Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:特別戦富士スプリントカップ 第1レース決勝はトムス1-2フィニッシュ!勝ったのはロッテラー

JAFグランプリ富士スプリントカップの第二日目が11月13日富士スピードウェイで行われ、フォーミュラニッポン第1レースは#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がスタートでトップに立ち、そのまま22周を走りきって優勝した。
2位にはチームメイトの#37大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)、3位には#10塚越広大(HFDP RACING)が入った。

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フォーミュラニッポンとスーパーGTの初めての同時開催、JAFグランプリ最初のレース、フォーミュラニッポンは12時45分にスタート、2番グリッドのロッテラーがここで一気にトップに躍り出る一方でポールシッターのケイ・コッツォリーノはほぼ水平まで寝かせたリヤウィングが祟ってか1コーナーのブレーキングで一気に順位を落とし、7位でオープニングラップを終えた。
2位には6番手スタートの#16井出有治が一気にジャンプアップしてきたが、2周目の1コーナーで大嶋が井出のインを突いて2位に浮上。これでロッテラー、大嶋とペトロナストムスが早くも1-2体制を築き上げた。
井出は3周目の1コーナーでも塚越にインを奪われて4位に。その後方でもコースのあちこちで激しいバトルが展開され、目まぐるしく順位が入れ替わった。

2周目のダンロップではブレーキングで姿勢を乱した#1ロイック・デュバルが#29井口卓人に追突、これに#8石浦宏明が巻き込まれる多重クラッシュが発生。石浦はレースに復帰したものの、デュバルはここでレースを終え、井口はレース半ばでピットに戻ることに。

4周目の1コーナーで#2伊沢拓也が#3松田次生を捉え、8位に浮上。その後方ではホームストレートで#18平中克幸に抜き去られた#31山本尚貴がすかさず平中のスリップに入って1コーナーで抜き返す。山本はオーバーテイクボタンを積極的に使って前方の松田との車間距離を詰めていき、8周目に前に出た。
その前方ではコッツォリーノと#20平手晃平が抜きつ抜かれつのバトルを展開していたが、見た目にもペースに劣るコッツォリーノが平手を押さえ込んでいる間に、伊沢と山本がじわじわと迫ってきた。

オーバーテイクボタンを使って必死で逃げるコッツォリーノだったが、平手は11周目のヘアピンで遂にこれを攻め落とし、前方の#32小暮卓史の追撃に懸かる。
抜かれたコッツォリーノはダンロップで伊沢にも抜かれ、山本の猛攻に晒されることに。
この時点でコッツォリーノはオーバーテイクシステムを使いきり、山本も僅か1発の状況。
13周目のプリウスコーナーでコッツォリーノのインを突いた山本。しかし最高速に勝るコッツォリーノはホームストレートで抜き返す。ここで最高速316km/hを記録した。昨日の予選最高速を2km/hも上回る数値だ。
ストレートで最後の一発を使って追い上げる山本は16周目のヘアピンでやっとコッツォリーノを攻め落とし、8位に浮上。

その前では5位の小暮に平手が襲い掛かり、18周目の1コーナーでアウトに並ぶ。併走状態のまま立ち上がる2台は軽くホイールを当てながらコカコーラコーナーへ向かう。ここで漸く平手が前に出た。

こうしたバトルを尻目にトムスの2台は悠々と周回を重ね、一度も順位を脅かされること泣く22周を走破。見事1-2フィニッシュを達成した。

フォーミュラニッポンの第2レースは明日も同時刻、午後0時45分より、22周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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