Japanese F3

JF3:第3戦富士決勝 #50関口が復帰初戦で悲願の初優勝!!Nクラスはルーキー#37中山が独走優勝

全日本F3選手権第3戦の決勝が6月11日、富士スピードウェイで行われ、今回からF3にカムバックしたばかりの#50関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)がいきなり優勝をものにした。ポールポジションの#12安田裕信(ThreeBond)はレースの前半をリードしながらまさかのシフトミスでコースアウト、惜しくも優勝を逃している。
Nクラスはルーキーの#37中山雄一(TOM'S SPIRIT)が後続を全く寄せ付けない走りで逃げ切り、デビュー3戦目で見事初優勝を遂げた。

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第3戦決勝は午後2時5分スタート。朝から降り続いた雨も漸くやんで、#36リチャード・ブラッドレーと#19西本直樹を除く12台がスリックタイヤを装着して15周の戦いに臨んだ。

ホールショットを奪ったのはセカンドグリッドの#5山内英輝。ポールシッターの#12安田裕信が2番手、3番手には#1蒲生尚弥がつけて1コーナーをクリアしていく。
蒲生はこの周のコカコーラコーナーで安田を抜き差ると、ヘアピンで早くも山内のインをついてトップに立つが、すかさず山内もダンロップコーナーで抜き返す。両者も連れるようにセクター3を抜けていくが、ここに後方から安田、関口が食い込んできて最終コーナーで1、2位に浮上してきた。

トップを奪い返した安田は関口との差を次第に広げ、6周終わりで1.059秒、9周終わりでは2.063秒差とした。
その後も両者のギャップは広がり続け、12周目には3.456秒にまで達するが、13周目の1コーナー進入で安田がシフトダウンの際にギヤをニュートラルに入れてしまうという痛恨のミスで飛び出してしまい、関口の先行を許してしまった。
関口はこの周で安田との差を3.079秒とすると、14周目には1分40秒563、ファイナルラップでは1分39秒922と立て続けにファステストラップを更新して見事逃げ切りに成功。Cクラスで初めての優勝を復帰初戦にしてものにする快挙を成し遂げた。
2位は安田、3位には蒲生が入った。

Nクラスは予選トップの中山が序盤から#23千代勝正との差を一気に突き放しにかかり、6周終わりで3.6秒差とする。千代は中山を追うどころか#8野尻智紀に迫られ、10周目の1コーナーで野尻の先行を許すことに。
結局このクラスは中山、野尻とルーキーが1-2位を占め、千代が3番手で15周を消化。中山は開幕戦優勝の野尻に続き、デビュー3戦目で早くも勝利を手にした。

なお今回は、このレースで各ドライバーが記録したベストタイムが第5戦決勝のグリッド順位採用されるルールになっており、Cクラスは関口、Nクラスは野尻がポールポジションを獲得している。

明日の第4戦決勝は午前10時55分より、第5戦決勝は午後4時40分より、それぞれ21周ずつで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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