Formula Nippon

FN第8戦もてぎ予選2回目 本山会心のポール獲得!

051022_12 全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選2回目は、午前中と同じくウェットコンディションのもとで行われ、#23本山哲(インパル)が1分52秒124を記録してポールポジションを獲得し、タイトル獲得に大きく前進した。

 午前中から降っていた雨はF3の決勝が行われる頃には既に止んでいたものの、気温が低いためか、コースはなかなか乾いていかない。
 このため、予選2回目も全車ウェットタイヤを装着して走行せざるを得なかった。
 それでも、セッション終盤には徐々にコースコンディションも回復していき、殆どのクルマが午前中のタイムを更新することが出来た。
 そうした中、午前中はアンダーステアに悩まされ、6番手に終わった本山は、昼のインターバルの間にセッティングを見直しただけでなく、セッション中にもフロントサスペンションの調整を行って、見事このコンディションに合わせこむことに成功。セッションが進むにつれて徐々に順位を上げていき、遂にチェッカー間際の最後のアタックでトップタイムをたたき出し、王座の掛かった明日の結晶を最高の状態でスタートすることとなった。
 2番手には#32アンドレ・ロッテラー(中嶋企画)。予選セッション開始早々から好タイムを連発していたが、最後の最後になって本山の逆転を許した。
 午前中暫定ポールだった#19ブノワ・トレルイエ(インパル)はアタックのタイミングをうまくつかめず、タイヤの温度が上がりすぎたために、午前中のタイムは更新したものの、本山と#32アンドレ・ロッテラーの後塵を拝する結果となってしまった。

 4番手には、午前中から好調な#3山本左近(KONDO)。午前中はトラブルに見舞われてタイム計測すら出来なかった井出有治が、午後のセッションでは意地を見せて5番手に入って見せた。

 第8戦の決勝は明日午後2時15分より、62周で戦われる。

(TEXT:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)



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