Japanese F3

JF3:第11戦岡山決勝 Cクラスは山内英輝が今季2勝目、Nクラスは中山雄一が今季3勝目

 全日本F3選手権第11戦は28日、岡山国際サーキットで25周の決勝を行い、Cクラスは山内英輝(ハナシマ)が、Nクラスは中山雄一(トムス)が優勝した。

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 決勝のフォーメーションラップが始まる頃には朝から晴れていた岡山国際サーキット上空も雲が広がってきた。しかし雨の心配はなさそうだ。

 10時35分定刻、フォーメーションラップが始まった。グリッドオンし、シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

 ここで予選4位の山内英輝(ハナシマ)が素晴らしいスタートを決め、1コーナーでホールショットを奪う。2位には安田裕信(スリーボンド)が付け、その背後では関口雄飛(B-MAX)、蒲生尚弥(トムス)を含めた3台がドックファイト。バックストレッチで安田のスリップに付きヘアピンでインを伺うが入れず、その間に関口に迫った蒲生は、関口とリボルバーで併走。1周目にコントロールラインに戻ってきたときは蒲生が3位に上がり、関口は4位に落ちた。

 このレース絶好調の山内は2位安田に対し0.5秒以上速いラップタイムで逃げる逃げる。5周を終わってその差は5秒弱、17周目にはついに2位安田以下との差を10秒以上と広げ、終盤はタイムをコントロールしたものの9秒4のぶっちぎりでこのレースをトップでゴールし、開幕戦に続き今季2勝目を飾った。

 2位でレースをスタートした安田は、3位蒲生もペースが上がらず単独走行。このままの順位でレースを終えることとなった。

 3位の蒲生は4位関口に背後に迫られるが、抜きどころの少ないここ岡山では、関口をもってしても決め手がない。このままの順位でレースを終えると思われた最終ラップ、なんと蒲生にマシントラブルが発生。スローダウンしてリボルバーのアウトでマシンを止めた。これで関口は難なく3位に繰り上がり、4位にはリチャード・ブラッドレー(トムス)が、5位には岡山初登場のマシュー・ハウソン(KCMG)が入った。

 Nクラスは、クラスポールシッターの野尻智紀(HFDP)が鬼門のスタートで失速。後続に次々とパスされ順位を落とした。これでトップに立ったのがクラス予選2位の佐々木大樹(NDDP)をかわした、中山雄一(トムス)。佐々木はクラス2位でレースを始めることとなた。

 クラス2位に落ちた佐々木は中山を1秒以内の差で終始追い詰めるが、やはりここ岡山では抜けない。結局中山が0.6秒差で逃げ切り今季Nクラス3勝目を飾った。

 Nクラス2位は佐々木。同3位にはファステストラップを叩き出して追い上げるギャリー・トンプソン(KCMG)を振り切った千代勝正(NDDP)が入り、トンプソンは同4位でレースを終えた。

 第12,13戦は9月3、4日、舞台を開幕大会の行われた鈴鹿サーキットに移し開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum


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