Formula Nippon

FN Rd.6:富士決勝ノート

 決勝前の富士スピードウェイは、薄い雲が多い空模様となっている。

 14時0分、スケジュール通りにフォーメーション・ラップが開始される。
予選5位の#20影山 正彦は、ピットガレージ内で作業が続けられていて、
グリッドに着く事が出来ない。

 14時4分、スタートが切られる。ポールの#9ペドロ・デ・ラ・ロサが先頭
で1コーナーに進入。#1フォンタナが絶妙のスタートを決めて2位。
 3位は#19黒澤 琢弥、4位#64高木 虎之介。
 #65山西 康司がAコーナー手前でグラベルにストップ。#56本山 哲は
ヘアピンにマシンを止めた。

 2周目、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナの差は1.25秒。

 3周目、#64高木が#19黒澤をストレートエンドでインを奪って3位。
#64高木は2位#1フォンタナにも迫る。

 6周目、4位#19黒澤が#64高木を抜きかえそうと窺う。

 7周目、3台の2位争いの間に、#9デ・ラ・ロサは1.5秒と差を広げる。
#11光貞 秀俊が#27影山 正美と1コーナーから並走状態。#11光貞が競り
勝ち6位。

 9周目、#20影山兄がピットイン。#28山本 勝巳がARーナー手前でスピン。

 10周目、3位争いの#19黒澤が、#64高木をストレートエンドでかわすが、
#64高木はインを突き抜きかえそうとする。ここで両者接触し、リアイア。

 11周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、3位#55
金石 勝智、4位#11光貞、5位27影山弟、6位#10飯田 章。
 2位と3位の差は、7秒近く離れている。

 15周目、#1フォンタナが1位#9デ・ラ・ロサとの差を、1周0.1秒づつ
詰めはじめる。6位#10飯田の背後に、#2エスティバン・トゥエロが1秒弱
に迫る。

 18周目、1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナとの差は3.1秒まで拡大。
6位争いの#10飯田と#2トゥエロの差は0.5~1.0秒で推移している。

 20周目、3位#55金石に接近していた#11光貞が1コーナーであっさりかわ
す。#55金石はペースを上げられないようだ。
 1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナは、じわじわと差が開いて4秒
以上となる。

 26周目、#36玉中 哲二がBコーナーでコースアウト。リタイア。

 30周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、
3位#11光貞、4位#55金石、5位#27影山弟、6位#10飯田、
7位#2トゥエロ、8位#8脇坂 寿一、9位#33鈴木 利男、
10位#18ラルフ・ファーマン。2位と3位の差は4秒。

 32周目、#18ファーマンが#33鈴木を抜くが、Bコーナーでスピン。#33鈴木
はタイヤのトラブルかピットイン。

 37周目、自己ベストを更新しながら#11光貞が、2位#1フォンタナに2秒差
までに迫る。#27影山弟は#55金石を抜いて4位。

 38周目、2位#1フォンタナと3位#11光貞の差は約1秒。

 40周目、1位#9デ・ラ・ロサは、2位に19秒もの差をつけて、完全な独走
状態。#11光貞が#1フォンタナをストレートエンドから1コーナーのアウト
からかわそうとするが、#1フォンタナは引かず。Aコーナー進入でも#11光
貞がアウトから攻めるが、ぎりぎりで引く。
 #55金石がBコーナーでコースアウト。スロー走行でピットに戻る。

 そしてチェッカー。大量リードを築いた#9デ・ラ・ロサが今期5勝目を挙
げた。2位は#1フォンタナが守りきり、3位は#11光貞。
 以下、4位#27影山弟、5位#10飯田、6位#2トゥエロ。
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 報告:進藤 泰昭(GEA00555)


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