全日本GT選手権

JGTC第5戦もてぎ 優勝ドライバーのコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

GT500クラス優勝 EPSON NSX

アンドレ・ロッテラー
「すごく良いレースが出来ました。クルマも調子良かったし、松田も速かった。コースはイン側がすごくスリッピーだったので、気をつけて走るようにしました。昨年はどんなに頑張っても2位が精一杯だったので、今日ホンダのクルマに乗り、ホンダのサーキットで勝てたことが非常に嬉しいです。今年NSXはターボエンジンになり、各車ともこれにてこずってきましたから、シーズン序盤はとてもチャンピオンシップを考えることなどできませんでした。今後はミスなく安定した結果を出し、ポイントを積み重ねていきたいですが、ウェイトの影響がどうでるか、やってみないと分からないですね」

松田 次生
「今回のクルマはドライだと良くなくて、ウェットになるとタイムが出ていましたから、決勝が雨になれば良いなと内心思っていたのに、自分の番が来ると晴れてしまったので、最初はどうしようかと思いました。でも走り出してみると良い感じでした。片岡を抜いたときは、ストレートのイン側が滑りやすいので、それ以外の場所でいこうと思い、ヘアピンで抜きました。ニュータイヤを使わずにユーズドタイヤで出て行ったので、残り10周はきつかったですが、なるべくミスをしないで300を抜くのに気をつけて走れば抜かれないと思って走りました。ホンダさんも含めてみんなが一丸となって取り組んだからこういう結果が出たのだと思います」

GT300クラス優勝 ARTA Garaiya

新田 守男
「うまく2連勝できました。期待はしてましたけど、こんなにうまくいくとは思っていませんでした。タイヤを含めて色んな要素がうまくかみ合ったのだと思います。今年は1勝で終わりかなと思っていましたが、スタッフが頑張ってくれましたね。スタートでスピンしたときは、チョイスしたタイヤがハードコンパウンドだったのと、ウォームアップとレースで路面状態が変わっていたためにミスをしてしまいました。その時点でトップがどのくらい逃げているのかが分からなかったんですが、土屋さんの作戦とタイヤの状態が良かったので、すぐに追いつくことが出来ましたね。コースはサファリラリーみたいなコンディションで(笑)泥しぶきやオイルで何も見えないときさえありました。スリックタイヤへの交換時期は、自分が走りながら路面状態をチームに伝え、それを下に判断しました。結果的にはコレがキーになりましたね。これでM-TECとは7点差に追いつきましたが、NSXはフルウェイトでもアレだけ速いですし、最終戦はホンダの地元ですから簡単にはいかないと思います」

高木 真一
「スピンするのを見たときは、これは面白くなるなと思いました。チームの選択が決め手になり、新田さんも頑張ってくれて、トップで僕にバトンを渡してくれました。滑る路面は好きなので、最初からプッシュしていきました。カルソニックと当たったときは、本当にもう駄目かと思いましたが、こちらには大きな影響はありませんでした。終盤は500に抜かれるときにだけ気をつけて走りました。今のレギュレーションで連勝するのは難しいことですが、尾川エンジンさんが頑張ってくれて、ハンデを負ってもトップレベルのパワーを出してくれました。今後はドライバーはミスをしないよう、開発のほうも色々チャレンジしていって、なんとかM-TECに追いつきたいです」



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