Japanese F3

JF3:第10戦鈴鹿 ロベルト・ストレイトが4位 (INGING)

 前日の第9戦で見事にポール・トゥ・フィニッシュを飾ったロベルト・ストレイト。一夜明けた日曜の第10戦決勝は路面温度が42℃にも達する暑さとなり、前日とは大きく異なるコンディションの中、午後零時59分にスタートを迎えた。

■第10戦

f3_r10_r_streit  コンディションに対応するべく、ウォームアップやグリッド上でも細かくセッティング変更を行ったチームとストレイト。レッドシグナルが消えた瞬間、まずまずの動き出しを見せたストレイトだったが、ポールポジションの塚越広大も好スタートを切り、狙っていたようにトップに躍り出ることは適わず。逆に背後からオリバー・ジャービスが迫り、彼をけん制するべくストレイトは1コーナーに向けたアプローチでイン側に切れ込んでいく。なんとか2番手の座を守ったストレイトだったが、序盤から若干のオーバーステアこそあれどマシンのフィーリングはまずまずながら、ストレートでの予想外の苦戦を強いられることに。このためストレイトは、必死のドライビングにもかかわらず、2周目の1コーナーではジャービスの先行を許し3位に後退。さらには7周目の同じく1コーナーで大嶋和也の後塵を拝することとなってしまう。

 最終的には3位の大嶋に11秒という大きなギャップをあけられ、4位となったストレイトだったが、残念ながら連勝こそならなかったものの、今週末でランキング2位のジャービスとのポイント差を広げて次戦に向かうことができたという点で、チームにとっても満足感のあるレースウィークとなった。

ロベルト・ストレイト
 「スタート自体は最高ではなかったけれど、それほど悪くなかったと思う。ハンドリング的にも、序盤こそややオーバーステア傾向があったものの、マシンのセッティングもそれほど悪くなかった。ただ、なぜかエンジンが思うようにパワーを発揮してくれず、表彰台圏内にとどまっていることができなかったんだ。今日は残念な結果になったけれど、次のオートポリスは得意なサーキットだし、頑張るよ」
影山正彦監督
 「難しいコンディションの昨日から一転、完璧なドライという状況となった今日の第10戦でしたが、結果としては残念なものでした。昨日のように滑りやすい難しい路面などでは、ドライバーの頑張りもあって好成績を残せるものの、逆に良いコンディションとなったときにライバル勢に対してパフォーマンスが劣ってしまうという、ある程度予想していた課題が、予想通りに出てしまったレースでしたね。このあたりがトムス勢やホンダ勢との差だと捉えて、今後の課題として努力していきたいと思います。とはいえ1ポイント差で鈴鹿を迎え、それを7ポイント差に拡げて帰れるわけですから、内容としては納得の行く週末でしたね」

Text: INGING MOTORSPORT / Photo; Motorsports Forum



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