Japanese F3

JF3:第5,6戦富士 TDPドライバー 国本雄資が富士でも完全勝利! 開幕からの連続勝利数を6へと伸ばす (TOYOTA)

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第6戦は国本雄資(中央)に続き、ラファエル・スズキ(左)が
2位に入り、トムスが1-2フィニッシュ

 全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が6月12日(土)と13 日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今大会はフォーミュラ・ニッポンとの併催ではなく、この週末、富士スピードウェイで行われた「ザ・ワンメイクレース祭2010 富士」の中の一戦としての開催となる。

 今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両11台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 12日(土)午前8時55分から第5戦、第6戦の予選が、それぞれ15分ずつのセッションとして行われた。

 第5戦の予選では、ここまで開幕4連勝を続けているTDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイムをマーク。これをチームメイトのラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)が逆転しトップに立つも、最終ラップで国本が僅か100分の1秒上回り、ポールポジションを獲得。2番手にスズキ、嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)が4番手につけた。

 10分間のインターバルを挟んで開始された第6戦の予選でも国本がコンマ1秒差でスズキを抑えポールポジション。第3戦より4戦連続のポール獲得となった。スズキ2番手、嵯峨4番手となり、Cクラスは第5戦、第6戦共に全く同じグリッド順となった。

 Nクラスでは、第5戦は小林崇志(HFDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)が2番手につけた。第6戦は銘苅翼(AIM SPORTS)がポールを獲得。蒲生はタイムを伸ばせず、6番手となった。

 予選の後、午後1時15分にスタートが切られた第5戦決勝(15周)は、ポールポジションの国本が好スタートで首位の座を守ると、後方で2位争いが繰り広げられている間に独走状態に持ち込み、最後は13秒もの大差を付けてトップでフィニッシュ。圧勝で今季5勝目を挙げた。

 予選2番手のスズキはスタートを失敗し5位まで後退。しかしそこから追い上げ7周目には3位までポジションを回復。前を行く関口雄飛(ThreeBond Racing)を追ったが届かず、3位でフィニッシュした。  Nクラスでは、ポールポジションの小林を予選2番手の蒲生が追う展開となったが、その差は徐々に開いていき、逃げ切った小林が今季4勝目。蒲生が2位となった。

 13日(日)午後3時20分に第6戦の決勝(21周)がスタート。再び好スタートを切った国本がトップを堅守。後方では4番手スタートの嵯峨が好ダッシュを見せ、2位争いを展開するが、スズキをパスするまでには至らず。この後方のバトルもあり、国本はスタート直後から後続との差を広げるが、3周目にNクラス車両のクラッシュがあり、セーフティカーが導入。マージンは帳消しになってしまった。

 5周目終了と共に再スタートが切られたが、国本はこれも決めると、再び後続を引き離し、トップでチェッカー。スズキが全日本F3での最高位を更新する2位に入り、トムスが1-2フィニッシュを飾った。国本は開幕から負け無しの6連勝。4戦連続のポール・トゥ・ウィンと圧倒的な強さを見せている。

 Nクラスでは、ポールポジションの銘苅がスタートで遅れ、2番手スタートから小林がトップをダッシュ。そのまま逃げ切り、今季5勝目を挙げた。蒲生は6番手スタートから追い上げ、3位でチェッカーを受けたが、レース後、2位の車両に車両違反が見つかり失格。蒲生は繰り上がって3戦連続の2位フィニッシュとなり、ランキングでも2位に浮上した。

Photo & Text: トヨタ自動車株式会社


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