Formula Nippon

ムーンクラフト、今季はFニッポン参戦を休止!

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昨年は五十嵐を起用して最高位は7位(Photo:K.Takeshita)

 2月11日、ムーンクラフト(代表 由良拓也)は、今シーズンのフォーミュラ・ニッポンに参戦しないことを発表した。

 前日、JRPから発表された今季の参戦チームに名前のなかったムーンクラフトだが、それを受ける形で参戦休止のリリースが出された。その中で由良氏は「直前まで最善の努力をしてきましたが、万全な体制での参戦が難しいと判断をし、シリーズへの参戦は見合わせることにいたしました」としており、スポンサーとの交渉を続けたものの、十分な活動資金の確保ができなかったことをその理由としている。

 ムーンクラフトは、過去国内トップフォーミュラでは、1988年に鈴木亜久里とともにチャンピオンを獲得。翌年は片山右京を起用するなど、後の日本人F1ドライバー排出にも貢献。その後、オリジナルマシンでの事故をきっかけに参戦を休止した。

 数年間の沈黙の後、1998年にルーキー道上龍を擁してフォーミュラ・ニッポンに復帰。1999年には不利といわれたローラで孤軍奮闘、2位を奪うなど話題をまき、2001年には再び道上を起用してシリーズ6位を獲得した。代表の由良氏は空力面の向上を目的にマシンカウルを独自にカスタマイズすることで有名。



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