2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦富士のフリー走行2回目は、#4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)が1分26秒399でトップ。2位にも#3横溝直輝がつけ、KONDO RACINGが1-2と決勝に向けての好調ぶりをうかがわせる結果となった。
決勝日のフリー走行は午前8時30分より、30分間で行われた。
昨日の予選でいきなり上位に食い込んできたルーキーたちの速さはここでも健在で、見事フロントローを射止めた#56伊沢拓也が3番手、
予選は14位に終わった#7石浦宏明が4番手タイムをマークした。
予選4番手の#20平手晃平は最終的には8位に終わったが、セッション序盤から常に上位タイムをマークし続けており、
仕上がりは悪くなさそうだ。
その一方、金曜の練習走行から苦戦の続いている#40松浦孝亮はここでも18番手に留まり、依然として苦しい戦いが続いている。
こうしたルーキーたちの快走に対し、ポールシッターの#1松田次生は最終的に6番手、 昨日Q2落ちに終わった#32小暮卓史も5番手タイムをマーク。順位では遅れをとったがタイム差は殆どない状況だ。
このセッションを1-2で締めくくったKONDOの二人は、まず横溝が開始10分すぎに1分26秒716でトップに立ち、
その後も26秒515までタイムを詰めてくると、その10分後にオリベイラが26秒399で一気にトップに上がってきた。
オリベイラは昨年の同レースで3位表彰台に上がりながらレース後の車検で車高違反が見つかって失格となっているだけに、
このレースにかける思いは強い。
ここでの結果が決勝レースにどう生かされるかにも注目だ。
第1戦決勝は午後2時30分スタート。今シーズン唯一となってしまった300km、65周の戦いだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum