Formula Nippon

FN第5戦鈴鹿 決勝上位3人のコメント

050703_FNtop3p

本山 哲(優勝)
スタートでホイールスピンをさせてしまって井出に前に出られてしまいましたが、無給油のつもりだったので、この状態を維持するよう、タイヤと燃料をセーブしながら走っていました。井出が思ったより速かったので、彼はピットに入るものだと思っていましたから。でもレース半ばにガソリンが足りないのが分かって、そこから思い切りプッシュしました。
ピットアウトして小暮の後ろに入ったときは、抜けないかもしれないと心配しましたが、SCが入る直前くらいから小暮はリヤが厳しそうだったので、リスタートで前に出ようとしたんですけど、SCランでタイヤが冷えすぎたのでできませんでしたが、ああいうことになって勝つことができました。今日は最後まで諦めないで取り組んだことが良かったのだと思います。

小暮 卓史(2位)
スタートは良かったんですけど、前が渋滞していて行き場がありませんでした。でも目の前を白いクルマが横切ったので必死でこれをかわして前に出たら3位になっていました。雨のセッティングは悪くなかったんですが、燃費が思ったほどよくなかったので、SCが入ってなければ最後まで持ちませんでした。
本山さんには抜かれるまで最大限抵抗しようと持ってたんですが、最後は僕らしいって言うか(笑)
レース中何度かスピンしたのは、レース中盤から点火カットが使えなくなってギヤチェンジがうまくいかなくなっていたからです。

リチャード・ライアン(3位)
クレージーなレースだったね。
鈴鹿ではいつもスタートで何かが起きるので、今回もクラッシュに巻き込まれないよう注意を払っていたんだけど、思ったとおりになったね。ここではミスをしないことが第一なので、そこに気をつけて走っていたんだ。ピットインするつもりは無かったんだけど、後半色々あって燃料が足りなくなったんだ。それでも3位につけていたので、SCの間は本山と小暮にプレッシャーをかけてチャンスを伺っていたんだけど追いつけなかったよ。
こんな大変なコンディションの中で見ていてくれたファンの前で3位を獲れてうれしいよ。

星野 一義(優勝チーム監督)
決勝前のミーティングでは、計算上ピットに入らないと無理だということになっていたので、取り敢えず満タンで行って、SCが入ったらノーピットに切り替えるつもりだったんだよ。
状況が刻々と変化する中で最初の計画通りには行かなくなったけど、スタッフはうまく対応したと思う。
井出はポイントを取れなかったが、いい走りをしていたので、「胸を張れ」と本人には伝えたよ。



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース