#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)の3連勝、 チャンピオン獲得で幕を閉じたかに見えた2007年全日本選手権フォーミュラニッポン最終戦だが、午後5時58分発行の公式通知によると、 レース後の車検で32号車に、2007年JAF国内競技車両規則12章第2条2.13(スキッドブロックの規定)違反が発覚し、 小暮に対しては失格の裁定が下った模様だ。
これにより今回のレースの優勝は#19本山哲が繰り上がることとなり、シリーズタイトルも5位でフィニッシュした#2松田次生 (mobilecast Team IMPUL)が4位6ポイントを加算して2007年のドライバーズチャンピオンということになる。
該当チームは暫定結果から30分以内に抗議を出せることになっているが、裁定が覆る可能性は殆どないものと思われる。
最後まで白熱した戦いが繰り広げられた2007シーズンだが、非常に後味の悪い幕切れとなってしまった。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum