪夢が待ち構えていた。なんと星野選手がコースに入ってわずか数周後からエンジンの点火系にトラブルが発生。12気筒のうち1気筒が機能しない状態となってしまいピットイン。結局このトラブルには為す術も無く、結果triple a vantage GT3はチャンピオンシップを争う上では痛すぎるリタイヤでこのレースを終える事となってしまった。

12' SUPER GT SERIES Round_6 / FUJI SPEED WAY
2012.9.8 (Sat) Free Practice & Qualify
2012.9.9 (Sun) Final
Text : www.hiroki-yoshimoto.com

【Aspeed Official Site】 http://www.aspeed.co.jp/
【SUPER GT SERIES Official Site】 http://www.supergt.net/jp/
【吉本大樹 Official Site】 http://www.hiroki-yoshimoto.com/

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【吉本大樹コメント】
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また勝てるチャンスのあるレースを落としてしまいました。このタイミングでノーポイントは本当に痛いです…。原因はハッキリしていませんが、鈴鹿のレース終盤に起こったトラブルと症状が似ているようなので同じ所の問題かもしれませんね。重いなりに良いレースをしていたし、悪くても表彰台は堅かった。チャンピオンシップを考えると非常に痛いレースとなってしまいました。

残りはたった2戦。一つでも落とせばチャンピオンの可能性はなくなります。絶対に取りこぼしの無いように次戦オートポリスは勝たなければなりません!

エイチワイ・マネージメント有限会社



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