Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

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優勝 #31ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)
少し難しいレースでしたね。
スタートを失敗したのにはガッカリしました。ここで良い結果を出さないと、と思っていたのに、2位に落ちてしまい、 ブノワにも迫られてしまいました。
その後は良いペースで走れていたんですが、5、6周を過ぎた辺りからオーバーステアの症状が出てきてコントロールが難しくなりました。 小暮選手は凄く速くてどんどんギャップが広がっていくし、一時は「2位で9ポイントでもいいかな」とさえ思うようになったんです。
でもピットストップのときにタイヤの空気圧を調整したらクルマのバランスが良くなり、そのうちに小暮選手にトラブルが出て、 前に出ることが出来ました。
トップに立ってからは100%プッシュしつつ、無理はしないよう心がけて最後まで走りました。
ポイントリーダーになりましたけど、これからも気を抜かず、クルマをデベロップしながら戦っていきます。
2位 #32小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
スタートは緊張しましたが、ロイックはもっと緊張していたみたいでミスをしてくれたのでトップに立てました。
僕もオーバーがきつくてハンドルが切れない状態で走っていましたが、タイヤを交換した後はバランスが良くなりました。
このまま最後までいけるかなと思っていたら、突然4速に固定されてしまいました。そのときは「俺のレースもこれで終わりかな」 と思いましたが、ラインを変えたり色々やってみたら、神様が助けてくれたのか急に復活しました。それで、 ロイックとのギャップを縮められないかと思い切りプッシュして、ファステストも出したんですが、そしたらまた固定されてしまって、 でも残り周回が2周しかなかったのでなんとか逃げ切れました。
チームはいいクルマを用意してくれていました。今回のトラブルは、誰がどれだけ準備していても避けられないものだったのだと思います。
正直、1位が狙えるクルマだったので結果は悔しいですけど、次を頑張ります。
3位 #2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
スタートがすごく良くて、3位まで上がれて、それで終わり、みたいなレースでしたね。多くのドライバーがペナルティを受けていたので、 自分もとられるかと思いましたが。
最初のうちはタイヤをセーブして走っていましたが、その後でも前の2台は凄く速かったです。今聞いてたら、オーバーステアだったというけど、 じゃぁオーバーじゃなかったらどれだけ速いんだよ?!って思いますよね。
そんな状態だったので、前のクルマのことは考えず、自分がトップなんだと思ってポジションキープを心がけました。
ピットストップのときにリヤタイヤの空気圧を下げたら凄くバランスが良くなったので、後半は安定して走れました。 無線で小暮のトラブルのことを知らされ、「プッシュ!プッシュ!」と言われてハードにプッシュしましたけど、途中で直ったみたいですね。
ぼくらも新しいクルマのセッティングをなんとなく見つけたような手ごたえはあるんですが、今年は試すチャンスがなくて。 レースウィークはリスクを犯せないので、一つづつ試していこうと思います。
中嶋 悟(優勝チーム監督)
本当にやっと1-2フィニッシュが出来ました。
ずっと前からそれができそうな感触はあったんですけどね。
でも今回も小暮選手にトラブルが出たので完璧じゃなかったですね。ロイックは終わった後で「小暮に悪いな」と言っていたので、ああ、 いい奴だなと思いました。
小暮のトラブルが復旧してよかったです。素直に終わらないのが自動車レースだなと思いました。
(復旧するまでは)何を言ったか覚えてないくらいいろんなことを言いました。あれをしろ、これをしろ、ここをいじれ、ってね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI


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