鈴鹿サーキットで開催されているスーパー耐久シリーズ2008第1戦の公式予選は、#50PETRONAS SYNTIUM BMW
Z4M COUPE(フェリーク・ハイムラン/柳田真孝組)がポールポジションを獲得。
柳田は2分9秒785と、コースレコードを1秒以上短縮してAドライバートップの#1エンドレスZを逆転してみせた。
ST2クラスは#6DIXEL☆新菱オートEVOIXMR(富舛朋広/関豊/野田勝義組)
ST3クラスは#333エクセディH.I.S.イングスZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)
ST4クラスは#51AGY ings インテグラ(井尻薫/黒木英春/黒木健次組)がそれぞれトップだった。
(天候:晴れ コース:ドライ)
スーパー耐久の2008シーズンもいよいよ開幕。
今年は鈴鹿サーキットが第1戦の舞台だ。
公式予選は午後0時50分よりAドライバー、1時35分よりBドライバーの走行セッションが、各クラス15分間で行われた。
昨年予選で圧倒的な速さを何度もみせつけてきたBMW Z4Mクーペは今年から2台体制となり、 この2台ともが好タイムを連発して相変わらずの俊足ぶりをアピールする。
昨年王者の#1エンドレスZもAドライバーの青木孝行が2分10秒150と、昨年までのレコードタイムをいちはやく更新、
Aドライバーのトップに躍り出る。
トラブル解消に時間をとられてラスト5分で漸くコースインした#28Z4Mの片岡龍也もセッション終盤に2分10秒108を記録したが、
このタイムはセッション終了後に出されたものとみなされて無効となった。
更にBドライバー予選では、50号車の柳田が片岡のタイムを更に上回る2分9秒922をいきなりたたき出すと、 次の周では9秒785までタイムを縮めてAドライバートップのエンドレスZを逆転、見事ポールポジションを獲得した。
ST2クラスでは、今季から投入された2台のランサーエボリューションXのポテンシャルに注目が集まったが、 今回の予選に関しては既に熟成の進んでいるエボIXに軍配が上がった。Aドライバートップは#37エボIXの和田久、 Bドライバートップは#6エボIXの関豊で、タイム合算では6号車がトップとなった。
ST3クラスは#39NSXの井入宏之がAドライバートップ。Bドライバーは#333Zの佐々木がトップとなり、 両ドライバーとも安定した速さを見せた333号車が合算でトップとなった。
ST4クラスはAB両ドライバーともトップタイムを記録した#51インテグラがクラストップ。 昨年1台から一挙に6台にエントリー台数が拡大したシビック勢は、昨年王者の76号車のクラス4位が最上位となった。
スーパー耐久第1戦決勝は明日午後1時30分より、87周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA