全日本F3選手権第10戦の公式予選は、#1マーカス・エリクソン(PETRONAS TOM'S F308)が1分54秒000と、
従来のレコードタイム1分54秒187を上回り、今季2度目の総合ポール、3度目のCクラストップとなった。
Nクラスは#7山本尚貴(HFDP RACING)が第9戦に続いての連続ポールを獲得。1分56秒579と再びコースレコードを更新した。
第9戦の予選終了から10分間のインターバルを経て、午前11時5分より第10戦の公式予選が始まった。
ここでもCクラス勢は開始7分過ぎまで静観の構えだ。
第9戦ではペナルティによる降格が既に決まっていたとはいえ、タイム的には#2ケイ・コッツォリーノの後塵を拝したトムス勢だったが、
ここではいつもどおりの速さを発揮してトップ3を独占してみせる。エリクソン、国本、井口の順だ。
エリクソンは2周目のアタックで1分54秒000とコースレコードを更新、見事ポールポジションを獲得した。
第5戦鈴鹿でNクラスの#20アレキサンドレ・インペラトーリが総合トップタイムをたたき出し、
エリクソンが総合2位という波乱があったため、エリクソンは今季通算で2度目の総合ポール、3度目のCクラストップということになる。
コッツォリーノはここでは1分54秒543と自身が出した第9戦のベストタイムにも届かず、4位に終わった。
Nクラスは第9戦予選でコースレコードを更新した山本がさらにタイムを縮めて2戦連続ポールを獲得、#8小林崇志が2番手に付け、
HFDPレーシングが1-2という結果に。
ポイントリーダーの佐藤公哉は3番手につけた。
第10戦決勝は明日午後0時45分より、17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI