Japanese F3
F3第13,14戦富士 トヨタモータースポーツニュース
平成17年8月29日
トヨタ自動車(株)広報部
全日本F3選手権
第15/16戦 富士
全日本F3第8大会富士 J.P.デ・オリベイラが6勝目
中嶋一貴は激しい追い上げを見せて2戦連続2位。
トムスチームが第16戦1-2フィニッシュ

第16戦はJ.P.デ・オリベイラが優勝。中嶋一貴(後方)が
2位に入り、トムスチームが1-2フィニッシュを果たした
2005年全日本F3選手権の第8大会(第15戦、第16戦)が8月27日(土)、28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。今大会にはシリーズエントリーの14台に新たな2台を加えた16台が出場、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は10台を占めた。
新生富士スピードウェイでのF3レースは、6月の第4大会に続いて2回目。練習走行の行われた26日(金)は当初台風11号の影響も心配されたが、無事台風一過の好天の下で行われ、第13戦、第14戦と2連勝中の中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)がトップタイムを記録して好調ぶりを印象づけた。
◆予選◆
27日(土)も朝から晴れ。気温29度のドライコンディションの下、午前11時15分から15分間づつ行われた公式予選では、まず第15戦の予選セッションで序盤から激しいトップタイム争いとなる中、終盤好タイムを連発した中嶋一貴が文句無しのポールポジションを獲得。2番手にはチームメイトのJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)は5番手、番場琢(ナウモータースポーツ/トヨタ・トムス3S‐GE)が6番手で続いた。
10分間のインターバルを経て開始された第16戦の予選セッションでは、路面状況が好転する中、再び中嶋一貴とJ.P.デ・オリベイラのトップ争いとなり、チェッカー間際に中嶋一貴が逆転。見事2戦連続ポールポジションを得た。2位はJ.P.デ・オリベイラ、再び池田大祐が5番手、番場琢が6番手グリッドを獲得した。
◆第15戦決勝◆
第15戦の決勝レースは85台のエントリーを集めた人気のワンメイクレース、ネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ第6戦の決勝に続いて午後4時30分から、曇り空の下、気温も26度と低い中で15周のレースが行われた。
ポールポジションの中嶋一貴はスムーズなスタートを切ったが、さらに絶妙なスタートを決めたJ.P.デ・オリベイラが1コーナー進入で僅かに先行。首位を奪って周回を開始した。
2位の中嶋一貴は激しく追い上げ、2周目の3コーナーでJ.P.デ・オリベイラのイン側を突こうとしたが、行き場を失ってハーフスピン、P.モンティン(日産SR20VE)、横溝直輝(日産SR20VE)に先行を許して後退。
一方、J.P.デ・オリベイラもこのバトルでラインを乱し、続くコーナー出口でオーバーラン、5位へとポジションを落としてしまった。その後、中嶋一貴は4周目に横溝直輝をかわして2位に浮上し、さらにファステストラップを記録しながら猛追。
トップで逃げるP.モンティンとの差をじわじわと詰め、最後の最後までアタックを続けたが逆転には至らず2位でチェッカーを受け、表彰台を獲得した。
J.P.デ・オリベイラは一つポジションを上げて4位となり、R.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が5位、池田大祐は6位入賞を果たした。
◆第16戦決勝◆
28日(日)は午前中は晴れていたものの、F3のスタートが切られる午後1時には雲が広がり、今にも雨が降りそうな天候の下で第16戦の決勝レース(21周)が行われた。
ポールポジションの中嶋一貴はトップで1コーナーに飛び込んだが、僅かにブレーキをミスし、コーナー出口で膨らんだ隙に、P.モンティンとJ.P.デ・オリベイラが並びかけ、この接戦で、中嶋一貴とP.モンティンが軽く接触。このチャンスを逃さずJ.P.デ・オリベイラが首位を奪取。
その後もJ.P.デ・オリベイラはハイペースで逃げるが、これを中嶋一貴がファステストラップを記録しながら猛追し、僅差の大接戦が展開された。
2台の首位攻防戦は最終ラップの最終コーナーまで続いたが、結局、シリーズポイントランキング首位につけるJ.P.デ・オリベイラが第11戦以来となる今季6勝目を挙げ、中嶋一貴は0.306秒という僅差で連続2位入賞。トムスチームは1-2フィニッシュ、中嶋一貴は4戦連続での表彰台獲得となった。
トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:
第15戦は非常に悔しい結果となってしまった。第16戦も勝てなかったのは悔しいが、100%以上の走りをしてミスが出てしまった結果なので、仕方ないという気持ちもある。まだチャンピオンの可能性はあるが、全く意識はしていない。次戦もレースで100%の実力を発揮することだけを心がけて頑張りたい。
トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:
第 16戦で久しぶりに優勝出来たことは、タイトル争いに向けて良い感触を得られ、自信にもつながった。予選でもポールポジション獲得を狙っていたのだが、チームメイトの中嶋一貴選手の速さには驚かされた。今シーズンも残り4戦となったが、最後までチャンピオン獲得を目指して全力で戦う。
TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:
中嶋一貴君は結果的に、2戦ともポールポジションを得ながら勝利は叶わなかったが、ハイレベルな戦いを展開した。全力で走っている中でのミスはある程度仕方がない。ここにきて確かな成長ぶりを見せてくれている。また、第16戦では番場琢君が久しぶりに4位に入賞し、池田大祐君もスピンの後に速さを見せ、TDPのスカラシップ生たちはよく頑張っている。全体に内容の濃いレースで、モータースポーツの難しさを見て頂けたと思う。


















