Formula Challenge Japan

FJC:第1戦富士決勝 平川亮がポール・トゥ・ウィン (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第1戦の決勝が4月7日、富士スピードウェイで行われた。

 朝から肌寒い天候のもと、レースは14時45分より15周で行われた。スタート時の気温9.3℃、路面温度は11.2℃ととても4月上旬とは思えない寒さだ。

 ホールショットを奪ったのはポールシッターの#4平川亮。3番手スタートの#10松下信治が2番手、#8清原章太が3番手でホームストレートに戻ってきた。2番手スタートの#3篠谷大幹は出遅れて5位に後退。その後方では#1川端伸太朗と#17陣川雄大が1コーナーでコースアウト。陣川は戦列に戻ったが、川端はここでレースを終えることになってしまった。

 2番手の#10松下は1周目、2周目とトップの#4平川との間隔を1秒以内に保って周回を重ねたが、3周目にその時点でのファステストラップを記録した#8清原が次第に背後に迫ってきた。

 その後ろでは#12高星明誠と#3篠谷大幹が4番手争いを、#11坪井翔、#18柴田隆之介、#9道見真也らが10番手争いを、団子状態で展開した。

 この間に後続との差を広げたい#4平川だったが、あまりに低い路面温度にタイヤの内圧が合わず、なかなかペースを上げることができない。それでも5周をすぎる頃からは徐々にペースも上がり、次第に2位以下との間隔も広がり始める。最後にはこのレースのファステストラップとなる1'42.074を記録、2位#10松下に4.154秒もの差を付けてチェッカーを受け、自身通算2勝目をものにした。

 2位にはこれがFCJデビュー戦となる#10松下が入り、3位にはこれまた初の表彰台となるFCJ2年目の清原が入った。

 FCJ第2戦決勝は明日8日、朝9時40分より21周で行われる。

優勝:平川亮(東京中日スポーツ賞受賞)
 思ったよりも気温路面温度が低くて、ペースが上がらなくて焦りました。後半危ないかな?と思いましたが、後ろも苦戦していたようで、最後にファステストラップを出して勝つことができました。気温が下がったのが予想外でした。明日もポールポジションからスタートなので、良いスタートを決めてまた勝ちたいです。今日はタイヤの内圧の管理がうまくいかなかったので、明日も勝てるようにちゃんとやろうと思います。
2位:松下信治
 今年初めてFCJのレースをやるので、落ち着いて走ろうと思っていました。トップの平川選手についていこうとしましたが、速くて全然ついていけませんでした。明日はなんとかついていけるよう頑張ります。富士もこのクルマも今週末のテストが初めてで、最初はトップから1秒くらい離されていましたが、だんだん特性も分かってきました。
3位:清原章太
 去年一年間、一度も表彰台に上がれなかったので、今日はほっとしています。今週のテストでは最初の二日間は順調でしたが、昨日の専有走行からリズムを崩してしまいました。昨日からスポーツ走行で他のカテゴリーが走り始めたことで路面の状況が変わって、それにうまくあわせられませんでした。明日は表彰台の真ん中を目指して頑張ります。
Text & Photo: 日本レースプロモーション


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース