Japanese F3

JF3:第15戦オートポリス決勝記者会見

■Cクラス
優勝 嵯峨宏紀(ルボーセ)
f3_r15_r_pc_saga  「決して楽なレースではありませんでした。スタートがうまくいって、一度アウト側に行ったあとクロスラインでインに入りました。この作戦は、昨年、雄資(国本雄資:トムス)にもやって成功しているので、いいイメージの作戦でした。セーフティーカーが入って、マージンがなくなってしまいました。リスタートは、最終コーナーギリギリで加速をしないといけなくて、思っていた作戦が失敗し、後ろにつかれてしまいました。後ろとの距離を見ながらのレースになりましたが、おさえられてよかったです。(おそらく107戦目での初優勝について)フォーミュラトヨタの時も30戦くらいかかっているので、もし上のカテゴリーに行ったら300戦ぐらいかかるかもしれません。ヨボヨボになっていないといいのですが...(笑)ウイニングランはGTでは経験がありますが、前に誰もいないというのはいいですね。(来年の予定について)まだ決まっていませんが、F3は引退します。そのうちF3協会が引退会見を開くと思います(笑)」
2位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r15_r_pc_yamauchi  「ごく普通のスタートでした。嵯峨選手と国本選手との距離を見て、1コーナーに入ろうとしましたが、嵯峨選手にクロスラインでインに入られました。これ以上寄せるとぶつかると思って引きました。3番手に落ちたのですが、抜こうと思っていたらセーフティーカーが入ってラッキーでした。1コーナーで国本選手がコースオフした後に嵯峨選手を追いかけましたが、抜けませんでした。スタートの1コーナーでおさえられなかったのが敗因だと思います」
3位 関口雄飛(スリーボンド)
  f3_r15_r_pc_sekiguchi 「特に何もないレースでした。セーフティーカーあけに、国本選手がコースオフし3位に上がれました。しかし、バトルに参加できなかったので面白くないレースでした。今日の差は詰められるならとっくに詰めているので、明日急に差を詰めることは無理です」
■Nクラス
優勝 千代勝正(ルボーセ)
f3_r15_r_pc_chiyo  「ポール・ポジションからのスタートでした。スタートは自信があるので集中しました。後ろで混乱がありましたが、1位を守れてよかったです。1周目に小林選手にインをさされそうになりましたが、ブロックできました。リスタートもフェイントがうまくいきよかったです。今年からルボーセで走らせてもらって、昨日の午後は走れなかったのですが、いい車を作ってくれたチームに感謝しています。夏場に車がマッチしていなかったですが、前大会からよくなってきていて、結果が出せて、スポンサーやチームに恩返しができてよかったです」
2位 小林崇志(HFDP)
f3_r15_r_pc_kobayashi  「スタートはあまりよくありませんでした。前の2台(蒲生尚弥:トムスと佐藤公哉:ノバ)もよくなくてスリーワイドのようになりました。イン側だったので、無理せずに引きました。直後に、2台が接触したのでポジションを上げることができました。しかし、その後、思ったようなレースができませんでした。ファステストラップも取りにいっていましたが、前に追いつきたいという気持ちがあったからです。こういう内容のレースでチャンピオンを決めたくありませんでした。(明日のレースは)今日の蒲生選手のアクシデントのように、明日は我が身で僕にも起こりうることだと思っています。1点を取りにいくためのレースはしたくないので、明日はスタートをバッチリ決めてチャンピオンを決めたいと思います」
3位 黒田吉隆(アチーブメント)
f3_r15_r_pc_kuroda  「スタートは無難にいきました。1コーナーで2台がクラッシュしてくれてラッキーでした。その後、小林選手に近づいて、抜けるかなと思っていたらコースオフして、後ろまで下がってしまいました。しかし、セーフティーカーのおかげで3位まで上がれました。前大会は首を痛めていてまともに走れませんでした。それでも1秒内にいたので自信はありました。(第16戦の予選は)他の選手にひっかかって、しっかりアタックができなかったし、今日の車もよくない状態なので、明日はうまくまとめて、入賞したいです」
【※注記】

 記者会見終了後、Nクラス優勝の千代勝正に30秒加算のペナルティが課されたため、優勝は小林崇志となった。クラス2位には黒田吉隆が、同3位には吉田広樹が繰り上がった。

Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース