Formula Nippon

FN第8戦もてぎ予選2回目 小暮が4戦連続ポール!

ツインリンクもてぎで開催されている、全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選は、午前中に1分33秒954を叩き出した#56小暮卓史(ARTA)が、今季5回目、第5戦オートポリスから4戦連続のポールポジションを獲得することとなった。

061021_fnppa 公式予選2回目はF3第17戦の決勝後、午後2時15分より開始された。
好タイムが期待された午後の予選だったが、路面温度の低下と強い向かい風のため、上位陣は中々タイムを更新することができない。
セッション前半のトップは#19ブノワ・トレルイエだが、タイムは1分35秒203と午前中には遠く及ばないレベルだ。
午前中トップの小暮は、まずはユーズドタイヤで1分35秒415を記録した後、そのままピットガレージへ。ブレーキのエア抜き作業に取り掛かる。

各ドライバーがニュータイヤを装着してアタックを開始したのは残り時間が20分を切った辺りからだった。
まずは#1本山哲が1分34秒989、続いて#20松田次生が1分35秒065を出すと、その直後にトレルイエが34秒936で再びトップに。

ブレーキの調整を終えた小暮は残り時間15分でコースへ。
しかし、小暮がアタックを開始した直後に#34横溝直輝がピットレーン入り口でストップ、最終区間で黄旗が提示されたためにタイム更新はできなかった。
やむを得ず小暮はピットへ戻り、横溝車の排除を待って2セット目を投入する。
残り時間は5分を切った。
しかし下がってきた路面温度にまさに足元を掬われる格好で小暮はピットアウト直後の1コーナーを曲がりきれずにコースオフ。

なんとかグラベルを走ってコースには復帰したが、残り時間が少ないことを考え、タイヤを温存するために小暮はここでのアタックを諦めてピットへ。

この直後、チームメイトの#55金石年弘が猛然とアタックを敢行、自信の午前中のタイムを大きく上回る1分34秒359を叩き出してこのセッションのトップに躍り出た。総合でも3番手に相当するタイムだ。金石は更にアタックを続けるが、2周目のアタックはセクター3が伸び悩んで34秒595に終わった。
この間に本山が34秒455を叩き出して総合4番手に上がってきた。

ここでチェッカーが出され、午後の予選は終了。
小暮が午前中に出したタイムは誰にも破られなかったため、小暮卓史は4戦連続、今季5度目のポールポジションを獲得することとなった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



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