SUZUKA 1000km

Pokka1000kmレース/ホンダ・リリース

2000年8月28日
本田技研工業株式会社
広  報  部

2000 29th International Pokka 1000km

ホンダ NSX ポール・トゥ・フィニッシュで2年連続優勝!


○開催日 :2000年8月25(金)~27日(日)
○開催地    :三重県 鈴鹿サーキット(コース全長:5.86403km)
○決勝レース :171周(約1000km)
○天 候  :予選日/晴れ   決勝日/晴れ
○コースコンディション :予選日/ドライ 決勝日/ドライ
○観客数 :35,000人(決勝日/主催者発表)


 連日30℃を超える猛暑の中、四輪モータースポーツの真夏の祭典ともいえる「イン
ターナショナルPokka 1000km」が、本年も夏休み最後の休日となる8月25日(金)~27
日(日)、三重県鈴鹿サーキットにおいて開催された。
 全日本GT選手権へホンダNSXで参戦している無限×童夢プロジェクトは、今回
で29回を数える伝統の一戦へ、Castrol 無限×童夢 NSXとTAKATA 無限×童夢NSXの2
台を、昨年に引き続き総合優勝を目指しエントリー。
 26日(土)に行われた公式予選は、脇阪選手の駆るTAKATA無限×童夢NSXが午前午後
の2回の予選ともコースレコードのトップタイムをマーク、ポールポジションを手中
に収めた。Castrol 無限×童夢NSXは第5位につけ、ともにその俊足ぶりを誇示して
いた。
 27日(日)の決勝レースは、ポールポジションからスタートしたTAKATA無限×童夢NS
Xが、一度もその座を譲ることなく、ポール・トゥ・フィニッシュでチェッカーフラ
ッグを受け初優勝を飾った。
 この結果ホンダNSXは、昨年のCastrol 無限×童夢NSXに続き2年連続して、
1000kmレースに優勝を飾り、その速さと耐久性を見事に証明して見せた。

●インターナショナルPokka 1000km出場チームと戦績

No. マシン名        エントラント名/監 督        ドライバー 予選 決勝
16 Castrol無限×童夢 NSX                               道上  龍  5位  R
                                                        光貞 秀俊
                                                        井出 有治
                           無限×童夢プロジェクト/熊倉 淳一

18 TAKATA無限×童夢NSX                                 脇阪 寿一  P.P. 優勝
                                                        金石 勝智
                                                        伊藤 大輔

※タイヤ=全車ブリヂストン

 インターナショナルPokka1000km出場にあたり無限×童夢プロジェクトは、Castrol
無限×童夢NSXは'99改仕様車、TAKATA無限×童夢NSXは'00仕様車として参戦。昨年
のCastrol無限×童夢 NSXに続く連続優勝を目指した。

○公式予選 8月26日(土) 第1回/13:00~14:00 第2回/16:00~17:00
 真夏の空模様の下行われた公式予選第1回は、TAKATA無限×童夢NSXの脇阪寿一選
手が、30℃を超える気温にもかかわらずコースレコードの2分01秒722をマーク、暫
定のポールポジションを獲得した。続く第2回でもさらにタイムを詰め2分01秒348
で見事にポールポジションを確定した。
 Castrol 無限×童夢NSXは、セッティングに悩みながらも1回目4番手、2回目も
タイムアップはしたものの5番手。3列目のポジションとなった。

○決勝レース 8月27日(日) 13:05~ 171ラップ
   1周のローリングラップの後、13時05分、全車きれいにスタート。8月最後の日
1周のローリングラップの後、13時05分、全車きれいにスタート。8月最後の日曜日
にもかかわらず集まった35,000名の観衆の前で、インターナショナルPokka
1000kmの幕が切って落とされた。
 脇阪選手がハンドルを握るTAKATA無限×童夢NSXは、ホールショットを決めトップ
で第1コーナーをクリア。順調に後続との差を広げ、33周目に最初のルーチンのピッ
トイン。脇阪選手から金石選手へとバトンタッチしていった。その後も全く危なげな
くトップをキープ、さらに後続を引き離し伊藤選手にハンドルを引きついた。68周目
から引き継いだ伊藤選手も順調にとばし、4位以下を周回遅れとしていった。103周
目、3回目のルーチン・ピットインの際には、ブレーキパッドの交換も行い脇阪選手
が乗車、万全の体勢を築いていった。その後138周目、最後のピットインを行い金石
選手にバトンタッチ。171周目のチェッカーフラッグを目指していった。
 19時20分、多くのフラッシュを浴びながらTAKATA無限×童夢NSXがチェッカーフラ
ッグ。一度もトップの座を譲らず、2位と4ラップ差の完全勝利であった。
 一方僚友のCastrol 無限×童夢NSXは、光貞選手、道上選手、井出選手と引き継ぎ、
順調にポジションアップ。中盤には2~3番手を走行、113周目からは2位の座を守
っていたが、146周目に緊急ピットイン。エンジントラブルで残念ながらリタイアと
なった。

 この結果ホンダNSXは、2年連続してインターナショナルPokka 1000kmの優勝の
栄冠に輝いた。

○無限×童夢プロジェクト 永長 真プロジェクトリーダー
「昨年に引き続き伝統ある鈴鹿1000kmに、NSX-GTで優勝することができ、大変
誇りに思っています。その上この優勝を'00スペックで達成できたことにより、その
速さだけではなく信頼性や耐久性についても、熟成が進んでいることを確認すること
ができ、大変満足しております。今回いくつかの新しい部品をトライしたのですが、
非常に結果良かったので、これらを武器に、JGTC残り3戦をチャンピオンを目指
して戦っていきますので、これからもご声援をお願いします。」

○優勝 TAKATA 無限×童夢 NSX  脇阪 寿一選手
「ポールポジションは予定通りです。2分00秒台には入れたかったが、トラフィック
に引っかかったりして、入れられませんでした。決勝レースは、我々の'00スペック
は1000kmを走ったことがないので未知への挑戦でしたが、全く問題もなくすべてがう
まく行き勝つことができました。途中でブレーキパッドの交換を行いましたが、必要
なかったくらいです。徹夜しながらマシンを仕上げてくれたメカニックをはじめ、チー
ムに感謝しています。」

○優勝 TAKATA 無限×童夢 NSX 金石 勝智選手
「2年連続で速いクルマに乗せてもらえたことを感謝しています。最後に乗ったとき
には、ピットからのペースダウンの指示がうるさいほどでした。この優勝で、残りの
シリーズ戦にも自信が持てましたので、チャンピオン目指してがんばりたいと思いま
す。」

○優勝 TAKATA 無限×童夢 NSX 伊藤 大輔選手
「優勝に貢献することができて大変うれしく思っています。普段乗っているクルマと
は若干の違いはありますが、このマシンの良いところをチームに持ち帰って、シリー
ズ戦でもがんばりたいと思います。この暑い中、最後まで応援していただいたお客様
に感謝します。」

  提供:本田技研工業株式会社 広報部



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