全日本F3選手権第19戦の決勝は、ポールシッターの#3ロベルト・ストレイト(インギング)がそのままトップで逃げ切り、
今季7勝目を挙げた。2位に大嶋和也、3位はオリバー・ジャービス。
これによりシリーズチャンピオンの行方はストレイトと大嶋の二人に絞られた。
第19戦決勝は午後1時30分にフォーメーションラップが開始された。
2番手スタートのジャービスが出遅れるのを尻目に2位に浮上した大嶋は、懸命にトップを行くストレイトを追い上げるが、
ストレイトは全く付け入る隙を与えずに14周を走りきり、今季7勝目を達成した。
3位に後退したジャービスもペースが上がらず、逆に後方から石浦宏明の追撃を受ける状況でこのレースを3位で終えることとなった。
これにより有効ポイントはストレイト252ポイント、大嶋244ポイント、ジャービス238ポイントとなり、
優勝または2位でないとポイントが加算されないジャービスは明日優勝しても247ポイントに留まるため、
ここでチャンピオンの可能性が消えた。
一方このレースで2位に入り、ポイントランキングでも2位に浮上した大嶋は、ここまでリタイヤ2回、
9位と7位が各1回と落としたレースが多いため、最大で18ポイントを加算する可能性がある。
優勝したストレイトが最大でも11ポイントまでしか加算できない状況を考えると、逆転タイトルの可能性が一気に高まった。
注目の最終戦決勝は明日午後0時30分より、20周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAHESHITA