Formula Nippon

FN_Rd.9:予選レポート&コメント

            ’97プレイステーションフォーミュラ・ニッポン
                      第9戦富士スピードウェイ
            金石勝智(FUNAI  SUPER  AGURI)が初のPP

  10月18日(土)富士スピードウェイにおいて、’97プレイステーショ
ンフォーミュラ・ニッポン第9戦の公式予選と上位6台によるスペシャルステ
ージ(SS)が行われ、16チーム28台が出走、上位26台が決勝に進出し
た。

  午後1時00分から行われた公式予選では、赤旗が続出。とくに5度目の中
断は終了2分前だったため、タイムアタック中にあきらめざるを得ない速手も
多かった,そうした状況の中で、2位に約コンマ7秒の差をつけて唯一1分1
5秒台のトップタイムを記録したのは今シ‐ズンのチャンピオン、P.デ・ラ
・ロサ(SHIONOGINOVA)。ところが、赤旗提示中の追越しにより、
その周回以降のラップタイム削除のペナルティを受け、17位に後退。4番手
のタイムを出した光貞秀俊(CERUMO)も黄旗追越しのペナルティ(ベス
ト、セカンド、サードラップタイム削除)により16位となったため、N.フォ
ンタナ(LeMans)、金石勝智(FUNAl  SUPER  AGURI)、
高木虎之介(PIAA  NAKAJIMA)、脇阪寿一(ANABUKI童夢
無限)、黒澤琢弥(IMPUL)山本勝巳(NAVI  CONNNECTIO
N)の6人がSSに進出した。高木は今シーズン全戦SS進出を決めている。

  午後4時30分過ぎから行われたスペシャルステージでは、フォンタナが順
位を落とし、1位金石、2位高木、3位フォンタナ、4位脇阪、5位黒澤、6
位山本の決勝スターティンググリッドが決定した。金石は初のポールポジショ
ン。咋年の最終戦富士スピードウェイビでは、グリッド7位から優勝を挙げて
いる。決勝は、明日10月19日(日)午後2時23分にスタートする。

●トップ6記者会見
金石勝智「今日は朝のフリー走行からずっと調子がよかった。マシンはチーム
スタッフのおかげでとてもいい仕上がりです。SSでは結構暗くなっていたの
で後に走ったフォンタナも苦労したと思う。予選の最後に1周だけのタイムア
タックでも16秒台中頃まで行けたので、高木選手のタイムそ破る自信はあり
ました。」

N.フォンタナ「SSではかなり冷えていたので、タイヤが暖まらず大変だっ
た。それで燃料計かどこかに問題があるようだ。こんな問題は初めてなので、
よくチェックしなければ。それさえ解決できればマシンの状態もいいし、ペド
ロも上位にいないので、3番手からでもいいレースができると思う。」

脇坂寿一「4番手に残れて良かった。予選のタイムは、フォンタナのスリップ
ストリームを使ってのたった1度のべストタイムでした。SSでは少しマシン
に手を入れてもらいましたが、詳しいことはわかりません」

黒澤琢弥「今回は足回りのセッティングが決まってなかったので、SSに残れ
たのは本当にラッキー。最近5回ほどアンラッキーが続いているので、このラ
ッキーが続けばいいな。星野さんが見えているので、もっといいパフォーマン
スを見せたかったんだけれど……」

山本勝巳「SS走れてよかった。SSで少しクルマが良くなったので、明日朝
のフリー走行で、今の順位にいられれば、結構いいところに行けそう」


  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

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