Formula Nippon

FN:第7戦決勝第1レース オリベイラがポールトゥウインで初優勝。松田のチャンピオンも決定!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦第1レースは、ポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り、フォーミュラ・ニッポン初優勝を飾った。

 午前中、サーキットを覆っていた雲もところどころ切れるようになり、初秋の日差しが降り注ぐなか、グリッドへ向けてのフォーメーションラップが始まった。1コーナーから最終コーナーにかけての心地よいそよ風も吹き始め、路面温度は40度。20台のマシンがグリッドに整列、シグナルブラックアウトでレースがスタートした。

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 レースはポールシッターのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)がトップで1コーナーに入る。好スタートを切った予選3位の小暮卓史(ナカジマ)がオリベイラに並びかけるが攻略できず。逆に3位に落ちた予選2位の松田次生(インパルに)が小暮の背後に迫る。コカコーラーコーナー、ヘアピンで両マシン併走の接近戦の後、ついに最終セクションで松田が小暮の前に出て、2位に上がった。失速した小暮は後続のアンドレ・ロッテラー(トムス)にも抜かれ4位に落ちた。さらに5位にはロニー・クインタレッリ(セルモ/インギング)をパスした小暮のチームメイトロイック・デュバルが上がってきた。

 8周目、小暮をパスしたデュバルが4位に上がる。

 レース3分の1、10周を経過した時点での順位はトップ、オリベイラ、3秒ほど開いて2位松田、以下1秒前後の間隔で3位にロッテラー、4位デュバル、5位小暮、6位クインタレッリ。

 12周目の1コーナーでデュバルがアウトからロッテラーに並びかけ、コーナー出口で3位に上がった。

 18周目、3位のデュバルが1コーナーで2位の松田をパス。松田は3位に落ちた。

 19周目、小暮が1コーナーでインからロッテラーを抜き返し、4位に上がる。

 20周を終わっての順位は、トップ、オリベイラ、2秒7離して2位にデュバル。さらに2秒5ほどの差で3位松田。4位に小暮、5位ロッテラー、6位クインタレッリ、7位ブノワ・トレルイエ(インパル)。第2レースホールポジションとなる注目の8位には松浦孝亮(ダンディライアン)が着けている。

 25周目が終わったストレートで小暮が松田の背後に迫り、26周目の1コーナーでアウトから松田と併走、コカコーラーコーナー手前で松田をパスし3位に上がった。

 25周目辺りから、独走優勝かと思われたオリベイラの背後に徐々に2位デュバルが迫ってきた。27周目を終わってその差は1.2秒。28周終わりで1秒。29周を終わって0秒7。両車ファイナルラップに入る。しかし、届かず。オリベイラがポールトゥウインでフォーミュラ・ニッポン初優勝を飾った。

 2位はデュバル、3位に小暮、4位松田、5位ロッテラー、6位クインタレッリ、7位トレルイエ。8位には松浦が入り第2レースでのポールポジションを獲得した。

 松田は4位に入り選手権ポイントに5点を追加。この結果この時点で今シーズンのフォーミュラ・ニッポン、ドライバーズ部門のチャンピオンが決定した。

 決勝第2レースはこの後、14時45分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum



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