Formula Challenge Japan

FCJ:第1,2戦公式予選 第1戦は石井一也が、第2戦は近藤翼がポールポジション (JRP)

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパンの2011シーズンが富士スピードウェイで開幕。4月23日に第1戦、第2戦の公式予選が行われた。

 3月11日に発生した東日本大震災の影響はモータースポーツ界にも及び、各カテゴリーとも日程の大幅な変更や調整を余儀なくされている。FCJにおいても当初予定されていた5月のもてぎ大会が鈴鹿に振り替えられるなどしているが、開幕ラウンドに関しては当初予定通り富士チャンピオンレース第1戦の日程の中で開催されることとなった。

 迎えた公式予選日は朝からあいにくの雨。終始ウェットコンディションでの走行となった。

 第1戦の公式予選は11時40分より15分間で行われたが、FCJ3年目となる#11石井一也が走り始めから好タイムを連発、激しい水しぶきの上がる難しい条件ながらも最終的に1分57秒448までタイムを縮め、2011シーズンの開幕戦を初めてのポールポジションからスタートすることとなった。コンスタントにトップタイムを刻み続けた石井の後方では、ルーキーの#18清原章太と2年目の#4平川亮、#9勝田貴元らが目まぐるしく順位を入れ替える展開となった。開始早々に2番手につけたのは清原だったが、すぐに勝田、平川がそれを上回るタイムを記録してくる。清原も更なるタイムアップを狙ってアタックを続けるが、平川、勝田はその更に上を行き、2番手、3番手につけてきた。更に終盤になって#19松崎俊祐、#17平峰一貴らもタイムを上げ、それぞれ4位、5位に上がってきたほか、最後の最後に同じルーキーの#2山田真之亮が6番手タイムを記録、結局清原は予選7番手でデビュー戦を迎えることとなった。

 10分間のインターバルの後、第2戦の公式予選が開始された。

 雨はいよいよ強くなり、最終コーナーから1コーナーに向けて風も吹きはじめてきた。各車の跳ね上げる水しぶきの量も増え、到底タイムアップなど期待できないと思われたが、始まってみれば各ドライバーとも第1戦を上回る好タイムを記録、激しいポール争いが展開された。最初にトップに立ったのは第1戦ポールの石井。これを残り7分のところで平峰が上回る。しかしここではまだ1分58秒台の攻防だ。その1分後に#12高星明誠が1分57秒704と最初に57秒台を記録。ここから平峰、平川、石井と立て続けに57秒台にペースを上げるが、高星も1分57秒278までタイムを縮めて後続を突き放す。しかし予選終了間際に#3近藤翼が1分57秒260を記録していきなりトップに躍り出ると、チェッカー直前のラップでは1分56秒911とこの日唯一の56秒台を叩き出し、こちらもFCJ2年目で初のポールを獲得した。なお、ルーキー勢では清原の6位が最上位だった。

 FCJ第1戦決勝はこの後16時30分より15周で行われる。

Text & Photo: Japan Race Promotion


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