Japanese F3

JF3:第3,4戦もてぎ TDPドライバー 国本雄資がもてぎも両レースを制し開幕4連勝 (TOYOTA)

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もてぎの2戦をポール・トゥ・ウィンで完全制覇した国本雄資

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦)が5月22日(土)と23日 (日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 22日(土)好天に恵まれ、夏を思わせる暑さの中で午前11時50分より予選が行われ、前大会鈴鹿で2連勝を飾っているTDPドライバー 国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が第3戦、第4戦共にポールポジションを獲得。第3戦は3番手に嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)、5番手にラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)がつけ、第4戦はスズキが3番手、嵯峨が4番手となった。

 Nクラスでは、TDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)が第3戦で初のポールポジションを獲得。第4戦は小林崇志(HFDP RACING)が今季3度目のポールポジション。蒲生はミスでタイムが伸びず、5番手となった。

 FCJ第1戦とフォーミュラ・ニッポンの予選を挟み、午後4時から第3戦決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの国本はトップの座を守って序盤戦へ。後方では、4番手スタートの関口雄飛(ThreeBond Racing)が一気に2位へとジャンプアップ。3番手スタートの嵯峨はもう一台にかわされ、4位へと後退。

 首位を逃げる国本は関口を引き離すまでには至らず、2台による首位攻防戦が展開。しかし、国本は隙を与えず、そのままトップでチェッカー。開幕2戦に続き、3連勝を飾った。嵯峨は終盤スズキに詰め寄られるがこちらも順位は変わらず、嵯峨4位、スズキ5位でフィニッシュ。

 Nクラスでは、ポールポジションの蒲生がスタートを失敗。3番手スタートの千代勝正(DENSO Team Le Beausset)がトップを奪取。蒲生は1周目の第3、4コーナーで他車に接触されてスピン。そのままリタイアとなった。千代はトップの座を守りきり、嬉しい今季初勝利を挙げた。

 23日(日)は曇天ながらドライコンディションの下、午前10時半に第4戦の決勝レース(20周)がスタート。追い越しの難しいもてぎでは、スタートが特に重要となるが、そのプレッシャーの中でも、国本は2戦続けて好スタートを切りトップをキープ。一方4番手スタートの嵯峨は1コーナーでコースオフ。大きく順位を落としてしまった。

 国本が後続との差を徐々に広げていく中、スズキと関口が3位争いを展開。しかし、スズキは関口を追い抜くまでには至らず、4位でチェッカー。国本は危なげなく、最後は2位に4秒もの差をつけて開幕4連勝を飾った。第3戦、第4戦共に一度も首位の座を譲ることのないポール・トゥ・ウィン、ファステストラップも記録する、完全勝利を果たした。

 Nクラスでは、ポールポジションの小林が首位を逃げる中、5番手グリッドの蒲生がスタートで3位に浮上、第5コーナーでもう一台パスし、2位へ上がると、首位を行く小林を追った。しかし、2台の差は詰まらず、その順位でチェッカー。小林が今季3勝目を挙げた。蒲生は自己最高位を更新する2位表彰台を獲得した。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社


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