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SUZUKA 1000km

2010年2月19日

2010年Hondaモータースポーツ活動の概要

2010.02.19
2010年Hondaモータースポーツ活動の概要

  gt100118001H.jpg Hondaは、チャレンジングスピリットの象徴であるモータースポーツ活動に対し、創業当時から世界の頂点を目指して様々なレースカテゴリーに挑戦してきました。昨年は、ロードレース世界選手権(WGP)のマン島T.T.レースへの初出場から50年の節目を迎えました。Hondaは、これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーでより多くのお客様の期待に応え、喜んでいただけるモータースポーツ活動を展開し、そこから生まれる夢と感動をお客様と共有して参ります。

1.モータースポーツ参戦体制

○二輪のモータースポーツ活動
  ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスは、ワークスチームである「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに加え、サテライトチームからは3チーム4名のライダーが参戦します。投入するマシンの"RC212V"は、熟成を重ねより一層戦闘力を高めたモデルを開発。チーム体制とマシンの双方を強化し、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得に挑戦いたします。
  また、WGPには今シーズンからMoto2クラスが新設されます。Hondaはこのカテゴリーにおいて、唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして参画いたします。エンジンは、市販スーパースポーツ車"CBR600RR"の直列4気筒エンジンをベースに、Moto2専用に開発したエンジンを全チームに供給します。
  トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦。圧倒的な強さを発揮するトニー・ボウとベテラン日本人ライダーの藤波貴久の2名体制で、昨シーズンに引き続き、ライダーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトルの2冠を狙います。
  その他、鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本選手権の各カテゴリー、そして海外の選手権など幅広いレース活動を展開し、それぞれ頂点を目指し戦って参ります。

○四輪のモータースポーツ活動
  北米地域において、2003年より参戦し、2006年より唯一のエンジンサプライヤーとなったIRL インディカー・シリーズにおいて、今年も100%エタノール燃料のHondaV8エンジン"HI10R"を全チームに供給します。IRLに参戦する日本人ドライバーとしては、武藤英紀が「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング」に移籍し、またF1で活躍した佐藤琢磨が今シーズンより「ケーブイ・レーシング・テクノロジー」から参戦します。
  国内では、SUPER GTシリーズにおいて、新型車"HSV-010 GT"を投入し、5チーム5台体制で参戦します。「Honda GTプロジェクト」として、(株)本田技術研究所が主体となってマシンを開発し、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、新型車参戦初年でのタイトル獲得を目指します。
  昨シーズン、ドライバーとチームのダブルタイトルを獲得したフォーミュラ・ニッポンでは、3.4L V8エンジン"HR10E"を、3チーム5台に供給します。
  また、国内外の頂点レースで表彰台を競えるドライバーの育成を目的に、「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」として、若手選手の輩出に積極的に取り組みます。「鈴鹿サーキットレーシングスクール カート(SRS-K)」「鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)」のレーシングスクールや、「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」「全日本F3選手権」「フォーミュラ・ニッポン」を通して、活動して参ります。

2.モータースポーツの普及
  (株)モビリティランドは、今後もレースの開催や「見て、遊んで、体感する」場と機会の創出に積極的に取り組み、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に寄与して参ります。
  ツインリンクもてぎでは「ロードレース世界選手権シリーズ第2戦 日本グランプリ」「トライアル世界選手権シリーズ第3戦 日本グランプリ」を開催。また、鈴鹿サーキットでは「2010 F1世界選手権シリーズ第16戦 日本グランプリ」を開催。二輪、四輪それぞれの最高峰レースをはじめ、国内外の様々なモータースポーツを観戦し、体感いただく機会を提供して参ります。

  また、Honda車オーナーに向け、「観て」「参加して」「楽しむ」ことを目的とした、「Enjoy Honda」を引き続き開催いたします。鈴鹿サーキットでは、4月17日(土)〜18日(日)に「鈴鹿2&4レース」と併催で、ツインリンクもてぎでは8月7日(土)〜8日(日)に「フォーミュラ・ニッポン第4戦」との併催で、開催する予定です。
  また引き続き、「ホンダ エキサイティングカップ ワンメイクレース〜シビックシリーズ〜」を開催するなど、お客様が参加して楽しんでいただく様々なイベントを各地域で開催をする予定です。

■モビリティランドが開催する主な国際レース

カテゴリー 開催日程 大会名 開催会場
WGP 4月23日(金)〜25日(日) 2010 FIMロードレース世界選手権シリーズ ツインリンクもてぎ
第2戦 日本グランプリ (栃木県)
WCT 6月5日(土)〜6日(日) 2010 FIMトライアル世界選手権シリーズ ツインリンクもてぎ
第3戦 日本グランプリ (栃木県)
EWC 7月22日(木)〜25日(日) FIM世界耐久選手権シリーズ 鈴鹿サーキット
第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース (三重県)
IRL 9月17日(金)〜19日(日) 2010 IRL インディカー・シリーズ ツインリンクもてぎ
第16戦 インディジャパン300マイル (栃木県)
F1 10月8日(金)〜10日(日) 2010 F1世界選手権シリーズ 鈴鹿サーキット
第16戦 日本グランプリ (三重県

《四輪参戦体制概要》

◆IRL インディカー・シリーズ
  アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が、IRL インディカー・シリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、3.5L V8エンジン"HI10R"を全チームに供給します。
  IRLに参戦する日本人ドライバーは、3年目を迎えた武藤英紀が本年は「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング」から、さらにF1で活躍した佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー」からIRL インディカー・シリーズに初挑戦します。

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング 武藤 英紀 27 日本・東京都 IRL 11位
(Newman/Haas/Lanigan Racing) (Hideki Mutoh)
ケーブイ・レーシング・テクノロジー 佐藤 琢磨 33 日本・東京都
(KV Racing Technology) (Takuma Sato)

◆SUPER GT
  これまで13年間※12にわたりに参戦してきたNSX-GTに代わり、新型車"HSV-010 GT"を投入し、5チーム5台体制でGT500クラスに参戦します。また今シーズンからは、「Honda GTプロジェクト」として、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、(株)本田技術研究所が主体となってマシンを開発し、チームとドライバーのダブルタイトル獲得を目指します。
※12 SUPER GTの前身である全日本GT選手権を含む

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ 8 ラルフ・ファーマン 34 イギリス GT500 2位
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) (Ralph Firman)
  井出 有治 35 日本・埼玉県 GT500 13位
  (Yuji Ide)
ケーヒン リアル レーシング 17 金石 年弘 31 日本・大阪府 GT500 5位
(KEIHIN REAL RACING) (Toshihiro Kaneishi)
  塚越 広大 23 日本・栃木県 GT500 5位
  (Kodai Tsukakoshi)
ウイダー ホンダ レーシング 18 小暮 卓史 29 日本・群馬県 GT500 6位
(weider Honda Racing) (Takashi Kogure)
  ロイック・デュバル 27 フランス GT500 16位
  (Loic Duval)
エプソン・ナカジマ・レーシング 32 道上 龍 36 日本・奈良県 GT500 6位
(EPSON NAKAJIMA RACING) (Ryo Michigami)
  中山 友貴 22 日本・石川県 GT500 16位
  (Yuhki Nakayama)
チームクニミツ 100 伊沢 拓也 25 日本・東京都 GT500 2位
(Team Kunimitsu) (Takuya Izawa)
  山本 尚貴 21 日本・栃木県 F3 Nクラス
  (Naoki Yamamoto) チャンピオン


◆フォーミュラ・ニッポン
  (株)日本レースプロモーションを通じ、昨年度ドライバーとチームタイトルの獲得に貢献した、3.4L V8エンジンの今年型"HR10E"を3チーム5台に供給します。

チーム名 ナンバー ドライバー 年齢 国籍 2009年の戦績
ドコモ チーム ダンディライアン レーシング 1 ロイック・デュバル 27 フランス FN チャンピオン
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) (Loic Duval)
  2 伊沢 拓也 25 日本・東京都 FN 8位
  (Takuya Izawa)
エイチ エフ ディー ピー レーシング 10 塚越 広大 23 日本・栃木県 FN 7位
(HFDP RACING) (Kodai Tsukakoshi)
ナカジマ レーシング 31 山本 尚貴 21 日本・栃木県 F3 Nクラス
(NAKAJIMA RACING) (Naoki Yamamoto) チャンピオン
  32 小暮 卓史 29 日本・群馬県 FN 4位
  (Takashi Kogure)

●カーナンバーについては、暫定のため変更になる場合があります

◆全日本F3選手権
  全日本F3選手権 C(チャンピオン)クラスに、「トダ レーシング」がHondaエンジンをベースとした"MF204C"を搭載し参戦します。

カテゴリー チーム名 ドライバー 年齢 出身地 2009年の戦績
フォーミュラ・ エイチ エフ ディー ピー レーシング 塚越 広大 23 栃木県 FN 7位
ニッポン (HFDP RACING) (Kodai Tsukakoshi)
全日本F3 エイチ エフ ディー ピー レーシング 小林 崇志 22 広島県 F3 Nクラス 4位
Nクラス (HFDP RACING) (Takashi Kobayashi)
    三浦 和樹 21 岩手県 FCJ チャンピオン
    (Kazuki Miura)
英国F3 ライコネン ロバートソン レーシング 中嶋 大祐 21 愛知県 英国F3 7位
(Raikkonen Robertson Racing) (Daisuke Nakajima)

