Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:特別戦富士スプリントカップ決勝第2レース ロッテラーが連勝!2位山本は初表彰台

JAFグランプリ富士スプリントカップ、フォーミュラニッポンの第2レースが11月14日、富士スピードウェイで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・フィニッシュを達成。昨日に続いて2連勝を飾った。
2位はこれが初表彰台の#31山本尚貴(NAKAJIMA RACING)、3位はこちらも久々の表彰台となる#16井出有治(MOTUL TEAM 無限)だった。

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大会三日目を迎えた富士スピードウェイ上空は曇り。しかし今のところ雨は降ってきていない。
運動会を思わせるオープニングセレモニーと航空自衛隊のF2B、F4EJ改戦闘機のでもフライトの後、フォーミュラニッポンの決勝第2レースは午後0時45分にフォーメーションラップを開始した。

ホールショットを決めたのはポールポジションのロッテラー。2番手にはなんと8番手スタートの井出、3位には6番手スタートの山本が上がってきた。
一方セカンドグリッドの#20平手晃平は大きく出遅れ、8位まで順位を落とす。その後方ではいくつかの接触アクシデントがあり、この結果#19JPオリベイラはフロントウィングの片方を失った上にドライブスルーペナルティまで課せられる結果に。#3松田次生と#32小暮卓史の接触はレースアクシデントと判断され、ペナルティは下らなかった。

山本は2周目の第13コーナーで井出を抜いて2位に浮上、トップのロッテラーを追うが、ロッテラーは徐々に山本との差を広げていく。昨日と同じような展開だ。
この後上位3台は単独走行のまま周回を重ねて行くことになる。

スタートで大きく順位を落とした平手は9周目の1コーナーで松田にアウトから並びかけるが、松田も一歩も引かず、両者併走のままコカコーラコーナーへ。
一旦は押さえ込んだ松田だったが、ヘアピンの進入で再び平手に飛び込まれ、8位に後退すると、続くダンロップでは#37大嶋和也、第13コーナーでは小暮、10周目の1コーナーでは#29井口卓人らに立て続けに抜かれ、一気に11位まで後退してしまった。

12周目の1コーナーでは5位を走行していた#10塚越広大を#1ロイック・デュバルがパス、デュバルは4位を走行していたチームメイトの伊沢にも15周目の1コーナーで並びかけるが、伊沢も一歩も引かない。そのうち後方の塚越、平手らもダンディライアンの2台に追いついてきた。
平手は16周目のホームストレートでオーバーテイクシステムを使って塚越に並びかけ、1コーナーで前に出た。
そしてこの周で9位を走行していた小暮にドライブスルーペナルティの裁定が下った。
小暮は4周目の第13コーナーで#7ケイ・コッツォリーノと接触、リタイヤに追いやっていたのだ。
小暮は18周目にピットイン、13位に後退する。

こうした中、トップのロッテラーは2位山本との差を着実に広げながら周回を重ね、最後は6.989秒の大差をつけて22周を走り切り、昨日の第1レースに続いて2連勝を飾った。
2位のルーキー山本はこれが初の表彰台、3位の井出は2007年の第5戦鈴鹿以来、3年4ヶ月ぶりの表彰台となった。

これでフォーミュラニッポンは2010年の全日程を終了。2011シーズンは4月17日、鈴鹿サーキットで開幕する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum & Keiichiro TAKESHITA/address>


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