全日本GT選手権

GTC_Rd.4:富士 予選レポート

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 4
                   JAPAN SPECIAL GT CUP

       NSX勢上位独占!3度目の正直なるか?!

 悪夢の第2戦から3か月を経て、GTは再び富士に戻ってきた。
 午前中に行われた予選1回目では、#100RAYBRIG NSX(飯田)が従来のコース
レコードを1秒以上上回り暫定PP。上位4位までをNSXが占め、今度こそは
という意気込みが感じられた。
 以下、#39デンソーサードスープラGT、#12カルソニックスカイラインと続く
が、#55STPタイサンバイパーが8位につけ注目される。シリーズリーダーの#23
ペンズオイル・ニスモGT-Rは、100kgという重量ハンデに苦しみ予選17位に沈んだ。
 GT300クラスは、今季2勝でシリーズをリードする#25つちやMR2が60kgのウエイ
トをものともせず暫定PP。#61テイボン・トランピオ・FTOがMR2勢に割って
入り2位。

 午後になって富士特有の霧がサーキットを覆い、予選2回目は霧が薄らぐのを待
って午後3時から行われた。
 ここではスープラ勢が好調。#39デンソーサードスープラGT(谷川)が27秒台に
入れたのを筆頭に、#36カストロールTOM'Sスープラ(フォンタナ)、#38FK/マッ
シモセルモスープラ(竹内)らが軒並み午前のタイムを更新。NSXの牙城を僅か
に崩した。
 その他、スカイライン勢、バイパーも僅かにタイムアップを果たしたが、順位を
大きく上げるまでには至らず。NSXは#18TAKATA童夢無限NSX以外はタイムアタッ
クを行わなかった。

 GT300クラスは、#61テイボン・トランピオ・FTO(中谷)が逆転PPを狙ったが
僅かに届かず、#25つちやMR2が3連勝に向け最高のグリッドからスタートすること
になった。

 決勝は、明日午後2時25分スタート、56周(250km)で争われる。今季、鈴鹿、仙
台と惜しいところで勝ちを逃しているNSXが三度目のチャンスをものにできるのだ
ろうか。そして、それを果たすのはどのチームだろうか。

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***



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