Formula Nippon

FN:第1戦鈴鹿決勝 勝ったのはロッテラー。中嶋一貴が粘りの走りで初表彰台!

全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝レースが5月15日、鈴鹿サーキットで行われた。勝ったのは#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)。予選6位ながら見事なスタートとピット戦略でレース中盤にトップに立ち、2位以下を16秒突き放して38周を走り抜けた。
2位は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、3位には予選14番手ながら早めのピットインで順位を稼いだ#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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決勝レースは午後1時45分スタート。
ポールシッターの#16山本尚貴が1コーナーでいきなりスピンアウトする波乱の中、ホールショットを奪ったのは2番手スタートの小暮、その後ろからは3列目から勢いよくイン側に飛び出してきたロッテラーが一気に2位までジャンプアップしてきた。
スピンした山本は最後尾でコースに復帰するが、他車との接触によりステアリングロッドを折損しており、修復のためにスロー走行でピットイン、5周遅れでレースに復帰した。

トップ2台は序盤テール・トゥ・ノーズの状態になったものの、トップの小暮はロッテラーに付け入る隙を与えない。結局2台はロッテラーがピットストップを行った21周目まで0.5秒~1秒の間隔を保ったまま、走行を続けることとなった。
ロッテラーは15秒1でピットアウト、対する小暮は22周終わりでピットに飛び込むが、右リヤタイヤの交換に手間取って18秒7で漸くピットアウトすることになり、ロッテラーの先行を許してしまった。
ロッテラーはその後も1分45秒台、46秒台のハイペースで小暮を突き放しにかかり、34周終わりで7秒、38周を走り終える頃には16秒の大差をつけてトップでチェッカーを受けた。
小暮も当初はロッテラーと同ペースで追い上げをはかり、5秒3差に詰め寄るが、終盤ペースが上がらなくなり、予選と同じ2位でレースを終えた。

その後方では、後方グリッドながら4周目にピットストップを行って前が開けた状態を作り出し、フレッシュタイヤでトップ集団と同ペースでの走行を重ねた中嶋一貴が終盤までペースを落とさない、父親譲りの粘りの走りで3位まで浮上、見事フォーミュラニッポンデビュー戦で表彰台をものにした。

ルーキー勢は#31中嶋大祐の11位が最高。一時国本雄資が2位まで浮上する場面もあったが、ピットストップで痛恨のストール、1分以上を費やし、結局13位に終わった。
#10小林崇志と#3アンドレア・カルダレッリは9周目のスプーンで絡んでコースアウト、そのままレースを終えている。

次回第2戦は6月5日決勝、九州のオートポリスで開催される。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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