Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス 井口卓人が開幕から3戦連続ポールトゥウイン!

 全日本F3選手権第3戦は26日、オートポリスで決勝を行い、ポールポジションからスタートした井口卓人(TOM'S)が一度もトップを譲ることなく開幕から3戦連続ポールトゥウインを飾った。

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 予選終了前から降り出した雨も間もなくやみ、午後になるとオートポリス上空には薄日も漏れ始めた。しかし、風は相変わらず強く吹いている。13時、16台のF3マシンがフォーメーションラップにスタートした。

 ポールポジションの井口卓人(TOM'S)は無難なスタート。その後ろのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)はスタートをミス。素晴らしいスタートを切ったのは、予選3位の国本京佑(TOM'S)。井口に並びかけるが、1コーナーで両車が絡み国本は押し出されるようにコースアウト。再スタートを切るも後方集団に埋もれてしまった。バン・ダムは、ケイ・コッツォリーノ(NOW)、嵯峨宏紀(ル・ボーセ)にもパスされ4位に落ちた。

 トップに立った井口は一人旅、このまま悠々とトップを走りつづけ難なく開幕から3連勝を飾った。

 4位に落ちたバン・ダムは追撃を開始。レース中盤にようやく1コーナー立ち上がりで嵯峨を捕らえ3位に上がる。そして、2位のコッツォリーノを追うが、1秒差まで追い詰めたところでチェッカー。順位を一つ上げたに止まった。

 ナショナルクラスは、ポールの山内英輝(TOM'S)がスタートをミス。さらに1コーナーでの混乱でコースアウトし最後尾に落ちてしまった。これでトップに立ったのが安岡秀徒(ル・ボーセ)。2位に上がってきたのはアレキサンドラ・インベラトーリ(PTRS)。しかし、安岡はヘアピンでミスしてコースアウトし、レースを失ってしまった。

 一方、最後尾に落ちた山内は猛然と追撃を開始。異次元の速さで次々と順位を回復。ついには2位まで上がったがチェッカーでジ・エンド。3位には開幕戦優勝の松下昌輝が入った。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI



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