Formula Nippon

FN:JRP、2012年より電動アシストシステムの導入を発表!

日本レースプロモーション(JRP)は7日、2011年の開催概要と併せて、2012年よりバッテリーをエネルギー供給源とする新システムをフォーミュラニッポン車両に搭載することを発表した。
テスト車両は5月末にシェイクダウン、2011シーズン中に数回の実車テストを予定している。
詳細は下記の通り。

2012年 フォーミュラ・ニッポン車両搭載用「新システム」概要

 本システムは、バッテリーをエネルギーの供給源として、ギア・ボックスに装着されたモーターを駆動することにより、レース中の追い越し時やコーナー脱出時のパフォーマンスを引き出すとともに、レース中の燃料消費量の削減を目指しています。

当該システムは主要スペックと車体搭載パッケージングを統一化したうえで全車義務付けとする事を大きな特徴としており、「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」発で環境・エネルギー技術を導入した新しいレースとして世界をリードする事によって、クルマやレースが持つ本来の楽しさや、醍醐味、そして環境・エネルギー技術の共存にチャレンジすることで、ファンの皆様の共感を得るとともに、モータースポーツの更なる振興に貢献できればと考えています。

レース車輛はワンメイクであるものの、唯一システムを構成するバッテリー開発に関しては、自由競争とする事を前提に考えています。将来の量産車両開発において、環境・エネルギー技術を導入したHEV、EVの開発競争が激化する中、バッテリーの進化が大きな鍵となることは言うまでもなく、レースに供給し、性能の具体的評価を得ることが、バッテリーメーカーの開発をより促進することに繋がり、社会的貢献に大きく寄与できるのでないか、また、今までレース業界で希薄だったベンチャー企業・アジア新興企業へのビジネスチャンスが拡がる可能性も期待しています。

『システム諸元』
・名  称: System-E( 仮称)
・モーター: 永久磁石同期式モーター 出力MAX.40kW(統一スペック)
・インバータ: IGBT型インバータ
・バッテリー: リチウムイオン電池等 MAX.300(V) (外観サイズ、安全基準以外はフリー)

『スケジュール』
5月末シェイクダウンを皮切りに、2011年レース・シーズン中に数回の実車テストを実施の予定

Motor
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO 資料提供:日本レースプロモーション


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