Formula Nippon

FN:A.ユーン第3戦MINEリリース(5/25)

>>>アレックス、失望のMINEの週末

マレーシアのアレックス・ユーンは、先週末CP MINEサーキットで行われた
フォーミュラ・ニッポン第3戦で完走を果たすことができなかった。
最初のスタートは、本山とヴィエルチュークがエンジンストールを起こして中
断。彼らはそれぞれ10番、14番グリッドから最後尾へ回ることになった。

すぐ後の2回目のスタートでは、フォーメイションでアレックスがエンジンス
トール。押しがけで20番手からフォーメイションラップに加わった。アレック
スは当初のグリッドは12位だった。

2回目のスタートで、アレックスは非常に良い飛び出しを見せた。しかし、ア
レックスは2コーナーの内側から本山を抜こうとするというミスを犯した。

「いつもは落ち着いて後方を確認するんだけど、再スタートのウォームアップ
でマシンがストールして、少しいらだっていたんだ。せっかく予選で得たグ
リッドを後方に下げられてしまって失望もしていた。それで、僕は1周目に過
分な野望を抱いて、そしてしてはならないミスを犯してしまった。本山選手、
近藤選手、立川選手にはアクシデントの原因となってしまったことを謝らなけ
ればならない。僕は今回のことで学んだ。そして順位やポジションを考える前
に完走を目標にしようと思っている」と、ひどく落ち込んだアレックスは言っ
た。

チーム・マレーシアの監督である本間はこう語った。「レースの後、アレック
スととても長い話し合いをした。我々はアレックスに、君の才能には疑う余地
はないが、まずは、ぜがひでも完走することだと話した。忍耐強く、冷静さを
維持するようにして、第4戦富士では良い週末を送らなければならないとね」。

チーム・マレーシアとして日本レースプロモーションとパートナーである
MM0CA(マレーシアモータースポーツ振興協会?)のハニファ・ユーンは現状を分
析してこう語った。
「アレックスのフォーミュラ・ニッポンへの参戦は非常にタフな仕事だ。日本
のアレックスに対するサポートと同様に母国マレーシアの非常に大きな期待を
も背負っている。私はこれらの期待や良い結果を残そうとする気持ちが、彼に
多くの不必要なプレッシャーを与える結果となってしまっていると考えている。
だが、きっと彼は今の状況を打破して落ち着きを取り戻すと確信している」。

ハニファはまたこうも言った。「チームやJRPのサポートは完璧だ。またマ
レーシアとしても、アレックスへの更なるサポートと(日本との)親密な関係を
数年間は続けることが必要と思っている。アレックスへは、このハイレベルな
戦いの中で彼を証明し、様々なプレッシャーをはね除けてポテンシャルを発揮
するため、後3レースの猶予を与えることが必要と思っている。彼はこの週末
の経験で強くなることができたはずだ」

チームPIAAナカジマのルーキー松田は、独走していたチームメイトの元F1ドラ
イバー高木が45周目にエンジントラブルでリタイアした後、フォーミュラ・
ニッポンの初優勝を遂げた。松田のタイムは1時間20分07秒628だった。

2位はまたしても3度目となるドイツ人クルムが1時間20分15秒412で入り、3位
はチームルマンの野田英樹が1時間20分31秒129で入った。

第4戦は6月3~4日に富士スピードウェイで行われる。


アレックス・ユーンとチーム・マレーシアのスポンサーは、マレーシア青年ス
ポーツ省、マレーシア航空、タグ・ホイヤー、ブリルクリーム、パングローバ
ル保険、ハッピーサイズ、フルフレックス、そして日本レースプロモーション、
ルマン株式会社です。


情報提供:Team Malaysia
          Alex Yoong Racing for Malaysia

          ** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **



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