Formula Nippon

FN第3戦菅生1回目予選 リポート ロッテラーが暫定ポール!

 フォーミュラニッポン第3戦の行われるスポーツランド菅生は、朝から一時霧雨も降る肌寒い気候となった。F3第5戦予選の始まる午前10時には路面はハーフウエット、F3第6戦予選の終わる頃にはレコードラインは乾いてきたが、ラインを外れると濡れているところもある。午前11時、フォーミュラニッポン1回目の予選が始まった。

 予選序盤、まずは10台前後のマシンがコースイン。開始8分、各車様子見のなか、松田次生が馬の背コーナーでコースアウト、車両回収のため赤旗が提示され予選が中断。松田のマシンはリアウイングが飛び、右側前後の足回りも大きなダメージを負った模様。

 午前11時25分、残り37分で予選が再開された。予選終了15分前、ここまでのトップは、1'10.228で小暮卓史、2位に本山哲、3位にルーキー平中克幸、4位アンドレ・ロッテラー、5位ブノワ・トレルイエ、6位山本左近。

 予選残り10分、ディフェンディングチャンピオン、リチャード・ライアンがタイムアタック開始。1'10.203を叩き出し僅差で小暮を逆転、トップに立った。そして、いよいよ各車最後のアタックに入いろうとコースインを開始したまさにそのとき、ヤレック・ヤニスがスピン、コース上にマシンがかかったため、この回収のため再び赤旗が提示された。

 午後12時7分、残り6分で予選が再開。ここまでトップのライアンが1'10.154でさらにタイムを縮めた。直後、小暮が1'10.020でライアンを逆転すると、ロッテラーが1'09.836、トレルイエが1'09.921とあいついで9秒台に入り、トップを逆転。各車アタックラップ中で、さらにポール争いが白熱すると思われたそのとき、服部尚貴が1コーナーでコースアウト、三度赤旗が提示された。残り時間が少なかったため1回目の予選はここで終了となった。

 結局、1回目予選の暫定ポールは、1'09.836でアンドレ・ロッテラー、0.085の僅差で2位にブノワ・トレルイエ、3位にリチャード・ライアン、4位小暮卓史、5位本山哲、6位山本左近となった。

 ポールポジションを決める2回目の予選は午後3時25分より45分間にわたって行われる。

Text: Yoshinori Ohnishi (FMOTOR)



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