◆人材の育成:フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
  国内外で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成を目的に、人材育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開しています。今シーズンは、フォーミュラ・ニッポンに参戦する1名と、全日本F3選手権 N(ナショナル)クラスに参戦する2名、そしてBritish F3 International(英国F3)に参戦する1名のドライバーをそれぞれサポートしています。
  2009年、全日本F3 Nクラスチャンピオンを獲得した山本尚貴は、SUPER GTおよびフォーミュラ・ニッポンに、フォーミュラチャレンジ・ジャパンのチャンピオンを獲得した三浦和樹は、全日本F3 Nクラスにそれぞれステップアップして参戦します。


  また、「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」を目的に、自動車メーカー3社※13が協力して設立した、ジュニア・フォーミュラレース「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」に引き続き協力していくとともに、スカラシップとして4名のドライバーの参戦をサポートします。

※13  FCJは2006年より、Honda、Toyota、Nissanの自動車メーカー3社が協力して創設した新しいジュニア・フォーミュラカーレース。その理念は「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」および「日本のモータースポーツの裾野を広げ将来を支える人材の育成」という点に置かれています

2007年8月23日

SGT:第6戦鈴鹿1000km クスコDUNLOPスバルインプレッサ、 今季初のスーパーラップ進出を果たすも決勝はリタイア (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、 今季初のスーパーラップ進出を果たすも決勝はリタイア
【公式予選】

 真夏の耐久レースということで、チームは冷却系のレイアウトを見直し、昨年までインプレッサをドライブしていた小林且雄をCドライバーに迎えドライバー3人態勢で臨むことになった。18日の鈴鹿は朝10時 の段階で気温36℃と暑い。今回も予選開始と共に山野が真っ先にコースインした。1セット目のタイヤで2分7秒798をマークしてピットイン。2セット目のタイヤに交換して2分7秒330にタイムアップした。このタイムが6位となり、ついにAWDインプレッサがトップ10に残り、スーパーラップ(SL)進出を決めることになった。

 5番目の出走となったSLは、既に新品タイヤを2セット使い切っておりタイムアップは厳しい状態で、2分8秒603の10位でSLを終了することになった。しかしSL後に最低地上高が規定をクリアしていないことが判明しタイムは抹消。それでも10番グリッドを確保できることができた のは幸いだった。

【決勝レース】

gt_r06_s_1  気温33℃、路面温度51℃とグリッドに立っているだけで汗だくとなる鈴鹿。13時5分にグリーンランプが点灯して1000kmの決勝レースがスタートした。序盤は無理をせず一旦12位にポジションダウンした山野だったが、ペースの上がらない車両をかわして8周目には11位、10周目には10位へ戻った。さらに17周目には9位へポジションを上げたが、22周目のシケイン進入でGT500車両からの接触を受けて左リヤフェンダーが破損。タイヤがフェンダーと接触して白煙が出る状態となったため、当初の予定よりやや早くピットインしてタイヤを交換して青木に交代。リヤフェンダーを修復してコースへ送り出したが、修復が万全ではなく次の周にもう一度ピットインを喫することになった。

 青木は18位まで落ちたポジションをじわじわとリカバリー。41周目には13位まで順位を上げていったが、このとき左のリヤハブにトラブルが発生し、思うようにペースを上げられない状態になっていた。57周と青木は予定より早めのピットイン。ここで山野に交代した。山野に交代後、今度は左のフロントハブにもトラブルが発生。山野は我慢の走りを続けていたが、たまらずレース中盤の90周でピットイン。このままでは満足な走りもできないと判断され、ピットガレージでリタイアとなった。レース終盤、鈴鹿は雷雨に見舞われたがこのとき既にインプレッサの姿はコース上になく、ウェットコンディションにおけるパフォーマンスを披露できなかったのは残念だった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text & Photo:スバルテクニカインターナショナル株式会社

2007年8月20日

SGT:第6戦鈴鹿1000km  真夏のレースでレクサスSC430が勝利! (TOYOTA)

終盤の大逆転で1号車が念願の今季初優勝

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終盤の大逆転で勝利をものにしたレクサスSC430
(No.1 宝山 TOM\'S SC430)
 SUPER GTの第6戦「International Pokka 1000km」が8月18日(土)、19日(日)の両日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。

 昨年からSUPER GTのシリーズ戦に組み込まれた、伝統の「鈴鹿1000km」は、レース距離が通常の300km(第3戦富士のみ500km)の約3倍。さらに、真夏の炎天下で6時間に渡って競われる、SUPER GTでは最も苛酷なレースとなる。長丁場のレースへ、チームによっては3人目のドライバーを加えての参戦となる。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。

 シリーズ戦唯一、レース終盤にライトを点灯しての夜間走行を強いられることもあり、17日(金)に行われた公式練習では、ナイトランセッションも行われた。

◆予選◆

 17日(金)の公式練習時から、記録的な猛暑に見舞われた鈴鹿サーキットは、予選が行われた18日(土)も厳しい暑さに包まれた。

 午前10時から行われた予選第1セッション開始時には、既に気温は35度を超えている厳しいコンディション。この暑さの中で、セッション終盤に激しいタイムアタックが繰り広げられ、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車が5番手、Forum Eng.SC430 6号車が8番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が10番手でスーパーラップ出場を決めた。GT300クラスでは、ポイントランキング首位に付けるTOY STORY Racing apr MR-S 101号車が100kgのウェイトハンデにも関わらず5番手、DOUBLEHEAD apr MR-S 31号車が7番手でスーパーラップへ進出した。

 午後2時15分から行われた予選第2セッションに続き、スーパーラップが行われ、好走を見せた25号車が3番手、38号車が4番手につけ、レクサスSC430が2列目グリッドを占め、6号車は9番手グリッドとなった。GT300クラスは、31号車が6番手、101号車が7番手から決勝へと臨んだ。

◆決勝◆

 19日(日)午後1時、好天に恵まれ、厳しい暑さの下で、5.807kmのコースを173周、1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られた。

 4番手スタートの38号車は、1周目に3位に躍進すると、その後も速さを見せ、5周目には2位、8周目には首位奪取。その後も首位を快調に逃げる38号車の後方では、3番手スタートの25号車が2位に浮上し、激しい上位争いが繰り広げられた。

 しかし、38号車は31周目に左リアタイヤのバーストによりコースアウト。なんとかコースへ復帰し、ピットでタイヤを交換したものの、後退を余儀なくされてしまった。代わって首位争いを繰り広げていた25号車も、上位を激しく追い詰めていたが、49周目に右リアタイヤがバースト。ピットへは戻ったものの、車両右後部のダメージが大きく、痛恨のリタイアとなってしまった。

 一方、11番手と後方グリッドからスタートした宝山 TOM'S SC430 1号車は、着実にポジションを上げて行き、50周目には2位に浮上。その後は、首位を行くNSXを、1号車が追う展開で、レースは終盤戦へと突入した。

 夏の太陽が傾きだした午後5時過ぎには、西の空から雲がかかり始め、5時半を過ぎると、天気は一変し、雨が降り始めた。コースアウトやスピンが続出する中で、各車ピットインしレインタイヤへと交換。さらに、雨は強さを増し、路面コンディションはヘビーウェットとなった。

 この難しい状況の中で、ウェットを得意とするA.ロッテラーの駆る1号車は首位へと狙いを定めて好走。雨が上がった後、乾き始めた路面を見定め、159周目に真っ先にスリックタイヤへと交換作業を行った。その2周後に、首位のNSXもタイヤ交換を行ったが、1号車は、ピットアウト後のタイヤが暖まるまでの隙を見逃さず、161周目に首位へと躍り出て、その後は後続との差を広げ、6時間以上に渡る長丁場の1000kmレースを制し、念願の今季初優勝を飾った。

 また、38号車が7位、6号車が9位、デンソー サード SC430 39号車が11位でチェッカーを受けた。  GT300クラスでは、31号車が7位フィニッシュ。101号車はドライブシャフトトラブルで14位。ウェッズスポーツセリカ19号車も接触などで12位に終わった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 暑い中、長時間応援頂いたファンの皆様には、本当にお疲れさまでしたと感謝したい。決して楽な戦いではなかったが、メーカー、チーム、ドライバーが一体となって、力を合わせて頑張った結果、1000kmの長丁場のレースを制することが出来た。ライバルは強敵だが、この調子を維持して後半戦に向け、全力で臨みたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SGT:第6戦鈴鹿決勝 後方から追い上げた「XANAVI NISMO Z」が3位表彰台を獲得 (NISMO)

■後方から追い上げた「XANAVI NISMO Z」が3位表彰台を獲得

 晴天に恵まれたこの日、朝から30度を超す猛暑の中、3万5500名ものファンが鈴鹿サーキットに集まった。午後1時、真夏の耐久レースはスタート。ポールポジションを獲得した「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝) は7周目までレースをリードしたが、ソフトなタイヤを装着していたため摩耗が早く、8周目に後続に先頭を譲ることとなった。その後一時10位まで順位を落とすものの、突然の降雨があった終盤以降は6位に復帰。そのままフィニッシュラインを目指したが、ナイトセッションに#23 Zと競り合ってコースアウト。8位に後退し、チェッカーフラッグを受けた。

gt_r06_r_500_2  予選13位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン/安田裕信)はオープニングラップで#35 SC430と軽く接触してタイムをロス。そのまま#35がコース上に停車したため、GT500クラス最後尾の15位となって先行車の追い上げを開始した。27周目には10位。他のトップグループの車両は合計4回のピットインでレースを終える計画を立てており、5回のピットインが必要なZ勢には苦しい展開が予想されたが、確実なペースで周回を重ね、上位から離れない位置を維持していた。午後5時過ぎに雷雨がサーキットを襲ったため、各チームが慌ててレインタイヤを装着するためにピットインする中、タイミングよくこの事態に対応した#23 Zは138周目には3位に浮上。終盤も安定した走りで3位表彰台を獲得した。

 怪我治療からブノワ・トレルイエが復帰した「カルソニック インパルZ」(#12 トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア)は、10位からトレルイエがレースをスタート。完全復帰を印象づける華麗なドライビングで17周目には4位にまで順位を上げたが、63周目にコースアウトしてクラッシュ。車体リア部にダメージを負いリタイヤとなった。

 「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は予選14位からスタートし徐々に順位を上げる計画であったが、最初のドライバー交代の直後の周回で#23 Zと接触してコースアウト。グラベルベッドからの脱出に手間取り大きくロス。長く下位に低迷したが、降雨後の終盤に6位まで順位を押し上げてフィニッシュした。

 「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、予選15位からレースをスタートし、暫定7位まで順位を上げたが、結果的に10位で完走した。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text & Photo: NISMO

SGT:第6戦鈴鹿1000km 波乱の展開が続いたレースでARTA NSXが2位表彰台を獲得 (HONDA)

波乱の展開が続いた1000kmレースでARTA NSX(伊藤/ファーマン/井出組)が2位表彰台を獲得

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2007年8月19日(日):決勝 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:予選/晴れ 決勝/晴れのち雨のち曇り 気温:34℃(13:00現在) 路面温度:53℃(13:00現在) 決勝レース:173周(1004.611km) 観客:3万5000人(主催者発表)

 8月19日(日)、三重県にある鈴鹿サーキットにおいて2007 オートバックス SUPER GT第6戦「第36回インターナショナルポッカ1000km」の決勝レースが開催された。1966年に始まった真夏のスポーツカーレースの祭典である鈴鹿1000kmが、昨年よりSUPER GTのシリーズ戦に加わり、SUPER GTシリーズ最長のラウンドとなっている。

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 このラウンドは第3ドライバーの登録が可能なため、Honda NSX-GT勢では伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(#8 ARTA NSX)にフォーミュラ・ニッポン参戦中の井出有治選手が、金石勝智/金石年弘組(#17 REAL NSX)は全日本F3選手権参戦中の伊沢拓也選手が第3ドライバーを務めることとなった。

 今シーズンのSUPER GTシリーズは、Honda NSX-GT勢が開幕戦から速さを発揮し、シリーズチャンピオン争いでもリードを保っている。ドライバー部門では、#8 ARTA NSXの伊藤選手とファーマン選手が61ポイントを獲得して首位に立ち、2位には#100 RAYBRIG NSXのドミニク・シュワガー選手と細川慎弥選手が続いている。チーム部門でも、#8 AUTOBACS RACING TEAM AGURIが60ポイントで首位に立っている。

 8月18日(土)に開催された公式予選において、NSX-GTは開幕戦から6戦連続してスーパーラップに全車5台が出場することとなった。スーパーラップでの最上位は#32 ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組(EPSON NSX)の2番手となったため、NSX-GTの6戦連続ポールポジション獲得はかなわなかった。ランキングトップの#8 伊藤/R.ファーマン/井出組(ARTA NSX)は5番手、#100 D.シュワガー/細川組(RAYBRIG NSX)は6番手、#17 金石勝智/金石年弘/伊沢組(REAL NSX)が7番手、#18道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が8番手から決勝スタートを迎えることとなった。

 レースウイークは連日天候に恵まれ、決勝レースが開催される19日(日)も朝から気温は上昇し、決勝スタート時点で気温34℃、湿度76%、路面温度は53℃となった。ドライバー、マシン、タイヤともに厳しいコンディションの中、40台(GT500クラス計16台)のマシンがフォーメーションラップを開始。13時05分にローリングスタートが切られた。

 オープニングラップは大きな順位変動もなく、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が2位を走行、5-6-7-8位を#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手、#17 REAL NSXの金石年弘選手、#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手、#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史選手が走行する。L.デュバル選手は6周目の1コーナーで3位に順位を下げるものの、トップグループからは離れずに上位 2台の様子をうかがう走りをみせる。7周目、#17 REAL NSXにスタート違反によるドライブスルー・ペナルティの裁定が下されたため、GT500クラス最後尾に後退する。

 13周目、2位を走行する#3 YellowHat YMS モバHO! TOMICA Zの背後に迫っていた#32 EPSON NSXがダンロップコーナーでGT300クラスのマシンと接触し、相手のマシンがスピンを喫した。その接触行為に対してドライブスルー・ペナルティの裁定が下されて大きく順位を落とすこととなった。この時点から3位争いに#18 TAKATA童夢NSX、#8 ARTA NSX、#100 RAYBRIG NSXが加わり、数台による激しいバトルが繰り広げられた。ソフトタイヤを選んでいたライバル勢が早めのピットインを敢行したのに対し、NSX-GTは安定したタイムをキープ。激しい混戦が続く21周目に入るころには、#18 TAKATA童夢NSXが3位に浮上した。しかし、18周目のダンロップコーナーで#12 カルソニックインパルZのリアに接触して10秒のピットストップ・ペナルティが科されてしまう。

 トップを走行していた#38 ZENT CERUMO SC430がドライバー交代直後にタイヤがバーストするトラブルが発生して後退。代わって#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が2位、#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手が3位に浮上する。

 33周終了時に#100 RAYBRIG NSXと#18 TAKATA童夢NSXがピットイン。#100 RAYBRIG NSXはピット作業で時間をロスしたために順位を後退させてしまう。34周終了時、トップを走行する#25 ECLIPSE ADVAN SC430と2位の#8 ARTA NSXが同時にピットイン。リアタイヤのみを交換し、ピット作業時間で勝った#8 ARTA NSXの伊藤選手がトップに浮上した。#8 ARTA NSXはリストリクターを29.8φに絞り、50kgのウエイトハンデを積みながらも快走を続ける。その後、#23 XANAVI NISMO Zがトップに浮上するが伊藤選手はトップの背後に迫り、3位の#25 ECLIPSE ADVAN SC430と3台のトップ争いを繰り広げる。

 50周目、3位を走行していた#25 ECLIPSE ADVAN SC430のリアタイヤがバーストしたために後退。直後に#23 XANAVI NISMO Zが2回目のピットインを敢行したため、再び#8 ARTA NSXが単独トップに浮上する。

 スタートから2時間が経過した時点で、トップは#8 ARTA NSXの伊藤選手、3位にはペナルティ・ストップから追い上げてきた#32 EPSON NSXのF.カルボーン選手が浮上。4位に#100 RAYBRIG NSXの細川選手、5位に#17 REAL NSXの金石勝智選手、6位に#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が走行し、上位6台中でNSX-GTが5台を占める展開となった。

 レースも折り返しとなる87周目時点では、#18 TAKATA童夢NSXが5位に浮上し、#17 REAL NSXは7位となったが、NSX-GT勢はマシンに大きなトラブルも無く快調に走行を重ねる。トップを走行する#8 ARTA NSXは、第2~3スティントの間、2位の#1 宝山TOM'S SC430に対して約3秒の差をキープし続けた。第4スティントを担当する伊藤選手への交代時でも、スタッフの迅速なピット作業とリアタイヤのみ交換する作戦が功を奏し、2位との差を5秒以上へ広げることに成功した。#17 REAL NSXは第4スティントを第3ドライバーの伊沢選手が担当。新人らしからぬ好ラップタイムを刻み続けて快走を続けた。

 レースも終盤に入り、#8 ARTA NSXは2位に11秒以上の差をつけて独走を続ける。しかし、120周を過ぎたあたりから西の空に大きな入道雲が現れ、134周目を過ぎたあたりから少しずつ雨が降り始めた。135周目のヘアピンカーブで3位を走行していた#32 EPSON NSXがGT300クラスのマシンと接触し、右フロントタイヤに大きなダメージを負って無念のリタイアとなった。

 136周目になるとスプーンカーブあたりで大粒の雨が降り始め、伊藤選手も少しコースアウトを喫したあと、ドライバー交代を含めたピットインを敢行。レインタイヤに交換して48秒9のピット作業でR.ファーマン選手がコースに復帰した。

