Japanese F3

JF3:第4戦オートポリス決勝 国本京佑が初優勝! 井口卓人の連勝が止まる

 全日本F3選手権第4戦決勝は、予選3位の国本京佑(TOM'S)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。また、ナショナルクラスも安岡秀徒(ル・ボーセ)が嬉しい初優勝を飾った。

 27日のオートポリスは朝から汗ばむ陽気。天候は薄曇で遠くに外輪山が霞み絶好のレース日和となった。13時、予定通りスーターティンググリッドへのフォーメーションラップが始まった。

f3_r04_r_kunimoto  スタートは昨日に続きポールシッターのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)がミス。その横を予選2位の井口卓人(TOM'S)と国本京佑(TOM'S)がすり抜けていく。井口と国本は1コーナーでサイドバイサイド。昨日のように接触することもなく、国本が井口の前に出た。ヴァン・ダムは3位に落ちた。

 TOM'Sの3台は、1秒前後の間隔で4位のケイ・コッツォリーノ(NOW)以下を徐々に引き離しにかかる。

 序盤トップの国本に井口が迫る。井口は国本との差を10周目に入ったところで0.5秒差まで詰める。しかし、追い上げてきたヴァン・ダムを抑えるために、トップを追うどころではなくなり、国本との差は逆に広がっていく。

 終盤、井口は再び国本にその差0.5秒と迫るが、最後は国本がその差をコントロールして、嬉しい初優勝を飾った。2位井口、3位にヴァン・ダムと第2戦と同じくTOM'Sが1-2-3を決めることとなった。

f3_r04_r_hideto  ナショナルクラスは、またも予選クラストップだった山内英輝(TOM'S)がスタートを失敗。クラストップには安岡秀徒が立ち、クラス2位にアレキサンドレ・インペラトーリ(PTRS)、クラス3位には永瀬貴史(ハナシマ)が着けた。山内は1周目クラス5位で戻ってきたが、昨日のリプレイのように2周目に松下昌揮(AIM)を、4周目には永瀬を、8周目にはインペラトーリを捉え2位まで上がってきた。

 山内はさらにクラストップの安岡に迫り10周目あたりから両車は接近戦を演じ始める。この争いは終盤まで続くが、焦ったのか最後は山内がコースアウトして2位を失うという結末が待っていた。クラス2位にインペラトーリが、クラス3位にはザヒール・アリ(PTRS)が入った。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI



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