Formula Nippon

FN第9戦鈴鹿予選二回目 松田次生、4年ぶりのポール獲得!

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全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の公式予選二回目は、午前中に引き続いて穏やかな晴天のもとで行われ、#5松田次生(Team 5ZIGEN)が1分44秒822を叩き出し、2001年最終戦以来4年ぶりにポールポジションを獲得した。
予選総合2番手は#7片岡龍也、3番手は#8土屋武士とチームルマンの二人が揃って上位グリッドを獲得した。

午前中から続く穏やかな晴天の下、公式予選二回目が開始された。
気温は16℃、路面温度は21℃と、ほぼ午前中と同じようなコンディションだ。

セッション中盤まで様子をうかがうドライバーの多かった午前中とは違い、今度はセッションが開始されてすぐに全車がコースに飛び出してきた。
しかしここでは各ドライバーともユーズドタイヤを装着しての10分あまりの慎重な走行に終始し、ほぼ一斉にピットへ戻って足回りやウィングなどを調整し始めた。
どうやらいくつかのチームが路面とタイヤのマッチングに苦しみ、アンダーステア傾向に悩まされているようだ。

その影響からか、#1リチャード・ライアンと#11平中克幸が全く同じスプーンカーブの立ち上がりで大きくはらんでダートに飛び出してしまった。二人ともすぐコースには復帰したものの、ライアンはその後もキャンバー調整やスプリング交換を繰り返し、苦しい走りを続けて予選総合8番手に留まり、平中も12番手に終わってしまった。

そうした中、午前中を最小限の周回数に留め、タイヤを温存していた#31アンドレ・ロッテラーは真っ先に45秒台のタイムを出し、このセッションのトップに躍り出ると、3セット目のアタックで1分45秒095を記録して午前中の土屋のタイムをも大きく上回ってきた。

続いて午前中の予選を5番手で終えた#5松田がフロントのダンパー交換やリヤサスの調整など、試行錯誤の末にどうにか正解を見つけ出し、3セット目のタイヤのウォームアップも巧くまとめて1分45秒092を残り10分の時点で記録してトップに立つ。
松田はそのままピットに飛び込み、車高を調整した後に4セット目のアタックに取り掛かっていった。

ポール争いはここから更に激しさを増す。
まずは#23本山が午前中のタイムを大きく更新して1分45秒093を出し、松田の背後にぴったりつけると、そのすぐ後に#8土屋が1分45秒073を出してトップに立つ。さらには土屋のチームメイトの#7片岡が1分45秒058で土屋を上回ってきた。

しかし残り時間が1分を切ったところで、松田が再びトップを奪い返す。
タイムは唯一人44秒台に入る1分44秒822だ。

ここでチェッカーが出され、松田次生の4年ぶりのポールポジションが確定した。
これはチーム5ZIGENにとっても、2001年開幕戦以来のポールである。
このときのドライバーは、このレースを以ってフォーミュラを引退する服部尚貴だった。
その服部は最後のフォーミュラレースを6番手からスタートすることとなった。

第9戦の決勝は明日27日午後2時より、51周で行われる。



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