シルエットもなかなか"カッコイイ" セリカ(Photo:Motorsports@nifty)
JGTC第3戦に登場したウェッズスポーツCELICA。レーシングブロジェクトBANDOHがMR-S に変えて、今回から持ち込んだちこのマシンは、外観こそセリカだがその中身は大き く異なる。 駆動はFFからFRに変更。フロントサスペンションは、ノーマルセリカのストラット式 からダブルウィッシュボーンに変更するなど、02年型スープラのものを流用。ミッシ ョン、デフも02スープラのものを使い、心臓部の3S-GエンジンはMR-Sのものを縦置き にして搭載している。 ほとんどシェクダウンの状態でレースウィークに突入したため、金曜日には駆動系全 てにトラブルが出てその対応に追われ、予選でもそれを引きずりクラス17位と低迷し てしまった。 しかし、坂東監督によれば「02スープラのパーツを使い、GT300としてはオーバーク オリティともいえるもので組み上げられてる。ダウンフォースに関して言えば02スー プラより上」と、潜在能力は高く、それを引き出せてば自ずと結果はついてくること になりそうだ。 その言葉を裏付けるように、決勝日朝のフリー走行では、予選を上回るタイムを叩き 出してクラス3位と、走るたびにタイムアップを果たしている。 決勝ではどこまでいけるのかわからないが、距離を稼いでデータを取ることができれ ば続く富士のレースでは他チームの驚異になるかもしれない。