『全てのお客様の安全性・快適性・利便性を向上し、これからもご満足いただき、 ご支持いただける鈴鹿サーキットを目指して』
工事期間
2007年11月~2008年5月 パドック改修(山田池の埋め立て)と準備工事
2008年9月~2009年3月 新ピットビルディング建設、観戦エリア整備他本格工事
改修概要
1.観戦・イベントエリアの快適性向上
①グランドスタンド改修
・大屋根の設置
・全席個別シート化
・V席を5,900席増設。グランドスタンド全体では1,900席増え、12,830席とする
・車椅子席を増設し、全59席とする
・グランドスタンド上段に個室タイプの観覧室を35室(各10㎡)設置
・大型ビジョンを1基増設(計3基)
②パドックトンネル新設
・従来のものに代えて幅4mのトンネルを新設
・エレベーター、エスカレーターを設置し、車椅子やベビーカーに対応
③グランプリスクエア拡張
・グランドスタンド手前のグランプリスクエアを大きく拡張
④グランプリスクエア⇔第1コーナー 歩行者専用の通路新設
・歩行者専用の橋を新設、歩車分離により安全な通行を実現
⑤各観戦エリアの環境・快適性向上
・常設の軽食ショップの充実
・トイレをユニバーサルデザインとし、ベビーベッド常備の多目的トイレを設置
・女性トイレにはパウダールームを新設
・喫煙所を設け、分煙を強化
⑥駐車場増設
・正面駐車場エリアを改修、約1,000台分の駐車スペースを増設
2.パドック・ピットエリアの利便性・快適性向上
①ピットビル新設
・ビル全体を従来より100m延長
・48のピットボックスは約86㎡から約109㎡に拡大
・ピットボックスの間仕切りを可動させることでF1開催に対応可能
・ピットとパドック路面の段差を解消し、車両搬入の利便性を向上
・サインエリアとピットガレージ・チームオフィス間でLAN環境を構築
・個室(40㎡)を12室設置、シャワールームを2箇所完備
②コントロールタワー新設
・現状の2倍の広さに拡大
・監視カメラ・モニター等、最新のAV機器を集中管理
③メディカルセンター新設
・メディカルセンターをピットビルの最終コーナー側に設置
・救急へリポートを隣接
・コントロールタワーと一体化
④メディアセンター設置
・新設のピットビルに従来の約1.3倍(約770㎡)の広さのメディアセンターを設置
・100V、200V、電話、LANアウトレットを完備したワーキングデスクを400名分設置
・レストルームを新設
⑤チームオフィス設置
・各々約40㎡の広さのチームオフィスを39室新築
・既存のものを14室残し、計53室とする
・チームオフィスとピットの間隔を30mとり、トランスポーターの駐車に対応
⑥センターハウス新設
・2階建て、延べ床面積2,414㎡のセンターハウスを新たに建設
・1Fはパドックカフェ(仮称)とし、客席数は200。貸切パーティに対応
・2Fはホスピタリティエリアにつながるエントランスホール(360㎡)
⑦SMSCオフィス新設
・休息、ロビー、講習会等に利用可能な多目的ルームを有するSMSCオフィスを新設
⑧ピットビル2F、3Fにホスピタリティーエリア設置
・ピットビル2Fにホスピタリティルームを11室設置、屋外にテラス席を設置
・3Fは壁を設けない開放的なエリアとし、2F同様にテラス席を設置
⑨パドック拡張
・山田池を埋め立て、従来の1.2倍に拡大
・ピット裏の駐車スペースを約100台分増設
3.レーシングコースの更なる安全性向上
①東コースランオフエリア拡幅
・第1コーナーイン側、逆バンクイン側、最終コーナーアウト側を拡幅
・第2コーナーアウト側はグラベルと舗装部分で構成
②サービスロードの新設
・東コースの主要コーナーにサービスロードを設置
このほか、建築工事に際しては「ゼロエミッション」をテーマに取り組む。
パドック内のトイレには電源として「ホンダソルティク製」ソーラーパネルを設置予定。省エネに積極的に対応していく。
※2009年F1観戦チケット発売について
・2008年11月上旬に発売日・発売方法について詳細を発表予定
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO