Formula Challenge Japan

FCJ:第2戦富士決勝 平峰一貴がぶっちぎりの初優勝! (JRP)

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第2戦決勝は4月24日10時15分より富士スピードウェイにて21周で行われた。

 第1戦が、23日から本日早朝に順延となったため、今回は1日で立て続けに2レースの決勝を行うハードスケジュールとなった。

 このため、第1戦でクラッシュした#16朱戴維はこの1時間あまりのインターバルでは修復が間に合わず、残念ながらスタートを断念した。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの#3近藤翼。5番手スタートの#17平峰一貴がここで一気にジャンプアップして2位につける。

 平峰はそのまま一気に近藤との差を詰めていき、3周目のダンロップコーナーでインに飛び込み、トップに立つと、その後も快調にペースを上げ、後続を突き放していった。

 序盤3番手を走行していたのは第1戦3位の#12高星明誠。4周目の1コーナーでは一旦#11石井一也の先行を許すが、石井は第1戦のアクシデントで傷めた左リヤサスに再びトラブルが発生してレースを終えることに。

 この間に#9勝田貴元、#4平川亮が立て続けに高星を抜いて3位、4位に上がってきた。

 序盤の勝田のペースは飛びぬけて速く、2位近藤との差は瞬く間に縮まっていく。

 そして遂に9周目、勝田は1コーナーで近藤のインに飛び込む。クロスラインをとって抜き返した近藤だったが、勝田はすかさずヘアピンで前に。平川も10周目の1コーナーで近藤を捉え、10周を終えた時点の順位は1位平峰、2位勝田、3位平川となった。

 しかし勝田は後半に入ってリヤタイヤがヒート気味となったため、14周目に平川の先行を許す。平川は終盤に入ってから1分43秒0台にペースを上げ、徐々に平峰との差を縮めていった。

 しかし平峰も18周目に1分43秒001、ファイナルラップではこの日のファステストとなる1分42秒998を叩き出し、2位以下に9.571秒の大差をつけて参戦2年目にして初の勝利をものにした。

 2位は平川、3位は勝田といずれも2戦連続で表彰台に上がることになった。

 なおルーキー最上位は#18清原章太の4位だった。

 次回の舞台は鈴鹿サーキット。5月14日第3戦決勝、15日に第4戦決勝が行われる。

優勝:平峰一貴(東京中日スポーツ賞受賞)
fcj_r2ph05.jpg  「今日開幕を迎えることができるかどうか心配していましたが、走ることができたことが一番嬉しいです。予選ではトラフィックに捕まってしまい、タイムを出せませんでした。決勝でも第1戦のスタートでストールしてしまい、本当に悔しい思いをしたので、第2戦は5番手スタートだろうがなんだろうが勝つしかない、と思っていました。今日レースができたこと、優勝できたことについて、ホンダの皆さんやメカニックの皆さん、そして自分の親に感謝します」
2位:平川亮
 「2戦続けて2位に入れてホッとしました。正直勝ちたい気持ちはあったのですが、スタートでポジション取りに失敗して順位を落としてしまいました。それでもペース自体は良かったので、2位になれました。次の鈴鹿ではスタートして1、2周で前に出られるようにしたいです」
3位:勝田貴元
 「今回開幕戦を開催できたのはFCJ事務局とスタッフの皆さんのお陰です。皆さんに感謝しています。今日は第1戦で優勝、第2戦で3位といずれも表彰台に立てて最高の一日になりました。僕も頑張りましたけど、皆さんの努力のお陰だと思います。このレースでは8番手スタートでしたが、序盤で3~4台抜いて順位を上げよう、というシミュレーションをして、その通りにできたんですが、後半はリヤタイヤをヒートさせてしまい、苦しくなりました。それで一旦譲る形で平川選手を前に出して、ついていこうと思ったんですが、できませんでした」

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Text & Photo: Japna Race Promotion


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