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S耐:第4戦鈴鹿決勝 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)が開幕からクラス4連勝!

 スーパー耐久第4戦「SUPER TAIKYU SUZUKA 300km」は23日、鈴鹿サーキットで300km(52ラップ)の決勝レースを行い、ST-1クラスのPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)が総合優勝を果たした。ST-2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)が、ST-3クラスは岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が、ST-4クラスはTRACY SPORTS S2000(金子昌広/松井猛敏/藤村政樹組)が、ST-5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれ優勝した。

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 スーパー耐久第4戦はWTCCのサポートレースのため10時ちょうどにローリングラップがスタート。路面も乾き蒸し暑い中での決勝レースを迎えた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの28号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/フェイ・ホーン・オオイ組)の片岡。2位には僚友の1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)柳田がつける。この2台は1~3秒ほどの間隔を保ちながら、3位以下とは異次元のスピードで後続を引き離していく。

 しかし、18周終わりに28号車BMWが片岡からハイルマンに、19周終わりで1号車BMWが柳田からアンにドライバーをチェンジするとピット作業の差でこの2台の順位は逆転、1号車BMWのアンがトップに立った。

 1号車BMWは早くも29周目に2回目のピットストップを行い、ドライバーをアンから谷口にチェンジ。ハイルマンのスティントを引っ張った28号車BMWは37周目に再び片岡がドライブ。片岡は2位でピットアウトするが、トップを走る谷口との差は10秒ほど。

 ここから片岡はトップの谷口より1秒ほど速いラップタイムを刻み谷口に迫る。そして49周目には1秒3、ファイナルラップに入る51周目にはついに0秒5まで詰めた。そして最終シケインで片岡は谷口にしかけるが、かなわず、結局0秒222の鼻差で谷口が逃げ切り開幕からのクラス連勝を4と伸ばした。

 ST-2クラスは序盤、新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)の菊地がレースをリード。2位にはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)の阪口がつける。

 しかし、オープニングラップでシケインのクラッシュがあったため、セーフティカーが4周終わりまではいる。その間にピットインしたエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がドライバーを峰尾から高木にチェンジ。追い上げを始める。

 コルトスピードは高木から再び峰尾にドライバーチェンジすると順位を2位まで上げてきた。そして、39周終わりでオガワランサーがトラブルでピットインすると、ついにトップに立ちそのまま優勝を果たした。

 ST-3クラスはassetテクノZ33(NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔組)の浜野が序盤をリード。やはり、SCカーラン中に早めのピットストップを行った岡部自動車マイロード協新計測RX-7(杉林健一/小松一臣/増田芳信組)、岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が後方から追い上げる展開に。

 最終ドライバーを任されたZの田中哲也は45周目のスプーンでトップに立っていたRX-7の小松をパス。まま逃げ切りクラス優勝を飾った。

 ST-4クラスは、終盤TRACY SPORTS S2000(金子昌広/松井猛敏/藤村政樹組)がトップに立つが、なんとペナルティストップとドライビングスルーペナルティと2度のペナルティを受けながらも追い上げてきたホンダカーズ東京 G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)と最終ラップでデッドヒート。シケイン立ち上がりでインテグラがS2000に並び、接触しながらゴールラインを通過するが、なんと0秒044差でS2000が逃げ切った。

 ST-4は序盤、BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がレースをリード。中盤にエンドレス・アドバン・トラストヴィッツ(駒木孝有/添田正/井尻薫組)に逆転されるがフィットの最終スティントを任された前山が、前をゆくヴィッツを抜き去り、クラストップでゴールした。

 次戦はツインリンクもてぎに舞台を移し第5戦が11月16日にオーバルで、第6戦は翌日17日にロードコースで開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum


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