Japanese F3

JF3:第10戦もてぎ決勝 Cクラスは国本が開幕10連勝を達成。Nクラスも蒲生が3連勝

全日本F3選手権第10戦の決勝が8月8日、ツインリンクもてぎで行われ、#1国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)がポール・トゥ・フィニッシュを達成。連勝記録を10に伸ばし、今シーズンのタイトルに早くも王手をかけた。
Nクラスもまた予選クラストップの#37蒲生尚弥(TDP SPIRIT F307)が昨日に続いて優勝。前回の富士ラウンドから3連勝を達成した。

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第10戦決勝は午前10時40分スタート。
昨日に続きポールの国本が見事ホールショットを決めて1コーナーを立ち上がる。予選2番手の#12関口雄飛、3番手の#5山内英輝がそのまま2位3位でオープニングラップを終了。ここまでは昨日と全く同じ展開だ。
しかし昨日はタイヤのウォームアップにてこずってレース前半で関口に迫られた国本が、今回は序盤から後続を一気に突き放しに掛かった。2周を終えてその差は1秒2。6周を終えるころには3秒75、12周を終えるころには6秒にまで広げてきた。
その後ろでは#62嵯峨宏紀の追撃を退けた山内が関口の背後に迫る。5周を終えてその差は0.7秒だ。

ファステストラップは更新しながら快調に周回を重ねる国本は結局関口に7秒7の大差をつけて20周を走り切り、開幕以来の連勝記録を10に伸ばした。次の岡山ラウンドで勝利すれば早々と2010年タイトルも決定する。
一方、一時は山内の追撃を受けた関口も次第に山内との差を広げていき、最後は8秒7の大差をつけてフィニッシュ。昨日に続いて2位を獲得した。山内もまた3位表彰台を昨日に続いてものにしている。

一方Nクラスは予選トップの#8小林崇志がホールショットを決め、2位蒲生に1秒強の差をつけて周回を重ねるが、単独スピンにより後退してNクラスの集団に埋もれてしまった嵯峨がトップ2台を抜いていく隙を突いてギャップを埋めてきた蒲生が12周目の1コーナーで小林のインついてトップに立つ。
抜かれた小林はレース後半ペースが上がらず、熾烈な3位争いを展開していた#18ギャリー・トンプソン、#22佐々木大樹、#63千代勝正らに一気に追いつかれ、ファイナルラップで立て続けに抜かれてしまうことに。
この結果2位にトンプソン、3位には19周目の1コーナーで佐々木をアウトからしとめた千代が入った。
優勝は蒲生。先月富士で行われた第8戦、昨日の第9戦、今日の第10戦と3連勝を達成して、ランキングトップを走る小林とのギャップを一気に詰めてきた。

次戦は岡山国際サーキット。9月4-5日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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