 さらに、コースは視界が遮られるほどの激しい雷雨となり、各チームが大慌てでレインタイヤへの交換のためピットインを敢行した。レインタイヤを装着してトップを走行するR.ファーマン選手は、ウエットコンディションの中で激しく追い上げる2位の#1 宝山TOM'S SC430に対し、粘り強い走行を続ける。

 141周目のホームストレート終わりで、#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手がスピンしてイン側のクラッシュパッドに激しく接触。マシンは大破してリタイアとなったが幸いにも小暮選手にケガは無かった。

 残り30周となるころには雨も上がったが、ウエット路面の状況に変化は無い。146周目にはトップのR.ファーマン選手と2位の差は約2秒となり、緊迫したトップ争いが続く。残り20周あたりから徐々に路面が乾き始めるが、日が沈みかけている時間帯であり、ハーフウエットの状態が続いた。しかし、乾きだした路面状況を見て2位の#1 宝山TOM'S SC430がドライタイヤに換装。続いて#8 ARTA NSXも161周終了時にピットインを敢行してドライタイヤに換装した。しかし、ピットアウト直後のデグナーコーナーでトップの座を奪われ、最後まで粘るものの9秒940差の2位でチェッカーフラッグを受けた。#100 RAYBRIG NSXは4位、#17 REAL NSXは5位となった。

 この結果、ドライバー部門のシリーズチャンピオン争いにおいて#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手/伊藤選手が計69ポイントでトップを堅持。タイトル獲得へ向けて大きなポイント獲得となった。チーム部門でも計78ポイントを獲得しているAUTOBACS RACING TEAM AGURIがトップを堅持している。

コメント
Hiroshi Shirai 白井 裕 Honda NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「8号車は、ウエイトハンデのある中で、トップを快走してくれましたが、レース終盤からの天候の変化により、2位という惜しい結果に終わりました。しかし、最後まで白熱した争いができましたし、チャンピオンシップ獲得に向けては、よい結果を残せたと思います。 18号車と32号車は、リタイアという残念な結果に終わりましたが、課題であったマシンの信頼性については、プロジェクトメンバーが一丸となって取り組んできた成果が出てきたと思っています。次回のもてぎでいい結果を残せるようがんばりますので、今後とも応援よろしくお願いします」
Daisuke Ito 伊藤大輔 #8 ARTA NSX(2位)
 「正直ホッとしています。これだけ長い距離のレースで、最後に荒れた展開になりましたが、ラルフが本当にがんばってくれました。重いウエイトハンデを積んで2位という結果は最高だと思います。ラルフや井出やスタッフが最後まで努力をしてくれたおかげです。 NSX-GTを完走させることができてよかったです。これで、チャンピオンシップ争いでも大きくリードできたと思います。後半戦も全力を尽くしますので応援をお願いいたします」
Ralph Firman ラルフ・ファーマン #8 ARTA NSX(2位)
 「普通は2位を獲得できればうれしいものだけど、今回は本当に残念です。アンドレ(ロッテラー)のがんばりもすごかったですが、タイヤ交換のタイミングが勝負の分かれ目になりましたね。ハンデが大きかった私たちのNSX-GTでポイントを獲得できたことはよかったし、チャンピオンシップ争いも期待が大きくなりました。チームスタッフがすばらしいクルマを準備してくれたことに感謝します」
Yuji Ide 井出有治 #8 ARTA NSX(2位)
 「応援しているだけで疲れました。2人のドライバーががんばってくれて、表彰台に上がれたことはうれしいです。クルマはとても調子がよかったです。いつでも走れる準備はしていたのですが、出番が無くてよかったです。今度はぜひレースに出たいですね」

Text & Photo: HONDA

2007年8月19日

SGT:第6戦鈴鹿 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #1宝山トムスSC430
脇阪寿一
今日は本当は勝つつもりはなく、淡々とレースをしていたんです。 今まで勝とう勝とうと思いすぎて悪い流れになっていましたが、今日はリラックスしてレースに臨めて、いい結果が出せました。 雨が降ってきたときは、なんとしてもポジションを守らないといけなかったし、ドライビングも難しかったんですが、同時に 『これはアンドレの路面だ』と思っていたので、レインでもスリックでもイケると思ったし、 ラルフとアンドレでいい勝負をしてくれると思ったのでワクワクしましたし、実際非常に面白かったです。 今ポイントがどうなってるか把握してませんけど、これからもファンに喜んでもらえるようなレースをしていきたいです。
アンドレ・ロッテラー
今は最高の気分です。こんなに沢山のファンの前で勝てたことは一生忘れられないでしょうね。 最初のスティントは、いろいろ確認することが目標でしたが、周囲がミステイクをしてくれたおかげで順位を上げられました。 2番目のスティントでも8番のホンダは依然として速く、 100kgもウェイトハンデを積んでるのにどうしてあんなペースで走れるのか不思議に思っていました。 雨が降ってきて、コースアウトする場面もありましたが、それでも速いペースを保つことができましたから、 深溝を履いたのは正しかったと思いますし、スリックに換えたタイミングも正しかったと思います。 終盤明らかに路面が乾いてきましたが、暗くてよく見えなかったので、フィーリングだけで判断してスリックに換えました。 チームから交換を打診されてから半周走ってみて判断しました。 このままではどのみちラルフには追いつけないと思いましたし。 スリックに変えたのは正しいタイミングだったと思いますし、クルマも今日のコンディションに遭っていたと思います。
オリバー・ジャービス
ファンタスティックなフィーリングです。 今日は走ることができませんでしたが、チームはすごくよくしてくれたので、感謝していますし、おめでとうといいたいです。 来年またGTに参加したいです。 すばらしい結果でしたし、大勢のファンの前でポディウムに上がれたのも嬉しいです。
GT300クラス #2プリヴェKENZOアセット紫電
加藤寛規
ようやく勝てました。 これまで何回もフロントローからスタートしたのに表彰台に上がれませんでしたが、今回は吉本君にも来てもらって、勝てたので嬉しいです。 ファーストスティントはトップで1コーナーをぬけることだけを考えていたんですが、 26号車が2位に上がって後続を押さえてくれたこともあって、楽な展開になりました。それでも見えない部分で問題はあったんですが、 チームがうまくこなしてくれました。 これでウェイトはフルになりますから、これからはどうやって1ポイントを獲っていくかを、高橋さんと考えていきます。
高橋一穂
最初は涼しくなって楽なコンディションになってから30周ほどいく予定だったのに、雨の中を走ることになってしまいました。 雨って大嫌いなんですよねぇ(笑)それでもあとから晴れてくれたので、結果オーライです。 今回は何百人も応援団が来てくれてましたし、どこかで勝てるならここで勝つのが一番だとは思っていました。
吉本大樹
久しぶりのGTでしたが、車内が暑くて大変でした。 レースは一瞬たりとも気が抜けない展開でしたが、加藤さんが大きなギャップを広げてくれたので助かりました。 雨が降ってきてしまったのは、高橋さんによると、ボクが雨男だかららしいんですが(笑)コースアウトしたときは、 路面が半分ドライで半分ウェットという状況でした。一瞬ヒヤっとしましたが、あれもパフォーマンス、ということで。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SGT:第6戦鈴鹿決勝 奇襲大成功!!宝山SCが大逆転で今季初勝利!

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鈴鹿サーキットで開催された2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、#1宝山トムスSC430(脇阪寿一/アンドレ・ ロッテラー/オリバー・ジャービス組)が、いち早くスリックタイヤに履き替えたロッテラーの好判断により逆転に成功、 見事に今季初勝利を挙げることとなった。
GT300クラスは終始トップを快走した#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組) が後続に大差をつけて逃げ切り、こちらも待ちに待った初勝利を挙げてみせた。
(観客動員数:35,500人)

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全てのチームを大混乱に陥れた雨は140周を過ぎたあたりから徐々に弱まり、路面は次第に乾いていった。

このコンディション変化にいち早く対応したのが昨年のチャンピオンチーム、トムスだった。
1号車はロッテラーの判断で159周終わりでピットに飛び込み、スリックタイヤに履き替えてコースに戻った。
この時点でトップの#8ARTA NSXとは6秒以上の差が開いており、一方3位の#23ザナヴィZとは1周近い差があった。

アウトラップではGT300の周回遅れにも追いつかれるほどの苦しい走行となったロッテラーだが、タイヤに熱が入るにつれ、 他のレインタイヤ勢とは明らかに違うペースで走れるようになっていく。

これを見て8号車は161周終わりでスリックへの交換を決断する。
しかし既に2周を消化して充分に温まった1号車のタイヤと、履き替えたばかりの8号車のタイヤの性能差は如何ともしがたく、 8号車がピットアウトした時点でホームストレート1本分あった両者の差は、あっというまに縮まっていった。

そして遂にロッテラーは、デグナーカーブで#8ラルフ・ファーマンのインに飛び込み、トップの座を奪い取ることに成功すると、 そのまま一気にファーマンを突き放しにかかる。
162周終了時点でその差は既に5.962秒にまで開き、164周を終える頃には11.598秒となった。

数周後にはファーマンもロッテラーをしのぐペースで周回を始めるが、時既に遅く、 フィニッシュ時に9.940まで迫るのが精一杯だった。

9部9厘手中にしかけた勝利を惜しくも逃した伊藤とファーマンだったが、それでも厳しいハンデの中で15ポイントをもぎ取ったことは、 チャンピオンシップを戦う上では大きなアドバンテージになったはず。
これでシリーズポイントを76まで伸ばし、有効ポイントでも73と、2位以下との差を26に広げた。

3位にはオープニングラップでクラス最後尾まで後退を余儀なくされた#23ザナヴィニスモZが、粘りの走りで順位を挽回し、 表彰台の一角をもぎ取って見せ、ポイントランキングでも#100レイブリックNSXを抜いて2位に浮上した。

GT300クラスは、#2紫電が終盤スリック換装と加藤へのドライバー交代を行う磐石の構えでこの波乱の一線を悠々と制すとともに、 今回ドライブシャフトのトラブルに見舞われてノーポイントに終わった#101トイストーリーMR-Sを総合ポイントで上回り、 有効ポイントでも1点差に迫った。
雨の中をハイペースで追い上げた#43ARTAガライヤが#62ウィルコムヴィーマックを追い詰め、 148周目の1コーナーでインから抜き去って2位に浮上したものの、遂にトップをひた走る#2紫電を脅かすまでには至らなかった。
3位にはスリックタイヤで追い上げる#46宝山Zの追撃を退けた#62ウィルコムヴィーマックが入った。

次戦はツインリンクもてぎ。9月9日決勝だ。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SGT:第6戦鈴鹿1000km決勝結果

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) Final Race Weather:Fine-Rainy-Cloudy Course:Dry-Wet-Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
150011宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS1736:04'10.983
250028ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS1739.940
3500323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS1721Lap
45004100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS1721Lap
55005*17REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS1712Laps
6500622MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS1712Laps
7500738ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS1703Laps
850083YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1703Laps
950096Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1703Laps
1050010*24WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH1703Laps
1130012プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH15914Laps
12300243ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI15914Laps
13300362WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH15914Laps
14300446宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL15914Laps
15300513エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH15815Laps
1630064EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺 明
YH15716Laps
17300731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI15716Laps
18300847宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL15716Laps
19300955DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH15617Laps
2030010333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH15617Laps
21300117RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
山野直也
YH15617Laps
223001219ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH15617Laps
2330013666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH15023Laps
2430014101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI14924Laps
253001570ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH14825Laps
263001633HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK14528Laps
275001139デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS14330Laps
2850012*18TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS14033Laps
293001767triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH13736Laps
3050013*32EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL13439Laps
31300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL12053Laps
---- 以上規定周回数[70%](GT500: 121Laps / GT300: 111Laps)完走 ----
-300-77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL9083Laps
-500-12カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS63110Laps
-300-26ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH57116Laps
-300-110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH51122Laps
-500-25ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH50123Laps
-300-111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH20153Laps
-300-5クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH16157Laps
-500-35BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL0173Laps
-300-*11TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH12746Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.23 XANAVI NISMO Z (本山哲) 1'57.998 (3/172) 177.17km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規) 2'07.515 (2/159) 163.94km/h
  • CarNo.17は、2007 SGT SpR 第28条15(反則スタート)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりドライビングスルーペナルティを課した。 (2回)
  • CarNo.18は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2(危険なドライブ行為)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.11は、2007年 SGT SpR 第29条1違反(東コースショットカット)により失格とする。

2007年8月18日

SGT:第6戦鈴鹿公式予選1回目 エプソンNSXが暫定ポール。クスコスバルインプレッサは今季初のSL進出!

2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmの公式予選1回目が8月18日、鈴鹿サーキットで行われ、 GT500クラスは#32エプソンNSX(ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組)、 GT300クラスは#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)が暫定ポールを獲得した。

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猛暑の続く日本列島。公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットも朝から気温30℃を越える猛暑となった。
スーパーラップ進出を賭けた予選1回目は午前10時、GT300の専有走行から始まった。

#77クスコスバルインプレッサ、#101トイストーリーMR-Sらが開始早々から好タイムを連発する中、
開始10分で#43ガライヤを駆る新田守男が2分06秒696を叩き出し、早々と暫定ポールを獲得。
2番手には#62ウィルコムヴィーマック、3番手には#13エンドレスZがつけ、以下#2紫電、#101MR-S、#77インプレッサ、 #31MR-S、#26ポルシェ911GT3、#5ヴィーマック、#7RX-7までがスーパーラップ圏内。 6位の#77クスコスバルインプレッサは今季初のSL進出を果たした。
11番手には#46Z、12番手には#4ヴィーマックがつけており、#46Zと#7RX-7の差は僅か0.07秒。
この2台は最後の混走セッションでSL進出を狙って再アタックを敢行したが、僅かに及ばなかった。

GT500クラスは#6フォーラムエンジSC、#24ウッドワンZ、#35バンダイSC、 #39デンソーSCらが序盤から精力的に周回を重ねる一方で、他のチームは開始10分過ぎまでガレージで待機、 後半一斉にアタックに飛び出していった。

専有残り時間2分で#18小暮卓史が1分56秒141、#8伊藤大輔が1分56秒284を出してNSX勢が1-2位を占めると、 残り1分30秒で前回菅生を休んだ#12ブノワ・トレルイエが1分55秒881で一気にトップに躍り出る。
しかし残り1分で#32ロイック・デュバルが1分55秒817と更に上回り、結局このタイムがこのセッションのトップとなった。

専有終了時点での順位は#32NSX、#12Z、#18NSX、#8NSX、#6SC、#17NSX、#38SC、#1SC、 #100NSX、#23Zの順。
しかし、混走開始直後に#3イエローハットZの柳田真孝が4番手、#25エクリプスSCの土屋武士が5番手にジャンプアップを果たした。
#100レイブリックNSXも混走開始3分で再び9番手まで順位を戻してきた。
この結果#1宝山SC、#23ザナヴィZが弾き出されることとなった。

公式予選2回目は午後2時15分、スーパーラップは午後3時より行われる予定だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

2007年8月14日

SGT:第6戦鈴鹿 クスコDUNLOPスバルインプレッサ、シリーズで最も過酷な1000kmで入賞を目指す (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、シリーズで最も過酷な鈴鹿1000kmで入賞を目指す

6p_1  07年SUPER GTシリーズ第6戦は、真夏の鈴鹿サーキットにおいてシリーズ最長の1,000kmレースとして開催される。今年で36回目の開催となる伝統の通称・鈴鹿1000kmは、夏休み終盤のイベントとして定着。日没とライトオン、そしてゴール後の花火など、お祭り的な要素の強いレースとなる。SUPER GT唯一のシンメトリカルAWD車である「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は昨年の大会をスキップしたため、初の鈴鹿1000km挑戦となるが、多くのデータを得るためにまず完走、そして入賞してポイント獲得を狙う。

 第5戦・SUGOではウェットコンディションでシンメトリカルAWDシステムを存分に発揮して、15位スタートから中盤には見事トップを奪る走りを見せたが、リヤハブにトラブルが発生してリタイアを喫した。チームは、この反省を元に各部に対策を施し、サバイバルレースが予想される鈴鹿に挑む。8月末の鈴鹿は残暑厳しく、気温や路面温 度もコンディション的には第4戦・セパンと条件が近い。このセパンにおいては、クスコDUNLOPスバルインプレッサは、今季最高位となる5位でゴール。タイヤとのマッチングが良かったこともあり、暑い鈴鹿でも活躍の期待がかかる。

 鈴鹿1000kmは走行距離が長いこともあり、エキストラドライバーの登録が可能。クスコレーシングでは、Cドライバーに昨年までこのインプレッサをドライブしていた小林且雄を起用。ドライバー3人態勢で長丁場に臨むことになった。

 今回のエントリーはGT300クラスが25台の計41台。真夏の鈴鹿のレースはドライバーにも車両にも、そしてタイヤにも大きな負担となるが、粘り強く確実に走りきり完走と入賞、また、天候が悪化すれば、それを味方にして独自のシンメトリカルAWDシステムを武器に上位フィニッシュを狙う。

 なお、レースウィークのタイムスケジュールは以下のとおり。

8月17日(金)9:40~11:10練習走行
14:10~15:55練習走行
17:45~18:45練習走行
8月18日(土)10:00~ 11:00公式予選1回目
11:50~12:50ピットウォーク
14:15~15:55公式予選2回目
16:00~スーパーラップ
16:45~17:30キッズウォーク
8月19日(日)9:00~9:30フリー走行
10:45~11:45ピットウォーク
13:00~決勝レース(173周)
山野哲也
 「鈴鹿1,000kmはタフなレースです。ここ数戦いくつかのトラブルが 続いているのですが、耐久性を含めてインプレッサをきちんと検証 するにはいい機会になると思います。暑くてとても長いレースなの で僕たちも集中力を絶やさないようにして、ひとつでも上のポジショ ンを目指します。応援をよろしくお願いします」
スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text & Photo: スバルテクニカインターナショナル株式会社

2006年8月21日

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km トヨタモータースポーツニュース

酷暑の1000KmレースでレクサスSC430が3位入賞
GT300クラスではトヨタセリカ52号車がポール・トゥ・ウィンで初優勝

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波乱の1000kmレースで3位表彰台を獲得した
レクサスSC430(No.35 BANDAI DIREZZA SC430)

 '06SUPER GTの第6戦「第35回International Pokka 1000km」が8月19日(土)、20日(日)の両日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。鈴鹿サーキットでは、今季開幕戦でレクサスSC430がデビューウィンを飾っているが、今大会は、SUPER GTとして初めて、最長距離の1000kmレースとして行われた。シーズン中最も暑い時期に、最も長いレースとなる今大会は、シリーズポイントも他のレースよりも多く与えられるなど、シリーズ中盤の重要な一戦となった。各車とも暑さ対策を施し、夜間走行に備えて補助灯を装着するほか、通常の2名のドライバーに加えて多くのチームは第3ドライバーを起用。GT500クラス15台、GT300クラス25台の総勢40台がエントリーし、トヨタ勢はGT500クラスに4台のレクサス SC430と2台のトヨタスープラ、GT300クラスには2台のトヨタ MR‐Sと2台のトヨタ セリカが出場した。

◆予選◆

 19日(土)の天候は曇り時々晴れ。午前10時から1時間に渡って行われた公式予選1回目でECLIPSE ADVAN スープラ25号車が順調に4番手を獲得。Mobil 1 SC 6号車が6番手につけ、この2台が上位10番手までのグリッド順を決定するスーパーラップに進出した。午後3時からGT300/GT500各20分間づつの2回目セッションに続いて午後3時45分から注目のスーパーラップがスタート。5番目にコースインした6号車が暫定トップに立つと、続いて出走した25号車がこれを上回るタイムをマーク。最後に逆転されたものの、25号車が今季最上位の2番手グリッドを獲得。6号車は5番手グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

 一方、GT300クラスでは1回目セッションでウエッズスポーツセリカ19号車が3番手、プロμ太陽石油KUMHOセリカ52号車が5番手、TOY STORY Racing MR-S 101号車が6番手タイムを記録。スーパーラップでは52号車が見事、初のポールポジションを獲得。19号車が2番手で続いた。

◆決勝◆

 20日(日)は未明に降雨があったものの朝から天候は好転。気温30度、路面温度51度と厳しい暑さの中で、定刻の午後1時に決勝レースのスタートが切られた。2番手グリッドの25号車は、タイヤと路面のマッチングに苦しみ、序々に後退。代わって5番手スタートの6号車が4位まで順位を上げるが、25周目にエンジントラブルでストップ。

 一方、14番手からスタートを切ったBANDAI DIREZZA SC430  35号車は低燃費走行によりライバル勢よりも1回ピットインの回数を減らす4ストップ作戦を敢行し、じわじわとポジションアップ。ライバル勢のピット作業の間隙を縫って32周目には、一時首位に浮上。その後も首位攻防戦を繰り広げた35号車は、1000Kmを戦い抜き、3位でフィニッシュ。35号車は、初優勝を果たした第3戦富士以来の表彰台を獲得した。

 また、前戦SUGO大会での優勝による重いウエイトハンデに苦しむZENTセルモSC1号車は12番手スタートから健闘して7位入賞。やはりウエイトに苦戦したOPEN INTERFACE TOM'S SC 36号車も終盤5位を走行しながら残り5周でエンジントラブルに見舞われたが10位入賞を果たし、貴重なポイントを獲得した。

 一方、GT300クラスではセリカ52号車がスタートからクラストップを快走。2番手スタートのセリカ19号車は接触で遅れるなど波乱の展開となったが、殆どの周回で首位を堅持した52号車が初優勝を飾った。また、低燃費走行で3ストップ作戦を成功させたMR-S101号車がクラス9番手スタートから3位入賞を果たした。


BANDAI DIREZZA SC430 35号車 ドライバー服部尚貴のコメント:
 今回はタイヤのパフォーマンスと低燃費を活かすべく構築した作戦通りに上手くレースを運べたのが、上位入賞の最大の要因だと思う。とりわけスタートから序盤戦の間に頑張って順位を上げてくれた、チームメイトのP.ダンブレックの功績は大きかった。次戦も頑張る。

BANDAI DIREZZA SC430 35号車 ドライバーP.ダンブレックのコメント:

 第3戦富士に続いて表彰台に上がることが出来て本当に嬉しい。チームとメカニック達と良いクルマを用意してくれたトヨタ/TRDのスタッフにも心から感謝している。

BANDAI DIREZZA SC430 35号車 ドライバー田嶋栄一のコメント:

 今回第3ドライバーとしてチームに加わり、結局、決勝では実際にステアリングを握る機会はなかったが、メンタル面など、それなりにチームの役に立てたのではと自負している。

プロμ太陽石油KUMHOセリカ52号車 ドライバー竹内浩典のコメント:

 昨年からGT初参入のクムホタイヤを履いているが、わずか1年半で勝利を挙げることが出来、苦労が報われた思いだ。トヨタセリカもノートラブルで1000kmを走りきってくれた。

プロμ太陽石油KUMHOセリカ52号車 ドライバー嵯峨宏紀のコメント:

 決勝では3番目のロングスティントを担当させてもらい、思った以上に良いペースで走ることが出来た。初の1000kmレースだったが新たな自信につながった。

プロμ太陽石油KUMHOセリカ52号車 ドライバー澤圭太のコメント:

 優勝出来るとは思っていなかっただけに、とても嬉しい。今回の鈴鹿1000kmは自分にとってトヨタセリカでの2勝目となる。最後は慎重に走ったがクルマは問題なかった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:

 各車が猛暑と、前戦からのハンディウエイトのために苦戦を強いられる中で、35号車が3位表彰台を獲得してくれたのは、上出来の結果。チャンピオンシップ争いは、いよいよ佳境に入り、ますます厳しい戦いが予想されるが、チャンピオン獲得へと、チームと共に全力で頑張る。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

■「カルソニック インパル Z」がポールトゥウィンで完全勝利!!
  「MOTUL AUTECH Z」も2位でZが1-2フィニッシュを飾る

 8月20日、鈴鹿サーキットでSUPER GT第6戦、「35th InternationalPOKKA 1000km Race」(通称:鈴鹿1000km)決勝レースが開催され、ポールポジションスタートの「カルソニック インパルZ」(#12ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)が一度も首位を譲ることなく完全勝利をおさめた。レース中のファステストラップも同車が記録。また、予選10位からスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/リチャード・ライアン/ファビオ・カルボーン組)が2位表彰台を獲得した。

 #12 Zがスタート直後から2位以降を引き離す圧倒的な速さを見せた。スタートドライバーのトレルイエは、周回毎にその差を広げ、30周目にピットインしてデュフォアに交代した。デュフォワもトレルイエに劣らぬ力強い走りで他を圧倒。その後星野にドライバー交代、再びトレルイエにステアリングを戻すまで一度もミスを犯さず完璧なレースを展開、フィニッシュラインをトップで駆け抜けた。Z勢にとっては今季初優勝。昨年のセパン戦で「XANAVI NISMO Z」(#23)が優勝して以来、14ヶ月ぶりの勝利となった。チームインパルの星野一義監督は、完全勝利を讃える歓声に涙をこらえて応えていた。

 今回出場のGT500マシンの中で最重量級となる80kgのハンディウェイトを搭載した#22 Z。スタートを担当したのはクルムで、重量のため瞬発力を発揮するのは難しいものの、他車のミスや脱落を見逃さずに確実な前進につとめた。その結果37周目には4位まで順位を上げていた。その後ポイントランキングで競い合っている#1 SC430を捉えて3位に、また次のピットイン時にほぼ同時にピットに入った#8 NSXに対してピットワークで逆転を遂げて2位となった。

 今回期待を集めていた「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/松田次生/井出有治組)は、松田がレースをスタートし、7位から4位にまで順位を上げて今回スポット参戦の井出に交代した。井出も速いペースで周回したが、交代して4周目のシケイン手前でGT300マシンと接触。これがドライブスルーペナルティの対象となってコントロールタワーから「D 23」が提示されたが井出は気付かず、さらにチームのピットサイン見落としと無線の不具合も相まって3周以上を走り、ペナルティコーション無視と判断されて失格を意味する黒旗を提示された。遅れて気付いた井出はピットインしてそのまま、ピットアウトするドライブスルーを行ったが既に遅く、再度黒旗が提示され#23 Zのレースは終了した。

 この他予選5位、フリー走行でトップタイムと好調な滑り出しを見せていた「WOODONE ADVAN Z」(#24 エリック・コマス/柳田真孝/荒聖治組)は、コマスが序盤に激しいファイトを見せて5周目には2位までポジションアップしてレースを大いに盛り上げた。しかし、ピットイン時のロスなどが重なり、最終的に今季最高位の5位でレースを終えた。「イエローハットYMSトミカZ」(#3 横溝直輝/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/ダレン・マニング組)は8位スタートしたが序盤に出遅れ、8位のままフィニッシュした。

Text: NISMO

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km ホンダプレスリリース

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EPSON NSX(L.デュバル/武藤英紀組)が最後尾からの追い上げで4位

決勝日:2006年8月20日(日)
会場:鈴鹿サーキット 決勝レース:173周(1004.611km) 天候:予選/曇り 決勝/晴れ 気温:34℃/路面温度:51℃(13:00現在) コースコンディション:予選/ドライ 決勝/ドライ 観客数:3万5000人(主催者発表)

 8月20日(日)、三重県鈴鹿サーキットにおいて2006 オートバックス SUPER GTシリーズ第6戦「第35回 インターナショナルポッカ1000km」が開催された。1966年に始まった真夏のスポーツカーレースの祭典である鈴鹿1000kmが、今シーズンからSUPER GTのシリーズ戦に加わったため、SUPER GTシリーズ戦として初の1000kmレースとナイトランが行われた。

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 このラウンドは通常のレースより多くのポイントが与えられるため、シリーズの中で重要な一戦となる。今シーズンより2レース1エンジンというレギュレーションだが、このラウンドでは新エンジンの使用が認められている。  また、このラウンドのみ第3ドライバーの登録が可能なため、Honda NSX-GT勢は、現在ドライバーズポイントランキングで首位に立つ伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(#8 ARTA NSX)に金石年弘選手が加わり、道上龍/小暮卓史組(#18 TAKATA童夢NSX)は金石勝智選手が昨年に続き第3ドライバーを務めた。ロイック・デュバル/武藤英紀組(#32 EPSON NSX)と、セバスチャン・フィリップ/細川慎弥組(#100 RAYBRIG NSX)は通常通り2名のドライバーで参戦した。

 19日(土)の公式予選は曇り空となり、ドライコンディションで行われた。Honda NSX-GT勢は3台がスーパーラップに進出し、伊藤大輔/R.ファーマン/金石年弘組(#8 ARTA NSX)が50kgのウエイトハンデを積みながら3番グリッドを獲得した。同じく50kgを積む道上 龍/小暮卓史/金石勝智組(#18 TAKATA童夢NSX)が4番手に続き、S.フィリップ/細川慎弥組(#100 RAYBRIG NSX)は9番グリッドを獲得した。L.デュバル/武藤英紀組(#32 EPSON NSX)は、予選1回目に起きた燃料切れのトラブルにより15番手からのスタートとなった。

 20日(日)の決勝日は真夏日となり気温も上昇、スタート時には気温34℃、路面温度51℃とドライバーやマシンにとって非常に厳しいコンディションとなった。鈴鹿サーキットに駆けつけた3万5000人もの大観衆が見守る中、13時05分に計39台(GT500クラス15台)のマシンがローリングスタートを切った。

 レース序盤のHonda NSX-GT勢は、R.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)と道上 龍選手(#18 TAKATA童夢NSX)が4-5位。S.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が8位。L.デュバル選手(#32 EPSON NSX)が15位を走行する。しかし、9周目終了時にS.フィリップ選手が他車との接触により緊急ピットイン。コースに復帰するものの、この接触によるピットスルー・ペナルティを受けたために大幅に順位を落としてしまう。

 着実な走りをみせる予選3番手スタートのR.ファーマン選手は11周目に3位へ再浮上するが、5位を走行していた道上選手はエンジントラブルにより21周終了時に緊急ピットインし、#18 TAKATA童夢NSXは無念のリタイアとなった。

 27周目終了時、R.ファーマン選手が前を走行する#24 WOODONE ADVAN KONDO Zと同時にピットイン。リアタイヤのみの交換と燃料補給を行う素早いピット作業により、受け継いでドライブする伊藤大輔選手(#8 ARTA NSX)は事実上の2位に浮上した。GT500クラス最後尾スタートだった#32 EPSON NSXはL.デュバル選手が34周と長いスティントを走り、武藤英紀選手にドライバー交代を行った。1回目のドライバー交代を終えた時点で、伊藤選手がトップと約25秒差の2位を走行。武藤選手が9位に浮上し、#100 RAYBRIG NSXの細川慎弥選手が13位となった。

 レース中盤、#32 EPSON NSXの武藤選手は、2分2秒台の好ラップタイムを連発して除々に順位を上げ、55周目には#36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430をパスして暫定5位に浮上した。#32 EPSON NSXはピットインの回数を通常5回のところを4回に減らす作戦を敢行している。#8 ARTA NSXは2回目のドライバー交代で順位を3位に下げるものの、R.ファーマン選手は激しい走りで2位を走る#22 MOTUL AUTECH Zの背後から離れずに攻め続けていく。残り100周(74周目)となった15時30分ごろになっても強い日差しが照り続け、気温30.7℃、路面温度 53℃と過酷なコンディションは変わらない中、R.ファーマン選手は90周終了時に3回目のピットインを敢行し、僅差の3位で伊藤選手にバトンを渡した。

 残り60周(114周目)となる17時ごろになると気温は急激に下がり、路面温度も37℃まで低下した。伊藤選手は、ピットアウト直後に10秒以上も開いてしまった2位との差を再び縮め、124周終了時にドライバー交代のために4回目のピットインを行った。しかし、このピットイン時にブレーキパッドが割れるトラブルが判明し、修復を行ったために3分17秒もの作業時間を費やしてしまう。このため、#8 ARTA NSXは9位まで後退することとなった。

 残り40周(134周目)でHonda NSX-GT勢は、#32 EPSON NSXが4位までポジションを上げ、#8 ARTA NSXが9位、#100 RAYBRIG NSXが10位を走行。137周終了時に#32 EPSON NSXの武藤選手が4回目のピットインを行い、L.デュバル選手に最後のバトンタッチを行った。

 SUPER GT最長となる173周、1004.611kmにおいて繰り広げられた第6戦鈴鹿ラウンドは、最後尾の15番手からスタートした#32 EPSON NSXが4位、#8 ARTA NSXが6位、#100 RAYBRIG NSXが9位でチェッカーフラッグを受けた。優勝したのは#12 カルソニック インパルZだった。

 ※第3戦富士ラウンド決勝における#36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430に対するペナルティ判定への7月10日のJAF裁定が正式に確定致しました。よって前戦より変更されたポイント獲得数とランキングが正式リザルトとなっています。

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コメント
白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー

 「今年は伝統ある鈴鹿1000kmが、SUPER GTのシリーズ戦となりましたので、ぜひとも皆様に優勝の報告がしたかったのに残念です。最終コーナーのHondaファンシートの皆様には、暑い中、大変長時間にわたりご声援をいただきましてありがとうございました。今回は最も重要なレースと認識していましたが、予期せぬハード面でのトラブルが発生したことが悔やまれます。次戦のもてぎでは、これらのトラブルを克服するとともに、ドライバー、チームスタッフ全員が一丸となり、この悔しさを晴らせるように、全力を尽くしますので、皆様のご声援をお願いします」

4位 #32 EPSON NSX
ロイック・デュバル(Loic Duval)選手

 「1000kmという長いレースを完走することができてよかったです。残念だったのは、予選1回目で5番手のタイムを出しながら、トラブルのために通過することができなかったことです。決勝ではノートラブルだったので、予選を通過できていれば表彰台も獲得できたかもしれません。予選15番手スタートから決勝を4位でゴールすることができ、チームのみなさんにありがとうと言いたいです」

武藤英紀(Hideki Mutoh)選手

 「最後尾からのスタートなので、1台でも多くの車を抜いていこうと思っていました。正直、4位までいけるとは思っていなかったです。もし予選1回目を走れていれば、表彰台も狙えていたかもしれません。決勝では僕もロイックもチームもミスがなかったですし、次のもてぎに対してもいい流れができました」

Text & Photo: HONDA

2006年8月20日

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス優勝 #12カルソニック インパル Z

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ブノワ・トレルイエ
本当に最高の気分です。
でも明日になればもっと嬉しさが実感できるでしょうね。
チャンピオンシップを考えれば、今回はとても大事なレースでしたから、ここでフルポイントが獲得できたのは凄く嬉しいです。昨シーズンは1年かかって33ポイントでしたからね。
今回はチームが凄くいい仕事をしてくれましたし、二人のドライバーも頑張ってくれて、完璧でした。
いつも沢山の旗を振ってくれるニッサンのファンにも感謝しています。
あちこちにドライバーの名前の旗を張ってくれる人たちもいて、日本のファンはどの国よりも素晴らしいと思います。
この後のレースでも、その応援に応えたいです。

星野一樹
僕もブノワと同じで、明日になればもっと嬉しさを実感できるのかなと思ってます。
GT300で優勝したときもそうでしたけど、最後に(星野)監督と握手したときは、やはり感動しました。
3スティント目を担当して出て行ったときは暑かったけど、クールスーツも効いていましたし、セパンでトラブったドリンクも今日はちゃんと飲めたので、大丈夫でした。
次回からは凄いウェイトを積むことになると思いますが、ベストを尽くして、もてぎとオートポリスを頑張って、良い形で最終戦の富士を迎えたいですね。

