- 優勝 中嶋一貴(トムス)
- 「予選が13位で、決勝はドライを想定していました。朝のフリー走行はウェットになり、ペースもバランスも良かったんですが、決勝レースはドライでやりたかったです。今回は特殊なルールで、ドライでスタートしたらタイヤ交換も給油もしないといけなかったのですが、トヨタユーザーは無給油で行ける可能性もあったし、ぼくのポジションからはそれを狙っていました。1周目からピットに入り、雨が降らないでくれと思っていました。すべてが狙ったとおりにうまくいきました。大嶋選手に付いて走っていましたが、オーバーテイクは難しいと思っていました。ぼくのほうがタイヤにやさしいと思ってマネージメントをしていたら少しずつ近づいてきたので、思った以上に大嶋選手のタイヤが苦しかったみたいですね。優勝は2006年のユーロF3以来です。大嶋選手を抜いた時点で勝てると思いました。F1時代を含めて、すべてがうまくはまることはなかったのでうれしいです。レースは結果がすべてなので、フォーミュラ・ニッポンに来てよかったと思います。この3人の中では、ぼくが最年長なのでこれからもレースを盛り上げていきたいと思います」
- 決勝2位 大嶋和也(ルマン)
- 「朝のフリー走行は雨で、ウォームアップの8分間もウェットタイヤでしたが、乾けばスリックで大丈夫だと思いました。フォーメーションで路面が乾いているのが分かったので、1周目でピットインした作戦は成功して、流れはよかったですが、決勝のセッティングが決まってなくて、頑張って逃げたんですけど、悔しいです。次は頑張ります」
- 決勝3位 塚越広大(ダンディライアン)
- 「朝のフリー走行は雨でしたが、調子は良かったです。レインでのスタートで様子を見ようと思っていましたが、1コーナーで2台で抜かれて、バトルしながら守りました。タイヤを交換してからクルマの調子は良かったので、前を抜きながら3位になりました。結果には満足していませんが、常にこういうレースを続けられるように頑張りたいと思います」
- 優勝チーム監督 館信秀
- 「こんなにうまくいっていいのかなという1日でした。ひとえに中嶋くんが、すべてマネージした結果です。井口君は残念でしたが、中嶋くんをほめたいと思います」