全日本F3選手権第13戦は25日、決勝を行い予選2位からスタートしたラファエル・スズキ(トムス)が優勝。第11戦から数えて3連勝を飾った。Nクラスは、蒲生尚弥(トムス)が優勝、第8戦からの連勝を6に伸ばした。
第13戦は16時15分よりフォーメーションラップがスタート。上空には青空も顔を出してきた。
スタートは、ラファエル・スズキ(トムス)が絶妙のスタート。ポールポジションの山内英輝(ハナシマ)に並びかけ、1コーナーでホールショットを奪った。2位には山内がつけ、3位は予選ポジションのまま国本雄資(トムス)が、4位も嵯峨宏紀(ルボーセ)がつけた。
3周目の3コーナーでは4位走行の嵯峨がコースアウトして順位を大きく落とした。
レースはこのトップ3台が、0.5秒前後の等間隔で後続を引き離す展開で推移。山内が5周目にここまでのファステストラップとなる1分16秒052でスズキに迫るが、及ばず。中盤には、国本が山内に迫るがこちらも並びかけるまでには至らず、コース幅の狭いSUGOでは決め手がない。
結局、この3台がこのままの順位で18周を走りきり、スズキが前岡山大会からの連勝を3に伸ばした。2位に山内、3位に国本が入った。
4位には中盤、関口雄飛(スリーボンド)と争っていたアレキサンドラ・インペラトーリ(KCMG)が入り、その関口は14周目のこのレースのファステストラップとなる1分16秒011を出すが、15周目走行中にマシンがストップしてリタイアとなった。
Nクラスはポールポジションの小林崇志(HFDP)がリードしてレースが始まるが、2周目の1コーナーでブレーキをロックさせてコースアウト。これでトップに立ったのが蒲生尚弥(トムス)。2位に佐々木大樹(ノバ)が上がり、小林は3位に落ちた。
この後、蒲生は後続を引き離し、このまま優勝。第8戦からの連勝を6に伸ばした。小林の追撃を振り切った佐々木が自身最高位の2位に入り、小林は3位に終わった。4位には三浦和樹(HFDP)、5位に千代勝正(ルボーセ)と続いた。
第14戦は明日26日、12時25分より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum