■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS ■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION PREVIEW REPORT プレビュー 99/11/20 ------------------------------------------------------------------------- NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28) 今年最後のビッグイベントだ!! GTオールスターズが九州初上陸!舞台はオートポリス 未知のコースでどんなドラマが待っているのか… 熱戦の続いた1999年のAUTOBACS CUP 全日本GT選手権もGT500のエリック・コマス (No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R)、GT300の新田守男(No.25 モモコルセ・ア ペックスMR2)がチャンピオンを獲得して終了した。国内のビッグレースもほとん どが終了したが、GTファンのお楽しみはまだまだある。 そう、今年もNICOS CUP GTオールスター戦が開催されるのだ。今年はついにGT オールスターズが九州の地に上陸する。時は11月27、28日。場所は大分県上津江村 のオートポリス・サーキットだ。F1開催も可能な施設を持ちながら、諸般の都合か ら95年以来ビッグレースから遠ざかっていたオートポリスだったが、今回のGTオー ルスター戦で久々にビッグマシンの爆音が帰ってくることになる。 ■実力と人気で選ばれた25チームが真剣勝負 今年、GTオールスター戦に参加できるのは、まずは実力&実績組として、GTCシ リーズ戦の各クラスの勝利経験チームとスペシャル・ステージのPokka鈴鹿1000km レースでのGT500/GT300クラスの勝利者が選ばれる。そして、ファン投票で支持を 集めた上位チームを合わせて全25チーム50人のドライバーたちが選抜された。今 季、ドライバーズタイトルを獲ったコマス、新田をはじめ、惜しくも涙を呑んだ関 谷正徳/黒澤琢弥組(No.36 カストロール・トムス・スープラ)、土屋武士/井出 有治(No.25 ザナヴィARTAシルビア)など有力チームがシリーズ戦での屈辱を晴ら すべく、全力で来るだろう。 また、GTオールスター戦では、シリーズ戦で義務づけられているウエイトハン ディ制は採用されない。このため、各マシンのパワーが掛け値なしで発揮されるだ ろう。ハンデによって苦戦を強いられたNo.18 TAKATA童夢NSX(脇阪寿一/金石勝 智組)などNSX勢にとっては、その実力を見せつけるチャンスかもしれない。 とは言え、このオートポリスはかなり長いメインストレート(904m)と低速のヘア ピン2カ所にいくつかの高中速コーナーが巧みに組み合わされ、適度なアップダウ ンもあるなかなかの難コースだ。こういった、総合力が問われるコースはスープラ の得意とするところだ。また、ここでは最近ビッグマシンでのレースが行われてい ないし、もちろんGTマシンで走るのは初めてだけにGTドライバーズたちにとっては 未知のコースといえる。27日午前の公式練習後、午後に1回だけの予選というスケ ジュールだけに、マシンのセッティングに手間取ると下位に埋もれてしまう可能性 だってある。この辺を考えるとスピードではやや不利なスカイラインGT-Rでも、操 縦性の良さを考えると、決して侮れない存在になるだろう。 GT300クラスでは、ウエイトがないだけにシリーズ戦で絶対的な速さを見せたシル ビア勢が有利に感じられる。特にシリーズ戦で勝ちを逃しているNo.81 ダイシンシ ルビアは一発を狙ってきそうだ。さらにシリーズ後半に速さを発揮したNo.26 STPア ドバンタイサンGT3R(松田秀士/D.シュワガー組)、No.7 RE雨宮マツモトキヨシ RX7(松本晴彦/山野哲也組)なども注目だ。 シリーズ戦において、皆が勝手知ったるサーキットですら勝者の予想がつかない GTCだ。まったく未知のコースといえるオートポリスでは、勝者どころか、どのマシ ンが有利かも正直予測もつかない。ただ言えるのは、今年のモータースポーツ・ シーズン最後のビッグレースだけに各チーム、ドライバー思いっきり攻めてくるは ずだから、とんでもなく迫力ある、激しいレースになることだけは請け合おう。 ■国さん、ついに本当のラストランに そして、もう一つ忘れてはならないことがある。それは日本、いや世界のレーシ ング・シーンで41年間に渡り活躍してきた、日本の誇るレーサー、高橋国光がこの GTオールスター戦をもって、ビッグレースから引退するということだ。引退レース であるのだが、国さんと飯田章のNo.100 RAYBRIG NSXは、きっと勝利を狙って激走 を見せてくれるはず。我らが愛すべき"国さん"のラストランをその目に焼き付けて、 この偉大なる"レースの鉄人"に大いなる拍手を送って欲しい。 ■GTオールスター戦ならのお楽しみも盛りだくさん メインイベントのレースは真剣勝負だけど、NICOS CUP GTオールスター戦はファ ンのための夢の祭典だ。このオールスター戦だからこそというイベント、アトラク ションも数多く用意されている。さらに、シーズン最後ということもあって、ドラ イバー、チームスタッフ、キャンギャルたちもとっておきの大サービスをしてくれ るかも。ともあれ、1日中GT漬けになって楽しめること請け合いだから、レース・ マニアはもちろん、クルマ好きからその家族、友達に彼女までみんなで楽しめるぞ! 27、28日はオートポリスへGOだ! Report by GTインサイドレポート班 以上 ☆予想エントリーリスト NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28) [GT500] 17台 No. マシン ドライバー チーム タイヤ * ------------------------------------------------------------------------------ 1 ペンズオイル・ニスモGT-R エリック・コマス(F) 本山 哲 NISMO BS *4 2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 ミハエル・クルム(D) NISMO BS 6 3 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 ハセミ・モータースポーツ BS 9 6 ESSO Tiger Supra 野田英樹 ワイン・ガードナー(AUS) ESSO Tiger Team LeMans BS * 12 カルソニックスカイライン 星野一義 影山正美 TEAM IMPUL BS 2 16 Castrol無限NSX 中子 修 道上 龍 無限×童夢プロジェクト BS+12 18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一 金石勝智 無限×童夢プロジェクト BS*10 30 NICOS McLaren GTR 山田洋二 岡田秀樹 TEAM TAKE ONE BS 19 32 cdma Oneセルモスープラ 木下隆之 近藤真彦 cdma One TOYOTA TEAM CERUMO with Key's BS 7 36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 黒澤琢弥 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI*16 37 カストロール・トムス・スープラ 鈴木利男 片山右京 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI 5 38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 TOYOTA TEAM CERUMO BS 14 39 デンソーサードスープラGT 土屋圭市 影山正彦 TOYOTA TEAM SARD YH 3 55 CLIPSEタイサンバイパー 田嶋栄一 本庄康幸 TEAM TAISAN with ADVAN YH 17 64 Mobil 1 NSX トム・コロネル(NL) 光貞秀俊 Mobil1 NAKAJIMA RACING BS*13 88 ノマドディアブロGT-1 和田 久 古谷直広 JLOC TY 8 100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田 章 チーム国光 with MOONCRAFT BS *1 [GT300] 8台 No. マシン ドライバー チーム タイヤ * ------------------------------------------------------------------------------ 7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本晴彦 山野哲也 RE雨宮レーシング YH 11 15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 NISMO YH*15 19 ウエッズスポーツセリカ 織戸 学 原 貴彦 RACING PROJECT BANDOH YH * 25 モモコルセ・アペックスMR2 新田守男 高木真一 MOMOCRSE Racing Team with Tuchiya YH * 26 STPアドバンタイサンGT3R 松田秀士 D.