午前9時15分より予定通り第17戦の公式予選が始まった。しかし、開始5分、折目遼がシケインでスピンしてコース上に止まりこのマシンを排除するため赤旗が提示された。
10分のインターバルを置いて引き続き第18戦の予選が15分にわたって行われた。開始早々から各車、第17戦のポールタイムを上回る1分22秒台で走行。まずは、横溝直輝(ThreeBond)が22秒台前半でトップにつける。しかし、予選中盤ジョニー・リード(INGING F107)が1'21.967とただ一人21秒台に入るタイムを出すと、終盤にかけて誰もこのタイムを上回れず、リードのポールポジションが確定した。横溝は2位に落ち、3位にはオリベイラ、4位が中嶋となった。



「トップ3のミスでしたが優勝できて嬉しいです。このコースはドライでのオーバーテークは難しいので雨になればと思っていました。雨でのクルマのバランスが良かったのもラッキーでした。(リードはA1GPに参加するため全日本F3でのレースは明日が最後)A1のテストをフランスで行なって11月にニュージーランドのレースに参加します。このレースの勝利が自信になったのでいいレースができると思います」
「雨が降り始めていて、コースアウトする前の周から強くなったと感じていたんですが、あれほど濡れているとは思いませんでした。中嶋選手がコースアウトしたときには、ぼくも何もできない状況でした。路面に対して完全なオーバースピードで自分のミスです。コースオフして石を拾ってしまいまったのが原因かどうか解りませんが、エンジンからいやな音が聞こえたり、ミスファイヤーのようなのも途中出ていて、不安をかかえて走っていました。そのせいではないんですが、リード選手が磯崎選手に引っかかってるときにペースを上げていればよかったのに、慎重な走りをしてしまいました。今思えばもうちょっとプッシュすればリード選手をキャッチできて、そしてもしかしたら抜けたのかなと思います」
「スタートがうまく切れなかったのが、このレースの問題でしたね。雨が降り出してからはミスをしないようにリスクを背負わないようにしました。路面が濡れていたので1コーナーでみんなと一緒にコースオフしてしまいました。スタートをしてからは優勝でタイトルは取れないと思いました。雨が降ったのでこの順位になれたと思えばラッキーでしたね」
「一言では言い表せないんですけど、チャンピオンは自分にとっての大きなターニングポイントだと思います。昨年はこのMINEでポイントをたくさん取らなければならない立場で、今年は逆に自分がポイントをリードしている立場でした。去年はブレーキトラブルでチャンピオンを取れなかったので、悔しい思いもしましたが、同じMINEでタイトルが取れたので嬉しいですね。自分の中での問題が克服できた感じがします。去年からの経験を生かして短い予選の走り方やタイヤの選択、大会自体のことについて学ぶことが多かったです。インをついてペナルティを取られたりなどのミスを犯さないようにした部分では、成長したと思います。トムスに来てそれが生かせたと思います。去年はブラジルに戻っていましたが、今年はイギリスに一度行ったのみで1月から日本にいますし、日本での生活もようやく慣れて楽しめるようになりましたし、チームとの関係もすごくいいです。御殿場での生活も楽しく過ごしています。
各車、フォーメーションラップで1周を回りグリッドに整列、レッドシグナルのブラックアウトでスタート。トップで1コーナーに飛び込んだのは、ポールシッターのジョニー・リード(INGING F107)。スタートで横溝直輝(ThreeBond)をかわしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)と中嶋一貴(TPDトムスF305)が争いながら2位と3位に上がる。横溝は中嶋に並びかけるが抜けず。4位に落ちた。5位に武藤英紀(Honda・M-TEC F107)、6位ロベルト・ストレイト(INGING F107)と続く。








