Japanese F3

JF3:第7戦岡山決勝 中山雄一が破竹の6連勝、Nクラスは高星明誠が無敵の7連勝!

 全日本F3選手権第7戦は30日、岡山国際サーキットで25周の決勝レースを行い、総合で中山雄一(トムス)が、Nクラスでは高星明誠(NDDP)が優勝した。

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 レースはフォーメーションラップから波乱含み。昨日初参戦ながらNクラスで2位に入った小河諒(ルボーセ)がアトウッド立ち上がりでクルマを止めると、13周目には3位を走る松下信治(HFDP)が、14周目にはNクラス3位を走っていたドラゴンがトラブルのためマシンをコース脇に止めた。しかし昨日1台がトラブルに泣いたトムスチームは今日は盤石、2台とも完走を果たした。

 岡山国際サーキットは朝から曇天。昨日と比べて幾分過ごしやすい中で15時、フォーメーションラップが始まった。

 レースは12台が参加。いきなり小河がフォーメーションラップで止ったためグリッドに着いた11台でスタートが切られ、ポールシッターの中山雄一(トムス)がダッシュよく1コーナーでホールショットを奪う。2位には勝田貴元(同)が付け、3位松下、4野尻智紀(戸田)と続き、ここまでは予選順。5位には千代勝正(B-MAX)が上がり、清原章太(HFDP)は6位に落ちた。

 トップに立った中山は序盤勝田を1秒半前後離してのレースを展開していたが、中盤からペースの上がらない勝田を徐々に引き離し、終わってみれば8秒差で今季6勝目を飾った。勝田は2位。

 3位でレースを始めた松下は上位2台のトムス勢について行くことができず、また、4位の野尻も松下には及ばす後方から千代、清原に迫られることになる。松下が13周目にリタイアして野尻が3位に上がると、トムス勢との差は16秒と大きく開いてしまい、そのままゴールを迎えることになった。4位は千代、5位には清原が入った。

 Nクラスは高星明誠(NDDP)が好スタート。2位にナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)が付ける展開で始まる。ところがこのレースはパユーングを引き離すことができず、終始1秒前後の差での争いとなった。しかし、タイヤを温存し、パユーングとの差を巧みにコントロールした高星はそのままパユーングを従えてゴール。開幕から無傷の7連勝を飾ることとなった。2位にはパユーングが入り、3位には周回遅れながら湯澤翔平(ノバ)が初表彰台をものにした。

 第8,9戦は舞台を富士スピードウェイに移し、7月13日~14日にスーパーフォーミュラのサポートレースとして開催される。

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Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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