シュワガー(D) TEAM TAISAN Jr. with ADVAN YH * 72 オークラRX7 石川 朗 平野 巧 オークラロータリーレーシング YH 20 77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 クスコレーシング YH 18 81 ダイシンシルビア 福山英朗 大八木信行 TEAM DAISHIN YH + ○略号 *)最後の数字はファン投票順位(20位まで)、*はシリーズ戦勝利、+は鈴鹿1000km優勝 ※タイヤ BS:ブリヂストン、MI:ミシュラン、TY:トーヨー、YH:ヨコハマ ※国 籍 AUS:オーストラリア、D:ドイツ、F:フランス、NL:オランダ ※このエントリーはGTインサイドレポート班調べによるもので、 公式の発表ではありません。エントリーは直前に変更される場合もあります。 GTオールスター戦ではシリーズ戦のウエイトハンディは反映されません。 ☆タイムスケジュール 11月26日(金) 練習走行 N1/カート フリー走行 9:00~12:00 ☆GTフリー走行 14:00~16:00 11月27日(土) 公式予選 カート予選 8:15~ 8:30 N1予選 8:40~ 9:10 ☆GT練習走行 9:35~11:35 ☆ピットウォーク 11:45~12:45(ガードナー・バイクデモラン) N1-1決勝 13:10~14:00 20周 ☆GT予選 14:15~15:15 11月28日(日) 決勝レース ☆GTフリー走行 9:00~ 9:30 N1-2決勝 9:55~11:00 20周 カート決勝 11:20~11:50 7周 ☆ピットウォーク 11:55~12:40 (ガードナー・バイクデモラン、スパーカー・デモラン、高橋国光セレモニー) スターティングセレモニー 13:00~ ☆GT決勝スタート 13:30~ 54周(終了予定15:15) ☆観戦チケットのご案内 【チケット】 ■入場観戦券(中学生以下は無料) ◎前売入場観戦券(27、28両日有効):4,500円 ◎当日販売チケット 28日(決勝)入場観戦券:5,500円、27日(予選):2,500円、26日(練習):1,500円 ※観戦場所は制限エリア(パドック、ピットエリア、タワー、ロイヤルルーム他) 以外は第1、最終コーナースタンドと、どこでも自由に観戦可能。 ■前売ロイヤルルーム入場観戦券(限定2,000枚)は完売致しました。 ■パドックエリアパス(パドックパス):6,000円(27、28両日用、当日売りのみ) ※パドックエリア券はピットウォークの入場もできます。 ■ピットウォークパス:2,000円(1日有効、当日売りのみ) ※パドックパス、ピットウォークパスには、観戦券が別途必要です。 【チケット発売所】 ●ローソンチケット(ダイエー内ローソンも含む)●チケットぴあ ●ファミリーマート●JTB●オートバックス(中国、四国、九州地区各店) ●その他最寄りのチケットショップでお買い求め下さい。 ☆チケットのお問い合わせ先: ローソンチケット 092-844-5945、チケットぴあ 092-708-9999、 JTB海外旅行九州支店 092-712-0700 ☆現地宿泊及び各地区からのツアーをご希望の方: JTB海外旅行虎ノ門支店 03-5512-0530、JTB海外旅行九州支店 092-712-0700 (熊本駅、大分駅からの当日日帰りツアーもあります。お申し込みはお早めに) 【お問い合わせ】 ●オートポリスサーキット TEL:0973-55-1111/FAX:0973-55-1113 ●GTオールスター実行委員会 TEL:03-3461-9893/FAX:03-3461-9882 【TV放送】 12月4日(土) 16:00~17:15 テレビ東京系全国6局ネット 放映局:テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/ テレビせとうち/ティーエックスエヌ九州 大分放送(OBS):12月11日(土) 25:40~/長崎放送(NBC):12月18日(土) 25:40~/ 熊本放送(RKK):12月22日(水) 25:50~/宮崎放送(MRT):12月18日(土) 26:10~/ 南日本放送(MBC):12月12日(日) 25:20~ ※放映日時は予定です。 以上 GTアソシエイション事務局 GTインサイドレポート班 古屋 知幸 = QYB04322 =