ジェレミー・デュフォア

最高のクルマでしたから、限界まで攻める必要がありませんでした。
今週末はブノワが80%の仕事をこなしてくれて、いい状態でクルマを渡してくれたので、僕は与えられた仕事を着実にこなすことができました。
レースをするのは昨年の鈴鹿以来でしたが、良いチャンスをもらえたと思います。
将来のことは判りませんけど、できれば来年またGTで走りたいですね。
最後に一言、ブノワとカズキにはとても感謝しています。久しぶりにレースをする僕のためにセットアップを全部やってくれて、アドバイスもしてくれました。

GT300クラス優勝 #52プロμ太陽石油クムホセリカ

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竹内浩典
初めてスーパーラップを走って、ポールを獲れましたし、今日またここへ来ることもできました。ここまで1ポイントも獲っていないチームがいきなりポールポジションを獲って優勝もするなんて、本当に信じられない気持ちです。
スタートを担当して、最初のスティントで30秒引き離してくると言っていたのに、実際には10何秒しか離せなかったので、その後は若い二人に頑張ってもらって、最後の美味しいところで渡してもらう格好になりました。二人には感謝しています。
チームを立ち上げてからは、それこそお弁当の手配やTシャツの枚数の心配など、走るどころじゃない状態から始めましたが、漸く勝つことができました。
クムホタイヤとも1年たって信頼関係ができました。
最初は国民性の違いからか、コミュニケーションがうまく取れませんでしたが、今年に入ってやっと信頼関係ができてきていたんです。1年半かかって漸く恩返しができたな、と思います。
今は一つ勝てたことで満足していますが、こうなるとまた欲が出て、「富士辺りでまた狙っちゃおうかな」なんて思い始めてます(笑)
今まで応援してくれた全ての人に感謝します。

嵯峨宏紀
3番目のロングスティントを任されましたが、マージンを稼いで二人を助けることができてよかったです。
実は1回ブノワと当たってるんですが、その件に関してはさっき話し合って和解しました。(笑)
来週はF3があるので、そこでも良い結果を出したいです。
正直、まだ実感はありませんし、こういう(記者会見の)場にも慣れていません。
次はF3でここに来たいです。

澤 圭太
昨日ポールポジション会見に呼ばれて、今日もここに戻ってこられたらいいな、とは思っていましたが、正直勝てるとは思っていませんでした。
チームスタッフも二人のドライバーもノーミスでしたから、あとはGT500に当たらないように、タイヤかすを拾わないように、とそれを心がけ、最後に竹内さんに余裕を持って気持ちよく走ってもらえるようにと思って走りました。
僕を呼んでくれたチームには本当に感謝しています。
今年は海外でポルシェのレースをやっていますが、そっちも残り3戦良い形で戦えると思いますし、GTも残り3戦ありますから、できればどこか乗せてもらえればいいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000㎞決勝が終了 1000kmの長丁場をカルソニックZが制す!

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スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、ポールシッターの#12カルソニック インパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)が2位を1分28秒も突き放す圧倒的な速さで173周を走りきり、今季初勝利を挙げた。
2位には#22モチュールオーテックZ(ミハエル・クルム/リチャード・ライアン/ファビオ・カルボーン組)がつけ、今季苦戦の続いていたフェアレディZが1-2フィニッシュを達成した。

GT300も#52プロμ太陽石油クムホセリカ(竹内浩典/嵯峨宏紀/澤圭太組)が磐石の走りで優勝、クムホタイヤに念願のGT初勝利をプレゼントした。
(観客動員数 35,000人)

残り4分の1を迎えた伝統の鈴鹿1000km。
トップのカルソニックZの優位は揺るがず、2位につけた#22モチュールZを脅かすものは既にいなくなり、Zが1-2体制を形成して順調に周回を重ねていく。

その後方では4ストップ作戦を敢行したダンロップ勢の2台、#35BANDAI SCと#32EPSON NSXが3位、4位につけたが、5位を走行する#24ウッドワンアドバンZが4位との差を着実に詰めてくる。
160周を越えるころには4位5位はほぼテール・トゥ・ノーズ状態となり、フィニッシュを担当した#24荒聖治は懸命に#32ロイック・デュバルを攻め落とそうとする。
しかし、周回遅れに行く手を阻まれるなど、荒は今一歩攻略の決め手を欠き、デュバルは4位を守りきってチェッカーを受けた。

また、レース終盤を迎えて#1ZENT、#36オープンインターフェースらのレクサスSC勢のエンジンが異音や白煙を出し始める。
そして遂に36号車のエンジンはフィニッシュ目前の166周で息絶え、ZENTも170周目にARTAに6位の座を明け渡すこととなってしまった。

結局12号車、22号車は1-2体制を保って173周を走りきり、今シーズン初の勝利を獲得した。
また、この優勝は鈴鹿1000kmの35回の歴史の中では、1993年以来13年ぶりのニッサン車による勝利でもある。

GT300クラスは、クムホセリカが順調にトップを快走する中、#27ディレクシブ320Rがレース終盤になって2位の座を確実なものとし、ポイントリーダーの座を守った。

3ストップ作戦を挑んだ#101トイストーリーMR-Sは3位につけたが、#777梁山泊MR-Sは130Rで#13エンドレスZと接触、コースアウトしてしまう。
この影響で777号車はタイヤバーストに見舞われ、予定外のピットストップを強いられてクラス14位に終わった。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Yoshinori OHNISHI

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝結果

35th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2006/08/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500112カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS101735:57'45.468
2500222MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
ファビオ・カルボーン
BS801731'29.148
3500335BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
田嶋 栄一
DL201721Lap
4500432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL10
(+1)
1721Lap
5500524WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
エリック・コマス
柳田 真孝
荒 聖治
YH+21721Lap
650068ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
金石 年弘
BS501721Lap
750071ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
ロニー・クインタレッリ
BS801712Laps
850083イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
ダレン・マニング
BS101712Laps
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS301685Laps
105001036OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
エイドリアン・スーティル
BS601667Laps
11300152プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨 宏紀
澤 圭太
KH+216013Laps
12300227direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH7015914Laps
133003101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI515914Laps
1430047雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入 宏之
山路 慎一
YH3515815Laps
1530052Prive'e Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH7015815Laps
16300647吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+115815Laps
17300762WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH1015815Laps
18300846吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL4015716Laps
19300911JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1015716Laps
2030010110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
壷林 貴也
YH515617Laps
213001170外車の外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
伊橋勲
山岸 大
YH15419Laps
2230012910洗剤革命TEAM UEMATSU&石松RSR
PORSCHE 996GT3RSR
植松忠雄
菊地 靖
阪口 良平
YH15320Laps
23300139NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH15320Laps
2430014777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋 和也
小林 敬一
MI+215221Laps
255001166triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
ソエイル・アヤリ
BS+114330Laps
2630015111RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 996 GT3CUP
飯島 寛也
Guts 城内
滑川 健
YH14231Laps
273001613エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH3513340Laps
283001787トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
和田 久
余郷 敦
YH12053Laps
29300185プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
渡辺 明
YH+211855Laps
303001919ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH5
(+1)
11558Laps
---- 以上規定周回完走(GT500: 121Laps / GT300:112Laps)----
-300-14ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾恭輔
砂子 塾長
HK10667Laps
-500-25ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
野田 英樹
YH+29083Laps
-300-88アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
古谷直広
YH107697Laps
-500-23XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
井出 有冶
BS5047126Laps
-300-55DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田 大祐
石浦 宏明
YH+130143Laps
-500-6Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS+124149Laps
-500-18TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
金石勝智
BS5021152Laps
-300-10T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
山田英二
DL+27166Laps
-300-96EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL102171Laps
  • Fastest Lap: No.12 カルソニックインパルZ 1'58.829 4/173 175.93km/h
  • No.100,62 ドライビングスルー(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14②(一般安全規定)違反)
  • No.23 ドライビングスルー(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14①(一般安全規定)違反)
  • No.18 ドライビングスルー(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14②(一般安全規定)違反)(※リタイアのため未消化)
  • No.87 ドライビングスルー(2006 SUPER GTシリーズ第6戦第35回インターナショナルポッカ1000km特別規則書第22条(ピットレーンの速度制限)違反)
  • No.1 ドライビングスルー(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第34条10(ピット作業)違反)
  • No.110 ドライビングスルー(国際モータースポーツ競技規則付則H項4.1.2d)(青旗中の接触)違反)
  • No.23 失格及び罰金30万円を課した。(※公式通知No.19)

 ※車番23(エントラント NISMO、代表者 飯島嘉隆、第3ドライバー 井出有治)は、2006年SUPER GT Sporting Regulations第29条一般安全規定違反と判定され、ドライビングスルーペナルティを科せられたが、3周提示されたボード提示を無視したため、ISC付則H項第2章4.d)及び2006年SUPER GT Sporting Regulations第48条6.7.により失格とした。なお、その後ピットレーンを走行し、本トラックに戻った行為に対して再度黒旗提示を行ったが、これらの行為に対して罰金を科すものとする。

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